三鷹/ 杏林大学医学部附属病院 (脳梗塞の疑いで入院)
今年2回目の入院を経験してしまった。
入院させていただいたのは、杏林大学医学部附属病院である。
まさかの入院であり、1回目の入院以降はかなり健康に気を遣ってきたつもりであったが、こういう顛末となってしまった。
改めて自戒の念を込めるとともに、今後の生活に対して気を引き締める決心を強める目的でこの一文を備忘録として認める次第である。
また、今回の入院でも、多くのドクターの皆様、看護師の皆様、リハビリ科の皆様、看護補助の皆様、病院関係者の皆様には一方ならぬお世話になりました。
心から御礼申し上げます。 杏林大学医学部附属病院
[DAY 1](10/19 水)
この日早朝から酷い目眩とそれに伴う軽い嘔吐感あった。
朝食は止めにしてヨーグルトとお茶を飲んだ後、立ち上がる際にお茶のカップに右手が当たってひっくり返した。
今までに経験したことがないことである。
2階の自室に
戻ってPCも点けずに椅子に座っていたら、右頬の口元から目の辺りまで痺れた感じがして、それがだんだん広がっていったのであった。
そこで、ひどくなる前に過去に通ったことのある「杏林大学医学部附属病院」に行くことを決めたのであった。
杏林大学医学部附属病院では1階に在る案内所で4階の脳神経内科に行くように告げられた。
脳神経内科で受け付けを済ませて、程なく診察を受けることができた。
当院では予約も無く紹介状もない患者は昼過ぎまで待たされることが多いと聞いていたが、症状が症状だけにそれほど待つことも無く脳梗塞の専門ドクターの診察を受けることができた。
ドクターは、額や頬のあちらこちらを爪楊枝や尖った器具で突いてかなり入念にチェックしてくださったのであった。
この際も、また入院中も頬の痺れの程度は一番酷い時を10としたらいくらぐらいかということを尋ねられたのであった。
さて、ドクターのチェックを受けた後、MRIに看護師さんが押してくれた車椅子で移動した。
診察室に戻ると、今度は若いドクターからMRIの結果を説明されたが、ドクターは新人のようで私の対処を経験を積んだドクターに電話で相談されていた。
暫らくして電話で相談を受けておられたドクターに交代となり、そのドクターの判断により、MRIでは脳梗塞の兆候はないが大事をとって今後の変化をみるための入院が決まったのであった。
再び車椅子で検査に移動し、血液検査、レントゲン撮影、心電図測定が行われた。
一連の検査・測定が終わったら既に病室が決まっていて、呼吸器内科の病室(4人部屋)へ直行することになった。
呼吸器内科の病室となったのは、脳神経内科の病室に空きベッドが無かったからで、翌週以降も入院が継続するようであれば、脳神経内科に病室を移動することになるであろうけれども、暫らくは呼吸器内科の病室に留まることとなったのである。
ベッドは入口の横で窓からは遠く、外は全く見えない。
かつ各ベッドがカーテンで囲われていてお互いに没交渉である。
ベッドに入って、若いウルトラ美人の女医さんが点滴針を装着してくれた。
夕食は18時。
この日2回目の食事である夕食は完食。
消灯9時。
起床といっても寝たままであるが、午前6時に一斉に明かりが点灯された。
看護師さんが血圧、体温、血糖値測定。
朝食
8時に朝食が始まったが、あっという間に完食した。
全てのスペースがカーテンで仕切られていたことから音しか聞こえてこないが、同室の患者さん達は時間をかけて食されていたようであった。
朝食直後、昨日の脳梗塞専門ドクターが若いドクター10人ほど伴って容体についてチェックされた。
後で分かったことであるが、このドクターは杏林大学医学部の教授であられる方であった。
昨日は偶然とはいえ、めったに診察を受けることが許されないようなドクターの診察を受けていたのであった。
この時も症状に大きな変化はないが、MRIを今日か明日に再度測定するとのことであった。
9時15分頃、リハビリテーション科より5名ほどの方が現れ、症状をチェックされた。
MRIの結果は出ていないが、脳梗塞の場合にはリハビリを実施するとのことであった。
私の場合脳梗塞と決まった訳ではなかったが、この日から前倒しで行うとのことであった。
9時25分掃除のおばさんがごみを持って行ってくれ、床を掃いくれた。(これが毎日行われる。)
