横浜/ Au jardin de Perry (紅茶、チキンバルケット)
Au jardin de Perry
「Au jardin de Perry」は横浜開港資料館にある喫茶室である。
横浜開港資料館は元英国総領事館であった建物(1931~1972年)を利用して1981年に開館されたものとのことである。(出典:エントランスゲートのプレート)
先日、HO氏と横浜港に「護衛艦 いづも」を見に行ったが、その際に待ち合わせの刻限よりも30分ほど早く着いたことから、横浜開港資料館に立ち寄ったのであった。
すると、館内の案内標示を見ると喫茶室があるというので、早速立ち寄ることにしたのであった。
というのは、この日は運悪くJR中央線でもまた東急東横線でも座ることができず、「護衛艦 いづも」の前に足を休めておきたかったからであった。
横浜開港資料館の建物を通り抜けると、そこにはパラソルのあるテーブルがあり、その向こう側の建物が喫茶室であった。 エントランスのキャシアで注文と支払いをする
喫茶室のエントランスを入るとチェックインデスクがあって、そこにパンを並べられた木のトレイが置いてあった。 BREMENのパン
店内奥に居られた女性に尋ねると、チェックインデスクで注文と支払いを済ませてから店内の席に着き、注文の品が運ばれるのを待つというシステムであった。
私はトレイに並べられたパンに甚く興味が惹かれ、「チキンバルケット」という名のパンをいただくことにし、併せて紅茶を注文した。
チェックインデスクの横には小さな黒板があり、そこには手書きの文字で「BREMENのパン」と書かれていた。
横浜の情報には疎いことから知らなかったが、ここのパンは有名らしいのであった。 店内(部分)
注文を済ませて大通りに面した窓を背にしてテーブルの一つに着いた。
店内には先客は居られず、静寂に包まれた室内に大きな窓から入る光がゆるりとしていて穏やかな気分に満たされたのであった。 紅茶とチキンバルケット
待つこと暫し、ガラスのポットに入れられた「紅茶」と「チキンバルケット」運ばれてきた。
「紅茶」は少し待って飲むようにとのことであったので、感覚的ではあったがもう良いかなと思ったところでガラスのカップに注ぎ入れた。
浅学にして紅茶の銘柄に通暁するところではないが、いただいた紅茶は色も香も味も良いものであった。
「チキンバルケット」はオーブンで暖めなおしてくださったようで、最初に口に運んだ時のホワリとした温かさが優しいものであった。
パンはクロワッサンと同様のデニッシュ生地でできていたようで表面のサクリ感は良い感じの歯触りであり、咀嚼した時の舌に伝わる脆性感の広がりも心地よかった。
また、カットされたデニッシュの中には、ラタトゥイユにコショウを効かせたような、はたまた濃いデミグラスソースにトマトを入れたような、そのような感じのソースに小さくカットされたチキンが入っていて、デニッシュと好い相性であった。
なお、このソースはトーストやバターライスと合うようであるが、それを求めるのは無理というものであろう・・・。
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