大阪(うどん)

2018年3月30日 (金)

新大阪/ 美々卯 新大阪店 (えびとじ膳、熱燗)

1img_6624 美々卯 新大阪店

先月の大阪行きは、冬季オリンピックの開会式前日から閉会式前日までという約2週間に亘るものであった。
最終日は新幹線に乗る前の新大阪駅で摂ることにし、駅構内を漫ろ歩いていた。
もう既に気になった店は殆ど入店を果たしていたのであったが、気付いたのであった。
肝心要の「美々卯」には未だ入っていなかったことを。

1img_6604 

「美々卯」の店の前に立って様子を窺うと、うどんを核にした料理が多数揃えられているのであった。
そして大看板に書かれた料理の一つに「えびとじ膳」という海老の天ぷらと玉子丼をメインとしたセット料理があり、これをいただくことにした。
この「えびとじ膳」については、先ずは熱燗で天ぷらをいただき、次いで残した天ぷらを入れたうどんと玉子丼をいただくということにしたのであった。
なお、「美々卯」のうどんは当店のスぺシャリテである「うどんすき」で使われるもので、少々時間をおいてもクタクタになるような代物ではないことは衆知のことであり、上述のような食べ方でも美味しくいただけることは考慮した上での選択なのであった。

1img_6597 熱燗は菊正宗

店内に歩を進めると、大変清楚で初々しい女性店員さんがテーブル席に案内してくださった。
カバンを椅子の上に置いてから壁を背にした椅子に着いた。
お品書に一通り目を通した後、「熱燗」と「えびとじ膳」をお願いした。
「熱燗」程なく供され、先ずは猪口に半分ほどを口に含んだのであった。
口腔内に菊正宗の豊潤な薫りは広がり、次いで飲み下すと喉元から食道、そして胃の腑に熱燗でいただく酒精の軽快な刺激が伝わっていったのであった。

1img_6606 えびとじ膳(玉子丼、うどん、天ぷら、天つゆ、香の物)

「熱燗」を猪口に一杯と少しを飲んだタイミングで「えびとじ膳」が供された。
入店時に思い浮かべていた以上に量があった。

1img_6609 天ぷら(えびX2、しし唐、かぼちゃ、海苔?、茄子)

天ぷらは、海老が2匹、しし唐、かぼちゃ、海苔(だったような?)、茄子という構成で、熱燗の肴として海老、しし唐、かぼちゃ、海苔をいただいた。
海老は新鮮で身が程良く引き締まったもので咀嚼すると海老の佳い甘味が口腔内に広がり、熱燗も進むというものであった。また、しし唐もその固有の香と淡い辛味が広がるものであり、こういうところに「美々卯」の矜持が感じられるというものであった。

1img_6607 玉子丼

「熱燗」を飲み終え、「玉子丼」と「海老の天ぷらと茄子の天ぷらを載せたうどん」をほぼ交互にいただいた。
「玉子丼」には「美々卯」の出汁が使われているようで、綺麗な黄色が保たれている上に、上質のコク味が楽しめる一品であった。
また、薬味として粉山椒をふっていただいたが、これが玉子の甘味を引き立てることから実に良い味わいであった。

1img_6608 うどん

1img_6612 天ぷらうどんにアレンジ

一方、うどんは残しておいた「海老の天ぷら」と「茄子の天ぷら」を載せていただいた。
うどんのおつゆは「美々卯」のおつゆが使われていてそれだけでも美味であったが、天ぷらという揚げられた具材が加わったことで、更に旨味が膨らんだのであった。
なお、テーブル上に置いてある「七味」を少々足すと味と香に変化が現れ、たまらぬ味わいとなるのであった。
なお、店員さんに尋ねると、当店の七味には山椒が混ぜられているとのことであった。

1img_6617 デザート(ミントのゼリーがフルーツと佳い相性であった)

さて、ここでクイズである。
上掲の「えびとじ膳」の写真の中央に朱色のお椀があるが、これは何に使うものでしょうか?



