大阪(新世界)/ 千成屋珈琲 (ミックスジュース) [ミックスジュース発祥の店]
千成屋珈琲 (ミックスジュース発祥の店と大看板が掲げられている)
5月のとある日、HO氏と新世界の居酒屋で飲んだ後、向かったのは『ミックスジュース発祥の店』とエントランスに掲げられた「千成屋珈琲」であった。
前回4月にHO氏と新世界を訪れた際に「千成屋珈琲」の前を通りがかり『ミックスジュース発祥の店』という大看板を目にしたのであったが、その時はホンマかいな?と思っただけであった。
その後、気になってネット情報を調べてみるとその『ミックスジュース発祥の店』というのは真実のようで、再び新世界を訪れる機会があれば是非立寄りたいと思っていた。
そして、この日ついにその機会を得たのであった。 メニュ
入店してエントランス左側のエリアにあるテーブルに着き、先ずはメニュに目を通した。
するとメニュには『THE BIRTH PLACE OF MIXED JUICE』と海外の人達にも分かるように記されていた。
ミックスジュースにはレギュラサイズと大きなサイズがあり、更にいちご、メロン、バナナ、あるいはマンゴーを主役にしたミックスジュースも用意されたいることが分かった。
なお、メニュの写真を見ると、バナナ、オレンジ、リンゴが写っていて、ミックスジュースにはこれらが使われているようであった。 店とミックスジュースの由来
ミックスジュースのラインアップ
コースター
メニュに目を通した後、店の若いお兄さんにミックスジュースをお願いすると、当店の「紋章」および「千成屋珈琲 創業昭和23年」の文字が書かれたコースターがテーブルに置かれた。
大阪で千成というと太閣秀吉さんの千成瓢箪であるが、その千成瓢箪が真上の位置に記されていた。
また、下方を見るとなんとはなくであるが猫の顔に見えないこともなく、何か当店にいわれのあることかもと思ったが、敢えて確かめることはしなかった。 ミックスジュース
待つこと暫し、「ミックスジュース」が運ばれてきた。
先ず驚いたのはその量の多さである。
台座も含めてグラスの高さは20cm弱もあったように記憶しているし、実際に飲んでみても胃袋にズシリと感じられるほどの多さであった。
都内のホテルでミックスジュースを注文したことのある人なら分かっていただけるであろうけれども、その量の2倍は有りそうなものであった。
せこい話になるが、当店のミックスジュースは500円であるからそのCPは4~5倍というものであろう。 ミックスジュース
更に続ける。
当店の「ミックスジュース」は実に濃厚で、太めのストローであっても吸い上げるのに結構な吸引力を要するものであった。
また、その味は特定のフルーツの個性というものは感じられず、即ち使われたフルーツが渾然一体化したことによる単一の味わいとなって口腔内に広がるのであった。
これは香についてもしかりで、単一の香として感じられるのであった。
これは思うに、フルーツ個々の味わい成分や香成分がそれぞれにクラスターを形成したままジュースになっているのではなくて、それらのクラスターが分解されるまで撹拌に次ぐ撹拌が行われて均一になっ結果であろうと思料するものである。
これはまさに究極のミックスジュースなのであった。
なお、その味に関しては、浅学にして例えて表現するものが思い当たらず、美味であるということでご容赦願う次第である。 シャンデリア
エントランスエリア
ショウウィンドウ(専門の珈琲に加えてクリームソーダ、アイスクリーム、軽食もある)
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