吉祥寺/ 麺屋武蔵 虎洞 (濃厚虎洞つけ麺) [ハモニカ横丁]
麺屋武蔵 虎洞
提出期限に後一週間ほどとせまった一昨日、ついに確定申告書を税務署に提出した。
その帰途、吉祥寺の街に立ち寄って昼食を摂ったのであった。
吉祥寺の街に到着したのは11時15分を少し過ぎた頃であり、多くの店は開店準備を終え、11時半の開店に向けた静かな時間を過ごしているのであった。
したがって、この時点で入店が可能な店は自ずと限られてくるのである。
ハモニカ横丁では比較的早くから開けている店が多いので、まずはこちらへ足を向けた。
予測は当たり、何軒かの店は空いていたが既に訪れた処が殆どであった。
そこで、今回は初めてとなる「麺屋武蔵 虎洞」に入ることにした。
当店は吉祥寺の人気店の一つであって、昼食時は何時も行列が絶えない店である。
しかしながら、一昨日は到着した時間が早く、行列はまだできていなかったのであった。 券売機
これ幸いと、早速券売機の前に立つと券売機には15種類のボタンが並んでいた。
これでは予備知識が無いので何を選んでよいのか分からない。
したがって、いつものように最上段最左の「虎洞つけ麺」(一番人気!!、という矢印がある)にしようと指が動きかけたが、ふとその右側に目を遣ると「濃厚虎洞つけ麺」(スタッフおすすめ、という矢印)が見えたのであった。
この時、私は確定申告を終えたことによって気分が高揚していたようで、『濃厚』という二文字に反応してしまい、「濃厚虎洞つけ麺」のボタンを押していたのであった。 「麺屋武蔵 虎洞」の入口
「濃厚虎洞つけ麺」の食券を手に入れると、これに呼応したかのように先客が暖簾を潜って店外に現れたので入れ換わりに暖簾を潜って店内に足を踏み入れたのであった。 店内(部分)、中央のマルイ鍋には角煮が煮られていて半円形のプレート部でタレが切られる、その左の四角い台では「虎のしっぽ」と称される自家製チャーシューソーセージが焼かれる
店内は全てカウンター席であって、良く見ると先客は春休みなのか学生と思しき若者が殆どであった。
彼らは若いから良くたべるのであろう。
カウンター席に座ると、お兄さんが麺の量を尋ねてきた。
これには「並盛り」をお願いした。
次に、2個入る角煮の1個を「虎のしっぽ」にするかと問い掛けてきた。
この時はまだ「虎のしっぽ」が何たるかを知らずにいたのでお兄さんの顔を見た。
お兄さんはこういうことには慣れているようで、直ぐに「ソーセージです。」と教えてくれたのであった。
こちらとしては初めての入店なのでヴァラエティ豊かに経験しておきたいという基本スタンスがあるので、躊躇せず「虎のしっぽ」もお願いしたのであった。 濃厚虎洞つけ麺
店内はお兄さん二人で切り盛りされていたが、二人とも丁寧な調理を心掛けているようであった。
待つこと暫し、供されたのは結構麺の量が多めで、かつ4種類のトッピングが施されたものであった。 海苔、味玉、角煮、虎のしっぽ
トッピングの中で特筆すべきは、「角煮」と「虎のしっぽ」であろう。
「角煮」はとろとろに煮込まれた甘じょっぱさがたまらん一品で、当店のスぺシャリテの一番手であることが良く分かるものであった。
そのまま食べても美味であったが、軽くほぐした角煮をつけ汁の中に泳がせておいて、麺と一緒に食べるのも好いものであった。
一方「虎のしっぽ」と称される自家製チャーシューソーセージは15cmほどの長さと親指ほどの太さを誇る大きなものであった。
好く焼かれた上で供されるので、皮はパリッとした歯応えを呈している。
味自体は若干強めの胡椒で調整されているのであろう。若者に受けそうな味であった。 濃厚なつけ汁
つけ汁は、「濃厚虎洞つけ麺」のつけ汁であるから濃厚に仕上げてあるのであろう。
麺に絡めると、絡んだまま口に入ってくるというコッテリもので、好きな人にはたまらぬものなのであろう。
が、私には若干重すぎたようであった。
ただ、最後にポットの「スープ割」で希釈したら存外にコク味のある好い味であった。 店頭の貼紙
なお、店を出てから気付いたのであったが、麺の量は「1kg」まで無料で増量できるのであった。
何人くらいの人が食べたのであろうか・・・。
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