大阪(天王寺)/ えび天丼専門店 えび頼み (えび天丼)
えび天丼専門店 えび頼み
先月のことである。
天王寺駅前商店街の串カツ屋で若干残念な思いをしたことからその店を早めに切り上げて、阿倍野の地下街を歩いて駅に向かっていた。
すると、明るい阿倍野の地下街でもとりわけ明るい店があり、思わず知らずの内に目を向けていた。
その店の名は「えび頼み」といい、「えび天丼専門店」ということであった。
先ほどの串カツ店では十分に胃の腑が満たされた訳ではなかったので、「えび天丼」という言葉と店の明るさに引き寄せられるように店内に歩を進めていたのであった。 店内(部分)
店内にはテーブルが二つあったがメインはカウンター席であって、その一つに座った。
座ると同時にお姉さんが水を持ってきてくれた。 メニュー
メニューを見るとえび天丼のみならず各種天丼が用意されているのであったが、店がえび天丼の専門店であるので、えび天丼をいただくことにしたのであった。
が、なんとその価格は390円+税という驚きの低価格なのであった。 創業者の心意気
注文を終えて「えび天丼」用のえびが揚げられ始めた。
出来上がるまでの間、店内を見回していると、壁に創業者の心意気が書かれていた。 えび天丼(丼つゆをかける前)
さて、注文してから5分もしない内に「えび天丼」が供された。
「えび天丼」はその価格に反して結構大きめの器で供され、そこには決して小さくはないえびの天ぷらが三つ載せられていたのであった。
また、丼つゆはお好みの量を調整できるよう別の器に入れて供されていた。 えび天丼(丼つゆをかけた後)
先ずは何はともあれ丼つゆを回し掛けた。
丼つゆはさらりとした感じのものであったが、味は程良く甘味と塩味が整えられたものであり、私は少し多めに回し掛けていただいた。
えびの天ぷらは衣がさくりと揚げられていたが、丼つゆをかけたことによって程良くしなやかになり、えびの弾力ある食感と相まって口当たりは良い感じであった。
えびに関しては高級店のものと比較するというのは野暮なことであるが、かといって飲んだ後の〆の一杯としては十分に満足のいくものであった。
おまけにこの価格である。
満足度120%の「えび天丼」であった。 大阪市優良店舗コンクールの賞状
海老の天ぷらを模した仕切り板
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