鶴橋/ 商店街 (韓国街)
JR鶴橋駅
もう二週間程前のことであるが、均ちゃんと鶴橋の商店街を歩いた。
丁度二人とも大阪に行くタイミングが一緒であったので、久しぶりに大阪の街で一献飲ろうということであった。
予め均ちゃんに打診したところ、鶴橋にあるディープな韓国街で会おうということになった。
実のところ、私の人生において鶴橋という街を歩いたのは初めてである。
ただ朧気な記憶ではあるが、幼稚園に行く以前に父に連れられて来たことがあるように思うが定かではない。
JR鶴橋駅に降り立ったのは均ちゃんと待ち合わせた時刻よりも30分ほど早いタイミングであった。
この日も大阪は炎暑に見舞われていて、京橋の街もその例外ではなかった。
暑い!と思いはしたものの駅の周辺を少し歩いてみた。
駅の周りは殆どが飲食店となっていて、中でも韓国風の焼肉店が多いのであった。 近鉄鶴橋駅改札口前の書店
均ちゃんから指定されていた待ち合わせ場所は「近鉄鶴橋駅改札口前の書店」ということであったので、それと思しき本屋の前で10分ほど前から待ち始めたのであった。
均ちゃんが本屋を指定してきたのは、多分店内にはエアコンが効いているであろうとの配慮からであると推察するところであったが、この本屋はオープンエアの店舗であった。
したがって本屋の店舗内で待つことはしないで、改札口の本屋が見える処で待ったのであったが、暑さと湿度でクラクラするのであった。
約束の時間になって均ちゃんが現れた。
均ちゃんは鶴橋の街に詳しく、ここからは均ちゃんに連れられて鶴橋の商店街や特にディープなコリアンタウンを漫ろ歩いたのであった。 チジミ、キンパ(韓国海苔巻)、豚足などの店
駅から少し歩いた処にある路地に入ると、そこはまさにソウルやプサンを彷彿とさせるゾーンとなったのであった。
先ず目に飛び込んできたのが、韓国惣菜の店であった。
ここではチジミ、キンパ(韓国海苔巻)、豚足などが売られていた。 シッケ
更に数歩歩くと韓国の食材を売る店で「シッケ」という飲み物が売られていた。
この「シッケ」に均ちゃんがいたく反応し、
「飲む!」
という。
私も付き合いで一杯飲むことにした。 シッケ
「シッケ」という飲み物は米を微発酵させた飲み物で、淡い甘味と酸味が感じられる飲み物であった。
また、適度に冷されていたので体温の上昇した体には心地よい飲み物であった。 多数の韓国食材
「シッケ」を飲みながら、均ちゃんが店のお姉さん達に何やら尋ねていたが、良くは聞こえなかった。 ホットクの専門店?
「シッケ」を飲んだ店の向かいでは「ホットク」という食べ物が売られているようであったが、ここは通り過ぎたのであった。 元気で威勢の良いおっちゃん(左の人)
更に数歩進むと、元気で威勢の良いおっちゃんの居る店の前に出た。
このおっちゃんは店の前を通る殆どの人に声をかけて試食を勧めるのであった。 キムチなどが並べられている。店内は飲食ができるようになっているが、額に冷却材をくっつけたおじさんが気になった。
元気で威勢の良いおっちゃんは、店頭にあるキムチなどを爪楊枝の先に刺して試食をさせてくれるのであった。
素材は憶えていないが、紫蘇の葉か何かをゴマ油で和えたようなものは風味が良く、ご飯のお供や酒の肴に好い一品であった。
店は20時までやっているというので、帰りに寄ると言ってその場を離れたのであったが、結局再び立ち寄ることはなかったのであった。
元気で威勢の良いおっちゃんにはスマナイ気分がしたのであったが・・・。 韓国食材店では豚足を見かけることが多かった
商店街のマップ、鶴橋の商店街の一部が案内されている
途中で「つるしん てくてくマップ」という大きな標示板があったが、広大な鶴橋の商店街の一部が示されているようであった。 黄色いTシャツのお姉さん達が居る店と黒いエプロンのお姉さん店では共に韓国食材を販売
隣も韓国食材店
結構印象的であったのは、商店街の中で同じ韓国食材を販売する店が超近接的に店を並べているということであった。
いずれの店も大きなトラブルもなく共に良い商売を続けておられるようであった。
また、これだけ店舗が密集しているが火事を出したという話はなく、皆さんが十分に気を付けておられるということなのであろうと推察した次第である。
その昔海外に移住した日本人の人達も同様の気苦労をされたであろうことをふと思い浮かべたのであった。 キムチだけでもその種類は多数に亘っている
鱈の干物(左)も多く売られていた
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