店員さんに尋ねて得た答は、
丼物あるいはうどんの器から調節食べない人のために用意してあるお椀である
とのことであった。
更に、丼物用かうどん用かを尋ねると、
どちらでも随意に
とのことであった。
まあ、私的には丼物用に使われるのが多いのではないかと推察するところであるが、私の様なガサツ者には不要な器であった。

   

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2018年2月20日 (火)

堺/ なか卯 三国が丘駅前店 (ランチセット:担々うどん、かき揚げ天丼ミニ)

1img_6322 なか卯 三国が丘駅前店

三国が丘駅を出て2分弱歩くと踏切の傍に「なか卯 三国が丘駅前店」があった。
そういえばもう何年も前に銀座8丁目の「なか卯」に入ったことがあったなァ、などと思いつつ通り過ぎようとしたら、看板の緑色の部分に『京風うどん』と書かれているのが目に入った。
「なか卯」って京都風のうどんを食べることのできる店と認識したとたんに『京風うどん』というものがどのようなうどんなのかムラムラと興味が湧いてきたのであった。
そこで早速入店したのであった。

1img_6256 タッチパネル式券売機

入店すると券売機の前には数人の列ができていて、皆さんサッサと食券を購入して席に着いていかれた。
が、券売機はタッチパネル式のものであり、かつ「なか卯」の券売機には全く馴染みがなかったので、『京風うどん』を食するためにはどのボタンを押すべきかがが分からなかった。
後ろには数人の人が列を作っていて、だらだらと券売機のメニュシステムを調べる余裕はなかった。
近くには店員さんもいない。
そこで、4つ並ぶ大きなボタンの中から「ランチセット」のボタンを押した。
すると何種類かのセットメニュが表示され、それらの中から目に入った「担々うどん」と「かき揚げ丼ミニ」のセットのボタンを押したのであった。
私がこの動作を行ったのは、多分であるが入店前に店の看板で「担々うどん」というのを認識していたことが大きな要因となったものと思料するところである。

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手に入れた食券とお釣りを握りしめてカウンター席の空いている椅子に着いた。
そして間髪入れずに現れたお姉さんに食券を手渡し、ほっと一息ついたのであった。
ただ、『京風うどん』なるものをいただくために入店したのであったのに当初の目的を果たすことは叶わなかったのであった。

「担々うどん」と「かき揚げ丼ミニ」のセットが供されるまでの間、手持無沙汰であったことからメニュなどを見ていると「担々うどん」について『三種の胡麻が香る、京風だしの効いた特製スープ、甘辛の豚と野菜のそぼろ』云々という文字の列が目に飛び込んできたのであった。
なかなか期待できそうな感じである。

1img_6251 「担々うどん」と「かき揚げ丼ミニ」のセット

そうこうする内に「担々うどん」と「かき揚げ丼ミニ」のセットが運ばれてきた。

1img_6253 担々うどん

先ず「担々うどん」からいただいた。
担々スープは左程辛味や椒味が強くはなく、ムムッこれが担々スープを京風にしたらこうなるのかと頷かされる味わいであった。
なお、私の舌の力量では三種類の胡麻が何であるかを味わい分けることはできなかった。
一層の鍛練と精進に励まなければならないところである。

1img_6254 かき揚げ丼ミニ

一方、かき揚げ丼はミニサイズなるものの満足の一杯であった。
特に、丼つゆの濃いコク味は秀逸であった。

   

2018年2月17日 (土)

堺/ 南海そば 三国が丘駅店 (かき揚げうどん)

1img_6342 南海そば 三国が丘駅店

一昨日は再び三国が丘駅の2階にある「南海そば」を訪ねた。
その目的は、蕎麦屋やうどん屋を初めて訪ねる際に定点観測を行っている「かき揚げうどん」をいただくためであった。

1img_6314 かき揚げうどん

店頭の自動券売機で食券を入手し、店内に歩を進めると同時にお姉さんが食券を受け取ってくれた。
時間を無駄にしない立食店ならではのプロの対応である。
食券を手渡して店内右側中央に立つと、1分もしない内に「かき揚げうどん」が供された。

