堺/ 串楽 (串カツ、熱燗)
串楽
先週の土曜日は堺の生家に行った。
いつもは生家でゆっくりと夕食を摂るというのが常のことであるが、母が入院中であることから夕食は外で済ませることとした。
駅を出て月見橋の方に向かうと数件の飲食店があり、この日は初めて「串楽」という店に入ったのであった。
引戸を開けて店内に歩を進めると、6時半という頃合いであったが先客は二組で、全て女性という状況であった。
「串楽」はカウンター席が10席ほどの小体な店で、揚げ手である女将さんの目が行き届く佳店である。
女将さんは良家のお嬢様のような容貌をされた美人であるが、加えて腕が細いのが印象的であった。
脇には顔のよく似た息子さんが控えていて、揚げること以外の仕事を引き受けておられた。 熱燗
席に着いて、先ずは「熱燗」を所望した。
冬の夕方の熱燗は程良い刺激と余韻を残して胃に納まり、次いで五臓六腑や全身に染み渡っていったのであった。 めにゅう
供された「熱燗」をグビリ、グビグビと飲りながら卓上にある「めにゅう」に目を通した。
そして、驚いたのであった。
なんと、串カツが一本90円と破格の価格設定であったのである。
早速4本の串カツを揚げていただくことにした。 冷蔵庫にも貼られためにゅう
また、冷蔵庫の側壁にも二十数種類の串カツが書かれていて、これらの中からも数点注文したのであった。 揚げられた串カツは客の前に置かれたバットに載せられる
女将さんの細腕で揚げられた串カツが順次バットの網の上に置かれていった。
熱燗をグビリンコ、串カツをハフハフ・ムシャムシャといただき、何度か注文を繰り返したのであった。 豚串
万願寺とうがらし
えび
鶏むね
いか
うずら
ハムカツ
アスパラ豚肉巻
半熟ゆでたまごフライ
ブロックベーコン
小一時間ほど居た間に熱燗を2本、串カツを10本いただいたが、お会計は2,100円というものであった。
再訪を期すところである。
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