門前仲町/ 洋風食堂 ベニヤ (エビフライ定食)
去る8月13日に富岡八幡宮の例大祭のメインイヴェントである「神輿連合渡御」が催行された。
3年に一度の例大祭であり「神輿連合渡御」であるので、その人出は莫大な数を数えるに至るのである。
したがって、神輿連合渡御の順路の周辺にある飲食店は昼食時であるかどうかに係わらず入店が至難の技となるのである。
このことを識者は「祭の経済効果」と称するようであるが、店にとっては書入れ時で嬉しいことであろうけれども、見物に訪れた人達にとっては一苦労なことなのである。
さて、この日は江戸の祭に興味があると仰っていたことから声をかけさせていただいていたYA氏が11時頃到着された。
YA氏からは到着の20分程前に電話があり、清澄通の清澄白川駅の近くで落ち合った。
そして、暫らく清めの水が消防団によって掛けられるのを見た後、昼食を摂るために門前仲町に移動した。
門前仲町に至ると丁度昼食時であったので、界隈の飲食店はいずれも満員かつ店の前は入店を待つ人達で溢れており、スムーズな入店は叶わないという様相を呈していた。
そこで思い出したのが「洋風食堂 ベニヤ」である。
「洋風食堂 ベニヤ」は門前仲町駅から直ぐ傍の位置にあるにも係わらず、店内の奥行きが深いことから大抵の場合は入店して直ぐにテーブルに案内される(あるいは、万一待つことがあっても数分)という佳店である。
店の前の混雑を掻き分けてYA氏とともに「洋風食堂 ベニヤ」の入口を入ると予想した通り、直ぐにテーブルに案内されたのであった。
「洋風食堂 ベニヤ」は実に懐の深い店なのであった。
この日は祭の最中ということでメニュはスペシャルなもののようであったが、直ぐに座れたことがありがたく、特に価格は気にすることなく注文をした。
(YA氏は良家のご出身で育ちが良く、食べ物の価格とかには大らかでいらっしゃるのである。)
料理の注文では、YA氏が「メンチカツ定食」を、私が「エビフライ定食」を選択した。
なお、渇いた体はビールを欲していたが、ここで飲んではこの後の永代橋付近の渡御を観ることはできなくなりそうな予感がしたので、断腸の思いでビールを諦めた次第であった。 メンチカツ定食(YA氏に失礼は承知で反対側から撮影)
エビフライ定食
「洋風食堂 ベニヤ」では大勢のお客で溢れていたものの、待つこと数分で揚げたての料理が運んでこられた。
正直なところ、早朝5時半頃からカメラを担いで立ちっぱなしであった私は11時半の時点で疲労困憊していたのであったが、食事をしたことによって活き返ったのであった。
ただ、疲れた体にはエビフライやその付け合せの野菜、ご飯が何時も以上に美味であって、貪るように食べ終えたことだけは記憶するところである。
この後元気を回復した私はYA氏と永代橋付近にまで行って、神輿の連合渡御を数台観たのであった。
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