国分寺/ 松屋 国分寺南口店 (たっぷりネギ塩丼)
松屋 国分寺南口店
今から一月ほど前のことになりますが、国分寺へ行きました。
目的は、我が父の命日のお供えを送ることにあり、駅ビルの中の店を訪ねました。
疫病コロナの蔓延以降国分寺の街に出掛けるのは初めてで、約1年ぶりのことでした。
その国分寺の駅周辺は1年前あるいはそれ以前に比べますと人出は格段に抑制されているようでした。
さて、お供えの発送の手続きを終えると12時前となっていましたので「だんごの輪島」で海苔巻きを買って帰ろうとしたのでしたが、店の前にまで行ってみますと定休日でした。
アチャ~シッパイと思いつつ再び国分寺駅まで戻り、モスバーガーに向かいますと数人の行列ができていたので、再びアチャ~と思いつつ今回は入店を見送った次第でした。
そこで、近くで手早く注文と受け取りができるテイクアウトの店を探しますと、直ぐ傍に「松屋」がありました。
「松屋」ではお馴染のタッチパネルでの注文であり、また後ろに人が並び始めたので、若干焦りながらエイヤッ!と選んだのが「たっぷりネギ塩丼」でした。
その食券を店内奥から現れたお姉さんに手渡しますと引き換えに「お弁当番号札」を手渡してくださいました。
ここの松屋は小金井の店よりずっと昔から営業されているので、調理の進捗状況を伝える液晶ディスプレイは設置されていないようでした。
そうして待つことほんの3~4分で「たっぷりネギ塩丼」を受け取り、国分寺市のコミュニティバスである「ブンバス」に乗って帰りました。
が、好事魔多し!です。
その帰りのバスの中では「たっぷりネギ塩丼」から漂う芳香がバスの中に漂い始めたのでした。
こういう交通機関の中では料理の香というものはかなり強烈に感じられるということは経験することですが、当事者以外の乗客にとっては不快に感じる人が多く居られるということも経験するところです。
ということで、予め持っていた大きめのバッグにそっとしまい込んだのでしたが、やはり香は出続けたのでした。
若干辛いトホホな気分の車内でしたが、国分寺市の人達は心優しい方々で特にいやな顔をされることもなく済んだのでした。 テイクアウトのたっぷりネギ塩丼
さて、家に帰って「たっぷりネギ塩丼」をプラスティックバッグから取り出しますと、ご飯の入った紙製の丼鉢と樹脂製のトレイに盛られた「たっぷりネギ塩丼」の頭が積み重ねられていました。
そして、テイクアウト用に工夫された実にシンプルな構造になっていることに改めて感心したのでした。 ご飯と頭
たっぷりネギ塩丼の頭
改めて眺めますと、樹脂のトレイに盛られた「たっぷりネギ塩丼」の頭は沢山の豚肉のスライスとその上の炒められた(?)ネギで構成されていました。 たっぷりネギ塩丼は豚肉が満載
次いで、頭をご飯の上に盛り付ける作業に取り掛かりました。
最初にネギの部分を別皿に取り、豚肉のスライス部分をご飯の上に並べました。
先述しましたように豚肉のスライスはかなりの量があり、更にその厚みは結構分厚いものでした。 最後にたっぷりのネギを載せました
最後にたっぷりのネギを豚肉スライスの上に載せて完成です。
そして、徐にネギ、豚肉スライス、ご飯のブロックを箸で掬いあげ、一気に口に運びました。
松屋ということで牛丼から派生する味を想像していたのでしたが、これは牛丼とは全くコンセプトが異なる味わいで、塩ダレベースに良く加熱されたネギの甘味が加わった収斂性のある味を基調にし、それと豚肉の旨味がハーモナイズするという斬新な味わいに仕上がっていました。
こういう味は私にとってあまり経験したことの無い味で、美味しさのポイントは工夫された塩ダレに良く加熱されたネギを合わせたという処にあるように感じたのでした。
なお、ワシワシワシと一気呵成に食べて、5分後にはごちそうさま!でした。
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