府中/ 武蔵野うどん (丼・うどんランチセット:つけうどん、かつ丼)
武蔵野うどん
先日はふと思い立って大國魂神社に参詣いたしました。
私の家からは大國魂神社がある府中にはバスで行くのが最も一般的な手段でして、府中の駅でバスを降りると丁度昼食時というタイミングでした。(というか、府中で昼食を摂るタイミングでバスに乗ったというのが本当のところです。)
昼食を摂るべく向かった先は店名が「武蔵野うどん」というまさに「武蔵野うどん」そのものを店名にした「武蔵野うどん」の専門店でした。
私がこの店を知ったのは家を出る直前に昼食を摂る店をネットを調べていたら、府中の地図にその店名が現れたことがきっかけでした。
そして家を出る前からここを訪ねようと心に決めたのでした。 サラダ
さて、府中駅でバスを降りて真っ直ぐに「武蔵野うどん」に向かったはずでしたが些か道に迷いましたた。
また、グーグルマップでは店の位置を把握できていたのでしたが要領を得ず、結局右往左往したあげくに店の前に至った時はおそ松君に出てくるチビ太のようにポッと安堵のため息を小さくついたのでした。
店内に歩を進めると、おばちゃんに示された3人横並びのテーブルの一番奥側の席に着きました。
そして、武蔵野うどんランチメニューの中から「丼・うどんランチセット」の「つけうどん」と「かつ丼」の組合せをお願いしたのでした。
注文を終えて直ぐのタイミングでメニューには載っていなかった「サラダ」が供されました。
この「サラダ」はセットに含まれるようで、持ってきてくれたおばちゃんの様子にも不自然な感じはありませんでしたし、周りを見ると先客の皆さんは当たり前の様に「サラダ」を食べておられたのでした。
この「サラダ」を半分ほどいただいたところで「つけうどん」と「かつ丼」が供されました。 丼・うどんランチセット:つけうどん、かつ丼
先ずは「武蔵野うどん」を一本そのままでいただきました。
プリリ感が残ってはいるものの柔和な食感が好い加減の外層部と、腰の強さが際立った内層部が絶妙にバランスのとれた歯応えを紡ぎだしているのが如実に感じられました。
これぞ武蔵野うどんの食感というものです。 武蔵野うどん
これは、小麦粉を捏ねる過程から熟成を経て麺状に切られるまでの行程が優れていることと、茹で揚げる湯の温度や茹で時間の塩梅を厨房のおばちゃんが細心の注意をもって臨まれた結果の賜物であろうと思料するところです。 つけ汁
また、つけ汁は醤油ベースの鰹出汁のおつゆに小松菜が入れられているだけのもので、これぞまさしく古の武蔵野の村落で食された武蔵野うどんのつけ汁を彷彿とさせるものでした。 かつ丼
一方、丼物に関しては「白海老のかき揚げ天丼」がこの日のお薦めでしたが、「カツ丼」に少なからず興味を持つ我が身としては敢えて「カツ丼」を注文した次第でした。
当店の「カツ丼」は肉厚の豚カツがうどんのおつゆで煮た玉子で綴じられているようで、カツの旨味、玉子の甘味がうどんつゆで引き立てられたものでした。
なお、先に「武蔵野うどん」を食べ尽くしてから「カツ丼」に移行しましたが、味の濃淡さからみてこの手順で正解でした。
最近のコメント