INDONESIA/ Traditional Rod Puppet
国内でも海外でもいろいろな案件で他社の人たちと非常に厳しい交渉を行うことが多々ありました。
厳しいという感覚は人によって異なることではありますが、プロジェクトティームの誰もが厳しいと感じる交渉はやはり厳しいものと言っても差支えはないと思料するところです。
このような厳しい交渉を何ヶ月かに亘って行っていますと、ある瞬間を境に「おぬし、なかなかやるのう!」とお互いに認め合う関係になることがあります。
そういう所謂信頼関係が構築されますと、交渉というのは比較的スムーズに進むことを経験的に知るようになりました。
ただし、中国は交渉相手が合意してもその上のレベルでひっくり返されることが多々あり、担当レベルへの権限移譲は進んでおらず、難渋することがほとんどでしたが・・・。
さて、インドネシアの案件では決着までに1年ほどかかりましたが、その間に交渉相手とはある程度の信頼関係が構築できました。
一般的に交渉を行うには事前に日程、場所、そしてアジェンダを決めなければなりせん。
特に相手のトップのスケジュールがタイトな場合には、窓口になる人たちとの調整がポイントの一つになってきます。
そこで、スケジューリングにおいて尽力してくれた人たちに折りをみて御礼のギフトを差し上げたことがありました。
そして、その返礼としていただいたのが、インドネシアの伝統芸能である「操り人形」の人形でした。
その人形に関する詳細は分かりませんが、インドネシアに伝わる伝統的なデザインかつ色鮮やかな衣装を纏った人形です。
この人形は良い想い出の一つとして元の箱に丁寧に戻した次第です。
また、いつの日か機会があれば操り人形劇を観てみたいものですし、この人形の名前も知りたいところです。
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