上野/ ハンバーグ専門店 ジョージⅤ (デミグラスソースハンバーグ)
「ハンバーグ専門店 ジョージⅤ」は建物の2階 シュールな赤い富士山の向こう側
先日、上野にある東京国立博物館を訪れたが、それに先だって昼食を摂ることにした。
まず、アメ横にある「天天楽」で油条と魚丸湯というスープで軽く胃を満たし、次いで東京国立博物館内で何か食べようと思い、JR御徒町駅から上野駅に向かってアメ横を歩いたのであった。
しかしながら、「天天楽」の前に至ると、そこは中国系と思われる人達で満席となっている上に、入店待ちの人も居られるという繁盛ぶりであった。
当店の薬師丸ひろ子さんが私に気付いてくれたが、入店が叶うような状況ではなかった。
時刻は早くも1時半を過ぎていて、クリニックでの血液検査のために朝食を摂れなかったことから空腹も限界に近付きつつあった。
しかたがないので、何処か好い店はないかいな、と歩き続け、アメ横とは線路を隔てた反対側の通に出ると「クラウン エース」という激安価格のカレー専門店があった。
更に少し歩いた先には「手づくり ハンバーグ専門店」の店もあり、どちらにすべきか若干逡巡した結果、ハンバーグを選択したのであった。
店は1階にある狭い入口を入った2階にあるようで、入口の看板に「ジョージV」と書いてあった。
「ジョージ5世」という名前であろうか・・・。
よもや「ジョージヴイ」ではあるまい。 急勾配の階段
1階の入口を入ると、目の前に十数段の階段が急勾配で2階に延びていて、空腹で弱った足を持ち上げて一段づつ登っていったのであった。 2階のドア
階段を上り詰めると、そこにはちょっと古風なドアがあり、ここがハンバーグ専門店の入口で間違いがないことを示す札がかかっていた。 ドアの鈴
ドアを押し開けると、チリン、と軽やかな音がした。
客の到来を告げる鈴の音であった。
この入口は、店内の人からは直接見えない位置にあり、この鈴によって来客を知るようであった。 入口付近
店内奥に厨房と会計
入口を通って店内に歩を進めると、奥から女将さんが現れて、客の人数によってテーブルを指定されるのである。
私は一人客であったから、二人掛けのテーブルのどれかに着くように告げられたのであった。 メニュ(種類が豊富である)
サイドメニュもドリンクも充実
テーブルに着いてメニュを見ると、基本のハンバーグそのものは一種類のようであったが、ソースの種類や組み合わせる肉やフライの種類が多岐にわたっていることから、結構いろいろなヴァリエーションでハンバーグが味わえるようになっているのであった。
着席して冷たい水が供され、メニュを一通り見た上で「デミグラスソースハンバーグ」をいただくことにした。
初めての店であるから、最もオーソドックスな料理を選択するのは基本であろうか・・・。 スープ
注文を終えて暫らくすると、「スープ」が供された。
このスープは、ベースは牛肉から取ったもののようで、牛肉由来と思しきコク味があった。
ただ、結構胡椒味が効いたスープであったことも事実ではあったが。 デミグラスソースハンバーグ
スープを飲み始めて暫らくすると、注文の「デミグラスソースハンバーグ」が運んでこられた。
鉄皿はソースがジュウジュウいうようなまでに加熱されていることはなく、かといって冷たいこともなく、程良い温度にキープされていた。
なかなか良い感じ、である。
鉄皿の上には、デミグラスソースを全身に纏ったハンバーグ、硬めの目玉焼き、ケッチャップが和えられたスパゲティ、茹でたコーン、インゲン豆、が載せられていた。
また、ライスはデカン高原のような平坦ではあるがこんもりと盛られたもので、普通の店の大盛位はあったのであった。 デミグラスソースハンバーグ
まず、ハンバーグにナイフを入れ、切断面にもデミグラスソースを塗りつけてから口に運んだ。
この日は空腹で若干疲労していたせいか咀嚼と嚥下がメインとなってしまい、味わう方は疎かになってはいたものの美味しくいただいたのであった。
なお、当店には次から次へと客足が絶えず、この地ではかなり名の通った店のようであった。
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