三鷹/ 安楽 (五目チャーハン)
安楽
「大黒屋」で五目チャーハンをいただいた二日後に「安楽」を訪ねた。
同じ処に2軒並んで共存している店の一軒に入ったならば、もう一軒の店も訪ねるというのが嘗て自然科学を学んだことのある者としての責務というものである。
この日は、サラリーマン諸氏の殺到が終わった頃合いを見計らって入店した。
店内に歩を進めるとにこやかな表情の女将さんが奥のテーブルに案内してくださり、次いで1杯の水を置きながら「お決まりになりましたらお声をかけてください。」と告げられたのであった。
なお、当店は大将と女将さん、更に大大将と大女将さんが切り盛りされている典型的な町の中華料理店であった。
お互いがカバーしあう姿を目にし、良心的かつ心温まる料理が供される店であることを確信した次第であった。
メニュを見るまでもなく「五目チャーハンをいただくらむ!」と心に決めていたが、念のためメニュを確認するとちゃんと案ずるまでもなく「五目チャーハン」が記載されていた。
そして、慌てず騒がず女将さんに「五目チャーハン」を告げたのであった。 五目チャーハン
待つこと暫し、女将さんによって「五目チャーハン」が運ばれてきた。 チャーシュー、グリーンピース、蟹の解し身、玉子
一瞥するや「あなうれし!」と心が躍った。
なんと、グリーンピースが入っているのであった。
また、具材にはパッと見ただけでもチャーシュー、蟹の解し身、玉子が使われていた。
やおら蓮華で「五目チャーハン」を掬いあげ、口に運んだ。
咀嚼を始めるとほぼ同時に、思わず知らず我が頬には嬉しさの笑みが浮かんだ。
隣接する大黒屋の五目チャーハンと同様に美味な五目チャーハンであった。
スープも良い味わいで、五目チャーハンとスープを交互に口に運び、あっという間に食べきったのであった。 味わいのある伝票
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