「かき揚げうどん」は外径20cm程の丼鉢で供され、うどんの上には大ぶりのかき揚げと刻みネギが載せられていた。
かき揚げは野菜かき揚げであって、中にはネギ、タマネギ、ニンジンがびっしりと入っていた。
そして、おつゆを吸ったかき揚げは得もいえぬ味わいを口腔内にもたらしたのであった。
おつゆも、かき揚げも、うどんも良し、これで価格が320円とは驚きである。

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2018年2月13日 (火)

堺/ 南海そば 三国が丘駅店 (イカ天うどん)

1img_6133 南海そば 三国が丘駅店

土曜日以降12時前から17時頃まで母の病室で母と話を続けている。
話すのは主に母の方で、内容は他愛もないことが殆どである。
今日は母が生まれてから移り住んだ家々のことなどを聞いたのであった。

さて、母の入院している病院では外来者に対するレストランというか食堂は日曜日と祝日は閉店されている。
また、私は私で地理に不案内なせいか病院の近隣で食事ができそうな店を把握できていない。
そこで、土日は家を出て病院に至るまでの途中で昼食を摂ることが必要となったのであった。
我が妹によると、病院までの道程においてJRと南海高野線が交差する三国が丘駅があり、ここの2階に食事ができる場所があるとのことであった。
ということで土曜日は三国が丘駅の2階に上がると、そこには数件の飲食店が並んでいた。
その中からうどんがいただける「南海そば」という店が目に入り、ここに入ることとした。

1img_6132 暖簾

「南海そば」では、最初に入口の横にある券売機で食券を入手しなければならないが、この日は暖簾に大書されていた「イカ天うどん」を選択した。
店内に歩を進めると、中はかなり長いU字型の立食カウンターが設えられており、そこにおられたお姉さんに食券を手渡した。

1img_6134 イカ天うどん

食券を手渡すと間髪入れずにお姉さんはうどんを湯がき始め、あっという間に丼鉢にうどんを移し、さっとおつゆを注ぎ入れた。
そしてドンとイカ天を載せ、さらに刻みネギを添えてから私の前に置いてくれたのであった。
その間、僅かに1分ほどのことであった。

供された「イカ天うどん」を改めてよく見ると、その長さは15cmを越えるものであり、その大きさに思わず知らず心が躍ったのであった。
そして、先ずはイカ天をおつゆの中にグイっと押し込んで衣におつゆを染み込ませた。
そしてこれをヨイショっと引き上げて端から一口ほど噛み切った。
イカは柔らかくほんの軽いタッチで噛み切れ、同時に衣に含まれていた典型的な大阪の味を纏ったおつゆが衣の油とともに口腔内に広がったのであった。

僅か380円なのにこのレベルの高い味わいは東京のうどんでは経験できそうにないものであった。

1img_6138 イカ天うどん

なお、「イカ天うどん」を横から眺めてみると、イカ天が丼鉢の淵を乗り越えて反りかえっていたのが印象的あった。

1img_6141 スタンドミクニの酒肴は多種多様

この「南海そば」という店は夕方17時以降は「スタンドミクニ」という居酒屋に切り替わるということで、壁の木札に酒の肴が書かれていた。
興味は尽きないが、最近立って飲むのは少ししんどい。

   

2018年2月 6日 (火)

新大阪/ 本町製麺所 天の上 (京都 九条葱うどん+煮穴子天)

1img_5700 本町製麺所 天の上

先週の木曜日、母を見舞った後、東京に戻って来た。
夕方5時10分の新幹線のぞみに乗ったが、新大阪駅には存外に速く到着したことから、夕食を済ませておくことにした。
地下鉄御堂筋線を出て、向かった先はサヴァサヴァサヴァと啜りこめるうどんの名店である「本町製麺所 天の上」であった。

1img_5701 お品書(部分)

「本町製麺所 天の上」には一度入店したことがあり、その時には当店のスぺシャリテである「鶏天うどん」をいただいていた。
そこで、この日は異なったうどんをということで、些か逡巡したあげくに選択したのが「京都 九条葱うどん」であった。

1img_5702 お品書(部分)

また、何か天ぷらを、できればかき揚げを載せたくてお品書を見たのであったが、これはというものが見つからなかった。
そこで、消去法ではあったが選択したのは「煮穴子天」であった。
穴子の天ぷらを載せるというのはなかなか好い選択でありかつ贅沢なことであるが、煮穴子の天ぷらというのは寡聞にして初めてのことであり、また穴子なのに価格が安いので、興味津々で「煮穴子天」を選んだという次第であった。

