吉祥寺/ BÄCKEREI/KAFFEE Linde (オリジナルブレンド、焼き菓子)
BÄCKEREI/KAFFEE Linde
先日「baum kichijoji」でバウムクーヘンをいただいたが、その時窓の外に見えたのが「リンデ」であった。
看板から判断してドイツパンとカフェが併設された店であることは見てとれたのであった。
その後入店の機会に恵まれず、ずっと気になっていたのであったが先日吉祥寺に行った際に立ち寄ることができたのであった。
入店してパンの多さに目を見張っていたら、奥のレジに居られた女性が当店のパンについて丁寧に説明してくださった。
当店のパンは、ドイツに行って修行を積んだパン職人さんがドイツで使われている材料を使ってドイツの技法によって焼きあげたパンでである。材料にはライ麦が使われているが、エントランス側にライ麦100%のものが並べられ、店内奥に向かうに従ってライ麦の含有量が低くなっている、ということであった。
話を伺っていると奥の作業場から若い女性が現れて焼き上がったパンを新たに並べ始められた。
この若い女性が店長さんであった。
店長さんに写真撮影の許可をお願いすると、にっこり微笑んで了承してくださったのであった。 多数のパンが並べられている
プレッツェルも多種類販売されている
メニュ
この日は当店のカフェで何か甘いものをいただこうというスタンスで訪れたので、入口においてあるトレイにタルトとパイを載せて奥に進み、壁のメニュを見てオリジナルブレンドのコーヒーを注文したのであった。
階段を昇って二階にある窓口でコーヒーを受け取り、通りに面した大きな窓の席に着いたのであった。
店内は、行ったことが無いので正しいかどうか自信はないが、ドイツやオーストリアの山岳地方の家のような設えであるように感じたのであった。 オリジナルブレンドコーヒー、キルシュタッツェン、???トルテ[時計回り]
まずは深煎りのコーヒーを一口啜り、ホッっと一息を吐いたらコーヒーの香りが鼻腔と口腔だけでなく顔の周囲にも広がったような気分になった。
次いで「キルシュタッツェン」というカスタードと大粒のダークチェリーをぎっしり詰めたパイ(リンデメニューカタログより)をいただいた。
フォークでカットすると中からダークチェリージャムの果汁が溢れ出てきた。
味は甘すぎず存外にあっさりした味わいで、パイ生地のサクリ感も好い感じであった。
トルテに関しては、その名称が分からないでいるが、サクリとした外側と重量感のある内側の両方からくる口当たりは昔ミュンヘンで行った会食の時のデザートを思い出させるものであった。 ソーサーにはロゴ
コーヒーのカップを持ち上げると、ソーサーに描かれた当店のロゴが目に入った。
良く見ると、それはプレッツェルであった。
次回はプレッツェルをいただいてみようと思うが、どういうふうにいただけばよいのであろうか。また、店の女性に尋ねてみようと思うところである。
ところで、昔マンハッタンのオフィスに勤務していた頃のことであるが、オフィスの入っているビルの面していたパークアヴェニュにはワゴンがあちこちに出ていて、そこでは軽食が売られていた。
果物、サンドウィッチ、ホットドッグ、デニッシュ、スープ、などであったが、その中にプレッツェルも含まれていた。
そのプレッツェルであるが、マスタードだけを付けて食べている人を何度か見かけたことがあった。
プレッツェルにまつわる思い出の一つである。 アルペンブロート(ライ麦46%、表面には南瓜の種、向日葵の種、ライ押し麦[リンデメニューカタログより])
なお、この日は目に着いた三角形のパンである「アルペンブロート」を持ち帰った。
最初の夜は熱燗で、次の日は朝はチーズとコーヒーで、夜はビールでいただいたが、飲み物は日本酒よりもコーヒーやビールの方がマッチしていた。
まあ、予測通りのことであったが・・・。
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