上野/ 東京藝術大学美術館 (うらめしや~、冥土のみやげ展) 谷中/ 全生庵 (幽霊画特別展示)
先日、東京藝術大学美術館および全生庵で開催されている幽霊画の展示を見に行った。
東京藝術大学美術館では「うらめしや~、冥土のみやげ展」が開催されていて、絵画を主体に約150の展示が行われていた。
おどろおどろしい絵が多かったが、中には美人画を思わせる作品もあり幽霊がに関する印象を変えさせられたのであった。
絵画は、谷中の全生庵からの物が多く展示してあり、加えて国立近代美術館、江戸東京博物館、太田記念美術館など錚錚たる機関の収蔵品も展示してあった。 うらめしや~、冥土のみやげ展の「冥土ショップ」(中央右側(扇子の下あたり)の女性は白装束)
また1階のフロアには特設のショップ「冥土ショップ」が設けられていて、展示品の絵葉書などが販売されていたが、特筆すべきは販売員の方が白装束を来て幽霊のようないでたちであったことである。
全生庵山門
全生庵は、三遊亭円朝師の菩提寺である。
三遊亭円朝師は「怪談牡丹灯籠」などの原作者であるが、同時に幽霊画の蒐集家でもあり、師が蒐集された幽霊画が全生庵に寄贈されたという。
これらの絵の多くは東京藝術大学美術館の「うらめしや~、冥土のみやげ展」で展示されているが、それら以外の幽霊画が全生庵で「幽霊画特別展示」されているのであった。 展示室入口
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