1img_5704 京都 九条葱うどん+煮穴子天、横には卸し生姜と天かす(関東では揚げ玉)

注文を終えて暫し、「京都 九条葱うどん」に「煮穴子天」が載せられて、目の前に置かれたのであった。
お匙の向きが左右逆ではないかいなァ、と思ったが、まあ気にしない気にしない、と自分に言って食べ始めたのであった。

1img_5706 京都 九条葱うどん+煮穴子天

先ず、おつゆであるが、典型的な大阪のおつゆで、鰹節と昆布の旨味が良い感じであった。
九条葱は「何かちゃうんとちゃう」(何だか違うんではないか)と思いつつも確信がなく、「煮穴子天」および「うどん」とともにいただいたのであった。
当店のうどんもおつゆも秀逸なだけに、違和感が際立ってしまったが、総合的には美味なる一杯であった。

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2017年10月22日 (日)

新大阪/ 本町製麺所 天の上 (お昼の選べるうどん定食(お昼の鶏天うどん、ミニ鶏天丼))

1img_1925 本町製麺所 天の上

先週も大阪に所用で出掛けていたが、その帰りにJR新大阪駅の2階にある「アルデ新大阪」というレストランゾーンを訪ねた。
数あるレストランの中に、紺地に「うどんと揚げたて天ぷら」と白く染め抜かれた暖簾の店が目に入った。
早速店内に歩を進め、12席あるカウンター席の一つに着いたのであった。


1img_1915 お品書

お品書を見ると、うどんだけで19種類、名物天丼というのが4種類、その他ご飯物や酒の肴などかなりの数の料理があるのであった。
店のお姉さんに当店はうどんの店かと問うと、「そうです。おつゆにも工夫を凝らしています。」とのたまうのであった。
では、うどんではお品書の最初に書いてある「鶏天うどん」がお薦めかと問うと、親切なお姉さんは「そうです。」ということを応えてくれたのであった。
そこで、「鶏天うどん」をいただくことにすると、親切なお姉さんは「お昼の選べるうどん定食」というものがあることを教えてくれたので、ごはんものもいただける「お昼の選べるうどん定食」に変更し、「お昼の鶏天うどん」と「ミニ鶏天丼」を組み合わせていただくことにしたのであった。

1img_1921 お昼の選べるうどん定食(お昼の鶏天うどん、ミニ鶏天丼)

待つこと暫し、「お昼の選べるうどん定食(お昼の鶏天うどん、ミニ鶏天丼)」が目の前に置かれた。

1img_1924 お昼の鶏天うどん

「お昼の鶏天うどん」は熱々で湯気の立ち昇るおつゆの中にうどんと鶏天が静かにたゆたっていた。
先ずおつゆを味わってみると、コク味のあるおつゆで、思うに昆布出汁が主体の典型的な大阪風の良質なおつゆであった。
うどんは適度な腰があり、柔らか過ぎず硬過ぎず、というもので、かつ塩分は抑えめのもので、おつゆにマッチした味わいであった。
また、おつゆに浸った鶏天は衣に付けられた醤油系の味とおつゆの旨味が相互に高めあった佳い味わいであった。

1img_1923 ミニ鶏天丼

「ミニ鶏天丼」は、ご飯の上に載せられた「鶏天」に甘辛い(関東では甘塩ぱい)タレが回し掛けられており、鶏天の鶏肉の旨味、衣の熱が通った小麦粉系のまったり味、おつゆの旨味、加えてタレのコク味とご飯の甘味、がそれぞれに佳い味わいで混ざりあい、口腔内は至福の時を迎えるのであった。
そして、時折啜るうどんのおつゆで口腔内をリフレッシュすると、再び味の饗宴が繰り広げられるのであった。

