新宿/ 茶語 Cha Yu Tea Salon (台湾烏龍茶: 迎香烏龍茶)
茶語 Cha Yu Tea Salon
先日、新宿のクリニックに行きました。
前回の6月に行って以来、2ヶ月ぶりの遠出でしたし、1月末に出来したコロナ騒動以降では3回目の遠出となりました。
以前であれば都心に出掛けるのは楽しい事でしたが、もう半年も出歩くことがなくなりますと存外に疲れたのでした。
さて、クリニックを終わってから高島屋新宿店に行きました。
高島屋新宿店で所要を済ませた後、6階にある「茶語 Cha Yu Tea Salon」に立ち寄りました。 ソシアルディスタンスが余裕を持って守られていた
「茶語 Cha Yu Tea Salon」では、エントランスを過ぎると大きな窓から太陽の光を一杯入れた部屋が広がり、白いテーブルクロスが敷かれた窓を背にするテーブルの一つに案内されました。
着席して室内を眺めますと、平時には余裕をもった間隔で並べられていたテーブルでしたが、今では一つ置きに使うことを禁じられており、実にコロナ対策が徹底した設えとなっていました。
こういう配慮の行き届いたお店には安心して通えるというものです。 茶器セットで供された迎香烏龍茶
席に着いて先ずはメニュに目を通しました。
そして、数多あるお茶の中から台湾烏龍茶の一つである「迎香烏龍茶」をいただくことにしました。
メニュでは、この「迎香烏龍茶」には『2004年に誕生した品種で、まだ生産の少ない珍しい烏龍茶です。透明感のある爽やかな味わい。すっきりしながらも、飲んだ後から口の中に甘い香りを迎えるような特徴があり、長い余韻を楽しめます。』という説明が記されていました。
待つこと暫し、「迎香烏龍茶」が供されました。 お茶を味わう手順
注文した「迎香烏龍茶」は茶器セットという設えできょうされました。
この茶器セットというのは、茶壺(いわゆる急須ですな)、濾網(茶漉し)、茶海、聞香杯、茶杯、というお茶を愛でる道具が用意されたもので、これらに御茶菓子が配されたものです。
また、テーブルの上には「お茶を味わう手順」が書かれたインストラクションが置かれていて、私のような素人でも迷うことなくお茶を味わえるようになっていました。暫く訪ねない間に工夫がなされているようで、佳店というものはこのように日々進歩を遂げていくようです。
さて、インストラクションに書かれた手順に従って「迎香烏龍茶」をいただきました。
先ず、その香ですが、実に繊細な芳香が鼻腔を潤しますが、家で淹れる烏龍茶に比べて焙煎香は抑制されていると同時に茶葉の摘みたてのような淡いながらも爽やかな香が広がりが広がったように感じられました。
この印象的な香は、飲み込んだ際に広がる含み香では感じられず、聞香杯から直接的に吸い込んで初めて感じられるというこれまでにあまり経験したことのないものでした。
また、味わいに関しては良くは分かりませんでしたが、アッサリしているというか軽快な感じで、烏龍茶でありながら烏龍茶の個性的な渋味は殆ど現れない爽やかな味わいでした。 迎香烏龍茶(茶葉には葉緑素の瑞々しさ)
ドライフルーツと紅茶クッキー(アールグレイ的な味と香がした)
午後2時を過ぎた新宿の街は暑さとコロナのせいで閑散としていた(@新宿駅南口付近)
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