露光計
机の引出を片づけています。
その机の引出しには「OPUS ONE」のボトルがありましたが、その隣に「露光計」が置いてありました。
記憶を慎重に手繰りますと、この「露光計」は今から52年くらい前に今は亡き叔父から譲り受けたものと記憶しています。
当時私はまだ中学生で、写真は「オリンパス ペン」というハーフサイズのカメラで写真を撮っている程度でしたが、中学生にしては随分と写真を撮っているいる部類に入っていたと思います。
ある日、それがいつであったかは思いだせないのですが景色から正月であったように思います、母方の祖父母の家に行った時、家族連れで帰省していた叔父が「露光計」をくれたのでした。
「露光計」は高価なものですし、母は使いこなせないのに勿体ないと言っていたのは記憶するところです。
因みに、叔父は当時は写真から8ミリカメラで動画を撮ることに興味が移っていたように思います。
ということで、叔父はこの「露光計」を私にくれたのでしょう。
しかしながら、この「露光計」は私には難しいものであると同時に「オリンパス ペン」というオートマティックカメラを使っていましたので、露光計は必要ではありませんでした。
とはいいましても、私にとっては初めて手にした精密機械であり、これを所有していることが嬉しくて時間があるとこの「露光計」で光を測っていました。
その後、高校2年生の時に父の援助でCanonの一眼レフカメラである「CANON FT」を買ってもらいました。
これが私にとって初めての一眼レフでした。
この「CANON FT」には露光計が内蔵されていまして、実際の撮影において叔父の「露光計」を使うことはないままで現在に至っています。
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