惣菜パン/ セブン-イレブン (厚切りハムカツパン、 焼きそばパン)
セブン-イレブンの厚切りハムカツパン、焼きそばパン
久しく口にしておりませんと無性に食べたくなるものが幾つかあります。
その一つに惣菜パンがありまして、ちょうど一週間前のことでしたが近所のセブン-イレブンで「厚切りハムカツパン」と「焼きそばパン」を贖いました。
そして、いそいそと持ち帰り、昼食時に食した次第でした。 厚切りハムカツパン
先ず「厚切りハムカツパン」からいただきました。
その名に「厚切り」と付いているようにハムだけで1cm程あり、端から一口齧りますとパンのしっとりした食感に続いてハムの存在を知らしむべく弾力のある歯応えが伝わってきました。
咀嚼を繰り返しますと衣に沁み込んだソースのスパイス味とからしマヨネーズからの収斂味が広がりました。
そこに決して高級ではないもののハムカツのハムとしては典型的な香りと味をもったハムのジャンキーな味と香りがパンの淡い甘味に載って口腔内から鼻腔奥に向かって広がったのでした。 焼きそばパン
「焼きそばパン」は、真っ先に焼そばに絡んだソースの香りが鼻腔をくすぐりました。
やはり、焼そばパンにはこの最初の香りが旨味の決め手の一つになりますが、この「焼きそばパン」は申し分ない香りを放っていたのでした。
先ずは、紅生姜の無い方から齧りつきました。
中の焼きそばはパンに比較して歯応えの弱い状態でしたので、パンに押されるように口の中に入ってきました。
咀嚼を繰り返しますと、パンとソース焼きそばが容易に混然一体となり、口腔内はウースターシャーソースのスパイス、焼そばの茹でられたデンプン系の旨味、そしてパンのデンプン発酵系の甘味を帯びた旨味がそれぞれに広がり、次第に一つの味に収束していったのでした。
この「焼きそばパン」は「厚切りハムカツパン」以上にジャンキーな味わいでした。
ただ一点ですが、この「焼きそばパン」は調理後時間が経っていた(といっても賞味期限内です)せいか、パンの下の部分の一部がフヤケタようになっていて、これが食感的にベチャリとしていて残念なことでした。
なお、総合的に俯瞰しますと、セブン-イレブンの「厚切りハムカツパン」と「焼きそばパン」は、銀座の「チョウシ屋」や小金井の緑町にある「クラウン」の逸品に比較してクオリティに大きな差異はあるものの、むしろそのジャンキーな味わいにこそ得も言えぬ美味しさが感じられたというものでした。
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