千駄木/ そば處 福よし (肉南蛮そば)
そば處 福よし
先日、上野から谷中に出掛けた。
昼食は、穴子寿司の名店である「乃池」で摂る心づもりをしていたが、残念なことに休業であった。
仕方がないので谷中銀座界隈をで良さそうな店を探したが満席であったり、あるいは休業日であったりして、見付けることは叶わなかった。
そこで、忍ばず通にまで足を延ばしたところ、団子坂の下で見付けたのが「そば處 福よし」であった。 お品書
「そば處 福よし」は20人も入れば満席となる小体な店であった。
火曜日の昼時ではあったが先客は地元のサラリーウーマンと思しきうら若い女性が一人居られただけであったので、店内奥の4人掛けのテーブルに着かせていただいた。
注文は若干迷った結果「肉南蛮そば」をお願いした。
お運びをされている妙齢の女性は女将さんであろうか、「肉南そば」と奥の厨房に伝えておられた。 卓上
柱時計
テーブル上には造花の向日葵、その上の壁には柱時計が飾られていたが、店内には余計な調度品は置かれておらず、窓の前に福助人形が鎮座しているだけであった。 肉南蛮そば
熱々で湯気が立ち上っていた
蕎麦自体はアルデンテという表現が合うような歯応えのある茹で加減のものであった。
おつゆは、濃い目の醤油ベースに肉の脂と葱の甘味が溶け込んでいて、最初は濃いと感じたが次第に舌が馴染んでいった。
店内は綺麗に整えられており、垣間見た厨房も清潔に保たれている様子であった。
なお、当店は11時から15時までの営業となっている。
ご主人と女将さんの二人で日々の営みを続けておられるのであろうか、妙齢のお二人には4時間という営業時間が丁度好いのであろう。
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