日本橋/ 日本橋 玉ゐ 本店 (あ巻き、めそ箱めし 合いのせ、熱燗)
日本橋 玉ゐ 本店
先日、久しぶりにYA氏と会った。
この日は銀座ではなく日本橋の老舗穴子料理屋である「日本橋 玉ゐ」の本店を訪ねた。
「日本橋 玉ゐ」は日本橋室町や銀座にも店を出しておられるが、訪ねるならばやはり本店が良いというものである。
店の前に至ると昼食時でもあり、店内は既に満席であると同時に入口の横には二人組の先客が入店待ちという状況であった。
我々も「いざ待たむ。」と先客の後ろに立っていると、店の中からお姉さんが現れてお品書を手渡してくれた。
そのお品書を見ていると通常の「箱めし」の横に「めそ箱めし」という柔らかい仕上がりになる「めそっこ」の箱めしがあり、更には「煮上げ」と「焼き上げ」の二種類を楽しめる「合のせ」もできるということであった。
そこでYA氏と相談し、「めそ箱めし」を「合のせ」でいただくことにした。
なお、YA氏は最後に「出汁茶漬け」にされる事を所望され、一方私はご飯を大盛でいただくことをお願いした次第であった。
また、いつものように熱燗を軽く一杯飲りましょうということで、熱燗の肴に「あ巻き」をいただくことしたのであった。 熱燗
暫らく待っていると数組の先客が出て行かれ、その後店内に招き入れられた。
席に着いて早速熱燗を注文し、直ぐに供された熱燗を小ぶりの盃からクピリ・クピクピと飲んでいると「あ巻き」が供された。 あ巻き
「あ巻き」はその名の通り穴子の玉子焼きであって、穴子のタレがくどくならない程度にかけられていた。
先ずは取り皿に取って箸で一口大にした「あ巻き」を熱燗で清澄になった口腔内にそっと差し入れた。
玉子焼自体は関東系のもので、そこはかとない玉子自体の甘味が感じられた。
この玉子焼に巻かれたコク味のある煮穴子(と思う)がサッパリとした玉子焼と好相性となっていて、ここに穴子のタレがアクセントとなっていたことから、熱燗の肴として申し分のない味わいであった。 めそ箱めし 合いのせ、穴子の出汁茶漬け
暫らく「あ巻き」と熱燗を楽しんでいると、注文の「めそ箱めし 合いのせ」が運んでこられた。
最初にYA氏の「穴子の出汁茶漬け」ヴァージョンが到着し、間違って私の前に置かれたのを良いことにササっと写真を撮らせていただいた。 柚子皮、出汁茶漬け用の胡麻、山葵、刻みネギ
「めそ箱めし 合いのせ」は、先述の通り「めそっこ」の「煮上げ」と「焼き上げ」の二種類がご飯の上に載せられていて、「煮上げ」はフワリと柔らかい口当たりであり、「焼き上げ」は炭火で焼かれた香ばしさが佳いという、それぞれに特徴のある味わいであった。
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