小金井/ 東洋食堂 (メコン、パネンヌア)
東洋食堂
先日TI氏とJR武蔵小金井駅の北側のエリアにある「串揚げ上々」という佳店で一献飲った後、もう一杯ということになった。
そこで、予ねてより気になってはいたが訪れるたびに店が閉じられていた「東洋食堂」に向かった。
店はJRに沿って駅の西側にあり、歩いてほんの数分で到着した。
そして、TI氏の飲食運を引っ張てくる力のお陰か、店は営業中であった。
後で店主殿に尋ねると、ほぼ毎晩開けている、とのことであり、偶々であったのであろうが私が訪ねた時は閉まっていたという巡り合わせであった。 タイのお酒
さて、いそいそと店内に歩を進めると、ちょうど若いカップルが店を出るところであった。
我々が来店を告げると、店主殿はその若いカップルが占めていた入口脇のテーブルを片付けながらそこに座るようにとのことで、TI氏と私は片付くのを待ってそのテーブルに着いたのであった。
推し量るに、この入口脇のテーブルは当店では最も良いテーブルなのであろう。
テーブルに着いてメニュを見ると、タイのお酒が並んでいた。
タイには出張で何度も出かけたがタイ料理の店にはあまり案内されたことがなく、したがってタイのお酒もあまり経験したことがないので、当店のタイのお酒のラインアップにはいたく興味をそそられたのであった。 メコン(左)、センソム(右)
事前にお酒を飲んでいなければ3種類ほどは飲んでみたいという思いがこみ上げたのであったが、この日は既にTI氏とそれなりに飲んでいたことからそれぞれ1種類の選択とし、TI氏は「センソム」を、私は「メコン」をいただくことにした。
TI氏の「センソム」はピュアな焼酎のような雑味のない味わい、私の「メコン」は古酒のようなコク味のある味わいであった。
因みに、「メコン」に関して沖縄好きのTI氏の感想は「クースー(古酒)」のような味わいということであった。 お通し
お酒には「お通し」が供せられるが、この「お通し」もタイ風と思しきもので、エビやアボカド、葉菜が和えられたもので、淡い酸味とニョクマムの味が心地よいものであった。 パネンヌア(牛肉のレッドカレー炒め)
料理については、TI氏の好みに応じて「パネンヌア(牛肉のレッドカレー炒め)」を注文した。
この「パネンヌア」が当店で初めていただいた料理であったが、これがなんとも予期せぬほど美味なものであった。
ターメリックの個性が十分に活かされている上にココナッツクリームのニートな円やかさと旨味が広がるのであった。
また、載せられた葉の葉緑素系の苦みがとても良いアクセントなっていた。
他の料理もかくなるべしとの思いが広がり、再訪を誓ったのであった。
最近のコメント