原宿/ 太田記念美術館 (葛飾北斎 富嶽三十六景 ~奇想のカラクリ)、原宿瑞穂 (豆大福)
太田記念美術館 (葛飾北斎 富嶽三十六景 ~奇想のカラクリ)のポスター
先日、朋友のHO氏を誘って太田記念美術館で開催されていた「葛飾北斎 富嶽三十六景 ~奇想のカラクリ」を観に行った。
展示されていたのは、太田記念美術館が所蔵する富嶽三十六景全46点である。
私がこの「葛飾北斎 富嶽三十六景 ~奇想のカラクリ」を観に行きたかったのには主に二つの理由があった。
まず、最初の理由は葛飾北斎の「富嶽三十六景」の全てを観ることができる稀有の機会であったことである。
「富嶽三十六景」は本や永谷園のオマケで目にすることはあっても、実物の全てを観ることができるという機会はあまりないので、この機会を逃したくなかったのであった。
二つ目の理由は、写真撮影をする際の構図の参考にしたかったということである。 太田記念美術館
太田記念美術館は10時半が開館であるが、早く着き過ぎたので他所にて時間を調整して10時半過ぎに訪れた時には館内は大勢の人で混雑していたのであった。
それでも人の流れに乗って順番に観て行ったが、実物には摺った際の凹凸が僅かに残っていたのが確認できたり、生の色彩の妙が得も言われぬものであったり、構図の取り方が普遍性を帯びた斬新さであったことに唸ったり、と実に濃厚な内容の展示であった。
なお、展示は「ビビッドな色彩」、「緻密な観察力」など8つのカテゴリーに分けられていて、そのカテゴライズも興味深いものであった。 太田記念美術館 (葛飾北斎 富嶽三十六景 ~奇想のカラクリ)の展覧会図録[表紙]
太田記念美術館 (葛飾北斎 富嶽三十六景 ~奇想のカラクリ)の展覧会図録[裏表紙]
各展示には解説が添えられていたが、購入した展覧会図録にも詳細な解説が記されていて、今後「富嶽三十六景」をレヴュする際の参考文献として重宝しそうである。
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