9時28分軽いめまいがあったことから、看護士さんより耳鼻科の診察がある旨を告げられた。
診察の時間は未定。
10時半を過ぎて急ではあったが耳鼻科外来で診察が行われた。
内容は耳の検査と診察で、結果は鼓膜は正常、聴力も正常。
更に元気の良い女医さんがゴーグルのようなもので眼を直接目視検査され、その結果目が動いていてそれが目眩になっているとのことであった。
元気の良い女医さんによると、考えられる原因は視神経の炎症ではなかろうかとの推察であった。
ただ脳梗塞の影響も考えられることから、まずは脳梗塞の治療を優先させるとのことであった。
耳鼻科に続いて、胸部・頸部・下肢の各エコー検査が行われた。全部で90分ほどかかった。
14時頃に部屋に戻って下着を替え、熱いタオルで体を拭いた。
その後、遅い昼食。 昼食
15時頃にリハビリの人といろいろ話しをして、まずはDayルーム(家族との面談などができる大部屋)までゆっくり往復するという歩行訓練を行った。
往復で100mだそうであるが、意外に長く感じた。
万歩計があれば計るのが良いとのこと。 夕食
夕食前に血圧、体温、血糖値を測定される。
これらの測定はルーティン化されていて、食事の直前に行われたのであった。
この日はプロ野球のドラフト会議が行われたが、結果は翌日まで知らなかった。
9時15分に電気消えた。
[DAY 3](10/21 金)
夜中2時頃、および6時前にトイレに行った。
口中、歯ぐきからの出血多い感じであった。
食事は全て完食している。
今日は晴れ、昨日の夏日とは変わり秋の日和らしい。
国立天文台では明日までイヴェントが行われているが、行けずに残念。
11月3日の航空祭も無理かも、と弱気である。 朝食
毎朝4種類6錠の薬を服用
点滴は続く
ソラソドソラソファファミミレドレドミドの軽快な音に乗って朝食が病室の前まで運ばれて来るようである。
この音は朝食に限らず全ての食事が運ばれるワゴンから流れているとうであった。
9時のNHKニュースが終わってからエレベーター横の電話ブースからスマホで数軒の電話をかけた。
ただし、この日はMRI検査もあるので手短にした。
前日の昼御飯を食した2時頃から頬の痺れが弱まるものの、朝は少しピリピリした感じが戻っていた。
ひょっとして寝ている間に歯をクイシバッテいることがあるようでその影響かと推察。
午後まで様子をみてからドクターに訊いてみようと思う。(ドクターに尋ねたら、「関係なし」とのことであった。)
なお、食事前に測定する血糖値は90台で推移しているが、150を越えるとインシュリンを投与するようドクターから指示が出ているとのこと。通常インシュリンの投与は200以上だそうである。
午前中にMRI、その後ホルター心電図モニターを24時間に亘って装着する予定とのことであった。
9時45分頃、ドクターの回診があった。
MRIとホルター心電図の結果が良ければ週明けに退院となるかもしれないと告げられ、心電図の結果に悪影響が出ないよう何事もゆっくりすることを心に言い聞かせた。
看護士次長が訪れられ、丁寧な説明を受けた。
こういうことは大病院であればこそのことであり、かつ大勢のスタッフを統括される次長という高い技量の人の説明は簡潔かつ分かり易く、患者としては非常にありがたいものであった。
なお、入院が長引くようであれば脳神経内科の病室に移動となるが、週明けの退院なら、このまま呼吸器科での入院を継続するとのことであった。
現状、院内のみ移動は自由とのことであった。
また、間食は禁止。微糖の飲み物も禁止である。
ただし、コーヒー紅茶のストレートはOK。 昼食
ホルター心電図のモニター部
点滴は続く
ラジオは目をつぶっていられるので体に楽であった、NHKを聞くことが多かった
昼食前の血糖値は10,4。
13時10分頃にMRIへ、14時頃に戻る。
再びホルター心電図モニターを装着。
グーグルの表示では今夜はオリオン座流星群が観測できるらしい。
三鷹の国立天文台のイヴェントに花を添えるのであろう。が、今日も明日も行けない。
15時50分頃リハビリで階段の上り下りと1階のコンビニまでの往復を実施した。
途中のエレベーターで点滴針を装着してくれたウルトラ美人の女医さんから声をかけられ、退院の予定についてもも告げられた。
情報の共有化が徹底されているようである。 夕食
