献血
献血手帳(1冊目)
私が献血を初めて行ったのは1979年10月22日で、26歳の時でした。
私はM社に入社して1年目のことで、この機会がなかったならば献血に参加しないで一生を終えていたかもしれません。
しかしながら、献血を一度経験しますと、それは大げさなことではなくて思っていたよりも簡単に終わるということを知り、また加えて世の中で血液を必要としている人の助けになるということを意識するようになりました。
私が献血をするきっかけになったのは、次の通りでした。
1979年10月の上旬でしたが、M社の千葉工場に勤務する人が心筋梗塞で手術を行うことになったのでした。
あの当時は輸血するのにあたって、適合する血液でかつその新鮮血が必要だったようです。
さらに、その人の血液型が数十人に一人という珍しいものでした。
そこで、M社では千葉にある工場および研究所の有志の人達数百人が検査を受けた結果、50人ほどの献血適合者が見つかったのでした。
そして、実際に献血することになったのは若い方から十数人で、新入社員であった私もその中の一人に入っていました。
その後、手術は上手く終わり、患者さんは元気に復職されたのでした。
私は千葉の研究所に勤務していた時は最初は年に2回ほどでしたが献血をしていましたが、仕事が忙しくなるにつれて遠ざかってしまいました。
因みに、求められた血液は「A・Rh(+)・Le(a-b-)」型で、私の血液もこの型でした。
[Le:Lewis式血液型、成人人口の10%程度]
なお、ネットで調べますと『Le(a-b-)型の人のみ癌の診断に使われる消化器系腫瘍マーカーのCA19-9を作る遺伝子が欠落するので、癌があってもマーカーが検出されないという特徴を持つ血液型』であるとの記述がありました。
何となくではありますが、要注意のようです。 献血手帳(2冊目)
さて、アメリカ勤務を終えて帰国してから数年経ったタイミングで献血を再開しましたが回数は増えず、2016年からは血液凝固防止薬を服用し始めたことから献血ができなくなりました。
できないとなると、そんなに貢献していないのに些か残念な気分です。
献血カード
最後の献血(@汐留、20140910)
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