八幡(千葉県市川市)/ 和多屋 (居酒屋)
和多屋
先日、均ちゃんから連絡があり、久しぶりに飲もうという。
場所は本八幡で、12月5日に19時からである。
更に連絡内容を見ると、均ちゃんの自転車仲間の方々との飲み会に参加しないかというものであった。
私からは、自転車仲間の方々について詳しく尋ねることもせず、皆さんが私の参加について構わないということであれば喜んで参加させていただく旨、返信した。
という経緯を経て、先日の土曜日は均ちゃんと待ち合わせたJR本八幡駅にほぼ刻限の18時50分に到着した。
改札口の外で均ちゃんが迎えてくれ、飲み会が行われる「和多屋」に向かった。
道すがらこの日のメンバーの方々について尋ねると5人も居られるという。
さらに、5月の中旬に御目にかかったBさんと断腸亭さんは居らっしゃらないということで、全ての方々は初対面ということであった。
「和多屋」の引戸を開けると、皆さんは既に入口の右側にあるテーブル席に着いておられた。
均ちゃんに私と皆さんをそれぞれ紹介してもらい、席に着かせていただいた。
この日お目に架かったのは、Gibsonさん、nebaさん、emoさん、テルミンさん、エンツォRさんで、皆さん柔和な感じであり、かつEQが私より遥かに高い方々であった。
因みに、「和多屋」はGibsonさんという超グルメの方が贔屓にされている店ということであり、Gibsonさんが選択された料理はいずれも落頬ものばかりであった。 熱燗二合
先に始められていた方々は既に生ビールやハイボールを半分あるいはそれ以上空けておられ、かつ均ちゃんは「河豚の鰭酒」から飲むという。
私は皆さんに合わせて最初は生ビールで乾杯にしようかと思ったが、上述の様な状況であったので、「熱燗」をいただくことにした。
「河豚の鰭酒」は多少時間がかかるとのことで、取り敢えずの一杯目として均ちゃんの猪口に熱燗を注ぎ、次いで自分の猪口に注いだ熱燗で乾杯した。
丁度好い加減の熱燗は口腔と喉を潤し、更に食道から噴門部を刺激しながら胃の中へ納まっていったのであった。 お通し
暫らく熱燗をいただいている内に「鮟肝」が供されたことから、お通しには手を付けなかった。
したがって、味は不明であるが、蓮根とインゲン豆の梅肉和のようであった。 地酒三種呑み比べセット(テルミンさん一巡目)
隣に居られたテルミンさんが地酒三種呑み比べセットを注文されたので、撮らせていただいた。
地酒三種呑み比べセットは用意されている清酒が何種類もあるとのことで、注文を重ねると3の倍数だけ異なる種類の清酒を堪能できるようになっていた。 鮟肝
最初に供されたのが「鮟肝」であった。
この「鮟肝」は口に含むと舌の力で解けていき、その香りは追いかけて含んだ熱燗によって一瞬ではあるが強まるのであった。 刺し身盛り合わせ
「刺し身盛り合わせ」は新鮮な魚貝が並べられていたが、個人的には特に貝類を美味しく頂戴した。 いぶりがっこ
「いぶりがっこ」は、Gibsonさんのお薦めのようであった。
表面部分の燻味は日本酒との相性が抜群であった。 しろころ
「しろころ」は鮮度の高いもののようで、滲みでた脂がサラサラとしているし、歯触りも柔らかい一品であった。 馬刺
「馬刺」も鮮度の良いもので、生肉のネトリとした食感が楽しめた。
また、卸しニンニクを少し添えて咀嚼を重ね、次いで熱燗を含むと鼻腔に淡い肉の香りが漂うのであった。 地酒三種呑み比べセット(テルミンさん二巡目)
鰭酒
「鰭酒」は香ばしく焼かれた河豚の鰭の大ぶりのものが二個入れられており、都内の河豚料理専門店の親爺に見せてやりたいものであった。
鰭から出たエキスが時間とともに熱した清酒に溶け込んでいき、佳い味わいであった。 からすみ
「からすみ」はこの日一番高価な一皿であったのであろうか? わかさぎのフライ
「わかさぎのフライ」に用いられたわかさぎは今まで見た中では最大級のものであった。
頭からかぶりついたが、結局食べきるのに二口を要したのであった。 もつ鍋(トマトがちょっとしたアクセントになっていた)
鶏鍋
雑炊(もつ鍋ベース)
雑炊(鶏鍋ベース)
最後に「もつ鍋」と「鶏鍋」が注文され、次いでこれらをベースにした雑炊となった。
いずれも美味であったが、この辺りで胃袋が満たされつつあった。 烏賊の干物
クリームチーズのいぶりがっこ載せ
雑炊ができるまでの間に、「烏賊の干物」と「クリームチーズのいぶりがっこ載せ」がGibsonさんから注文された。
これら二品はこの日の最後を飾るに相応しい品々であったが、特に「烏賊の干物」はワタの苦味と魚系たんぱく質の甘味が秀逸で、そのまま噛み続けても好し、清酒とともに胃の腑に流し込んでも好し、という落涎落頬の逸品であった。
最近のコメント