[DAY 4](10/22 土)
昨夜は9時の消灯とほぼ同時に寝たようであったが、午前1時半頃に目が覚めた。
奥のベッドから来るカーテン越しの光で夜明けかと思ってしまい、暫く眠れなくなった。
6時前から目が覚めたが、ホルター型心電図モニターの結果を考慮し、大人しくしていた。
6時4分に起床したが、なぜか頭が重い。
幸い顔の痺れ無い。
朝食前の7時半頃に採血。水を沢山飲んでおけば良かったと後悔先に立たず。
NHKラジオのニュースで国立天文台のイヴェントが報じられていた。
秋晴れの天文台に思い馳せ 朝食
薬が4種類5錠
病棟の中
16時59分に点滴針が取れた。
これだけでも大変楽になった。
ナースステーションに繋がっているモニターも17時8分に取り外し。
ホルター型心電図モニターは15時半まで装着の予定。
夕方のニュースで鳥取での地震を知った。 電話のブース
9時10分頃から電話ブースから数軒の電話。
9時35分頃、ドクターとの面談が翌日曜日の午後6時からに決定。
ドクターの夜勤に合わせたスケジュールであった。
夕方、ホルター型心電図モニターが3時半にはずされた後シャワーの予定。シャワーは希望者のみであるが、どうするかは看護士さんが尋ねてくれる。
暇であった。 昼食
スープカレー
秋深し野菜カレーにグリーンピー
ドクターとの面談は退院直前に変更となった。
その旨電話して戻って来たら、担当ドクター3人による回診を受けた。
また、ドクターYさんが9時30分に面談してくださることが決まった。
なお、この時、点滴針を装着してくれたウルトラ美人の女医さんがドクターSさんであるということが分かった。
昼食が11時50分と早く来た。
昼食後、メレンゲを見て、居眠り。
鼻毛が伸びてきた。
後3時間でモニターが取れる。
15時半きっかりに看護士さん(妊婦さん)が現れ、モニターを外してくれた。
その際、粘着テープが絡まっていた胸毛はハサミでカットされた。
無理に剥がすと痛くてしかたがない。
シャワーは16時からに変更。
予定通り16時よりシャワー。20分で部屋に戻る。
カミソリなく、髭はそのままなるも下着とパジャマを替えてスッキリ。
鼻をホジリ過ぎて左の穴に小さい出血。 夕食
17時頃から空腹感あり。
夕食は何時も通り完食。
食後から空腹感あり。
日本シリーズをスマホで見る。3回からはNHKラジオ。
[DAY 5](10/23 日)
室内の音で5時前に目が覚めた。
トイレに行って、NHKラジオ聞く。
350mlのボトルに半分ほど残っていた水を2回で飲み干す。
NHKでは「ぬるで」という植物がお歯黒の原料となるということを話題にしていた。
その後の日曜日コラムで、「ぬるで」は漆科の植物で、漆と同じようにかぶれるそうである、ということが話されていた。
また、広島の飲食店ではハムカツが売り切れだそうで、その理由は日本シリーズで日本ハムに勝つという験担ぎという事であった。
6時15分に体温、血圧、血糖値、問診。 朝食
朝起きてからする事なし。
母と小金井に電話。
サンデーモーニングを途中まで見て、居眠りした。
この日担当の看護士さんからは明日に退院で昼食は無いとのことを告げられた。
ブログに退院を英語でアップ。 昼食
昼食は11時45分に到着。
午後も特になにもすることなし。
14時40分頃看護士さんより退院の手続きについて説明あり。
夕食
[DAY 6](10/24 月)
同室者の音で5時前に目が覚めた。
8時の朝食までラヂオNHK。
途中30分ほどまどろむ。 朝食
入院していた病棟
8時10分に1階探検。
帰途スタバでドリップコーヒーのトールを購入。
中庭を歩いて病棟に戻り、デイルームで飲み終えた。
10時半を10分弱過ぎた頃にドクターYさんが病室に現れ、面談室でモニターを見ながら丁寧な説明を受けた。
顔の痺れについては原因は不明とのことであった。
来週31日に改めてホルター型心電図モニターの結果も踏まえて説明を受ける予定となった。
面談室を出たら会計が終わったとのこと。
ナースステイションに挨拶をして会計に向かった。
家に帰って、風呂。
昼食後、母に電話。
退院日枯れコスモスに赤トンボ
水晶のようにクリアなもみじ空
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