西荻窪/ Patisserie Lotus (クレープシュゼット、コーヒー)
Patisserie Lotus
先日、「そば處 鞍馬」で昼食を摂った後、駅の南側を漫ろ歩いた。
すると、私の記憶している店も沢山あったが、新しい店に替っている処もあった。
その中で甚く惹かれたのが「Patisserie Lotus」で、3回店の前を往ったり来たりした後、意を決して店内に歩を進めたのであった。
店内は、入って直ぐの処でケーキなどの販売が行われ、その奥にカウンター席があって、ここで数種類の西洋菓子がいただけるようになっていた。
着座してメニュを見ると、ガトーショコラを始めとして西洋菓子が掲載されていたが、これらの中から「クレープシュゼット」をいただくことにした。
また、飲み物は「グランマニエ」があればと思って尋ねると、アルコール類は置いていないという返事であったので、コーヒーを選択したのであった。 クレープシュゼット、コーヒー
注文を終えてから暫しの時間を置いて若い女性のパティシエが現れ、私の前の調理台でオレンジの皮を剝き、またオレンジの果汁を絞り、併せてクレープを焼き始めたのであった。
そして、IHヒーターにフライパンを載せ、そこにバターや先ほどのオレンジ果汁を入れて加熱し、一方で加熱したグランマニエに点火し、燃えるそれをオレンジの皮を伝ってIHヒーター上のフライパンに注ぎ込むという定番の作業を行ってくれたのであった。
そういえば、かなり以前のことであったが、ビートルズが宿泊したというホテルにあるフランスレストランではデザートの一つに「クレープシュゼット」があり、同じような作業をウェイターのお兄さんが踊る程ではないが音楽に合わせてステップを踏むという、見ている方が若干気恥ずかしいという演出で「クレープシュゼット」を造ってくれたことを思い出したのであった。
なお、「Patisserie Lotus」の女性パティシエさんは真摯な態度で臨んでくれたことは言うまでもないことである。 クレープシュゼット
出来上がった「クレープシュゼット」は大きな白い皿で供された。
オレンジの味と香が強く、これがクレープにジワリと染み込んでおり、濃厚なソースと一緒にいただくととても佳い味わいであった。
なお、クレープの上にはオレンジの果肉2個とヴァニラアイスクリームがワンスクープ載せられていて、なかなか好いアクセントとなっていた。 コーヒー
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