なお、余談ではあるが、当店のお姉さんはキビキビとした動きで、その所作に無駄がない人であった。
そして、私のような注文が直ぐに決まらない者に対しても新設丁寧に説明してくれる人であった。
私が入店して暫らくすると、全盲の人が一人で入店してこられた。
全盲の人であるから、お品書は読むことはできない。
お姉さんは、丁寧に説明をし、注文を受けておられた。
そして、お姉さんはお茶をコップに入れて(当店ではお茶はお客が自分でコップに注ぐというシステムである)、それをカウンターに置くのだけではなく、その人の手を取ってコップに導いておられたのであった。
また、出来上がったうどんを置いて、その人の手を取って丼の位置を伝えたりされていた。
私は飲食店に比較的多く足を運んでいるが、寡聞にして目の不自由な人がこのような対応を受けておられる光景は初めて目にしたのであった。
そして、こういうお姉さんの居られる店に悪い店は無く、また機会があれば訪れようと思った次第であった。

   

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2017年3月23日 (木)

本町[大阪]/ 美々卯 本店 (うどんすき)

1img_1468 美々卯 本店

ニュージャージー州在住のAW氏とは米国勤務時代に知り合って25年となった。
マンハッタンではミッドタウンの高級フランスレストランからSOHOのカジュアルレストランまでかなりの店を巡った仲である。
一方、日本でAW氏と会うのは2回目である。
前回は10年以上前の東京で、新宿のホテルに宿泊したAW氏一家には二日間にかけて鎌倉や浅草を案内したのであった。
この時、AW氏一家には標準的な和食でもてなしたのであった。

今回は大阪であり、何か大阪ならではの料理をと考えたのであったが、グレードの高い料理をなかなか思いつかなかったのであった。
が、「美々卯のうどんすき」を忘れていたことに気付き、金曜日の夜はこれをいただくことにしたのであった。
美々卯の店舗は大阪市内だけでも数か所あるが、どうせならば「本店で!」と思い、予め電話で予約を入れたのであった。

アベノハルカスを出て、天王寺から地下鉄御堂筋線で本町へ移動した。
17時頃に入店したら時間はまだ早く、我々がこの日の夕方の最初の客であった。

1img_1474 うどんすき(二人前)

「うどんすき」といっても美々卯には「うどんすき」単独から刺身などが付くコースまで数点の選択肢がある。
私は、AW氏には純粋に「うどんすき」を味わってもらいたいと考え、「うどんすき」のみをいただくことにしたのであった。

着席してビールで乾杯していると、「うどんすき」の具材が盛られた大皿とうどんが入れられた大升が運ばれてきた。

1img_1475 ビールはサントリー

なお、ビールはサッポロなど数種類のメーカーから選択できるのであったが、AW氏に尋ねるとサントリーが良いとのことで、これをいただいた。
四天王寺から美々卯本店まで歩いてきた我々は渇ききっていたようで、最初の一杯はあっという間に飲み干してしまったのであった。

この間に、仲居さんが鍋に具材を入れて「うどんすき」を造り始めてくれたいた。

1img_1479 薬味

「うどんすき」ができあがる前に、薬味の入れ方などをAW氏に説明したが、この時AW氏は貝殻でできたお玉杓子に甚く興味を惹かれていた。
確かに他所では見ないものであるが・・・。

1img_1483 鴨肉、鴨つみれ

1img_1484 活海老

なお、具材が煮えるちょっと前に、仲居さんが鍋にうどんを半分ほど入れ、更に活海老が跳ねないようにトングで挟んでお鍋で茹でてくれたのであった。
若い着物の仲居さんが活きた海老をトングで挟んだままお鍋で茹でてくれる際は、仲居さんが清楚でスリムな女性であっただけに一種の緊張感が感じられた。
この日に限らずいつも活海老の茹で行程で感じるこの緊張感は私だけのことなのであろうか・・・。

さて、「うどんすき」ができあがったところでAW氏と徐に食べ始めたのであった。
まずは活海老を薦め、これらから食べ始めた。
先ほど感じた緊張感とは裏腹に実に甘露な活海老であった。

なお、AW氏は「うどんすき」を食べるのは初めてのことで、その味の良さにご満悦であった。

1img_1486 残った具材は小さめの更に盛り直して供される

1img_1489 清酒 大阪屋長兵衛

ビールの後は清酒に切り替えることにして、お品書の中から大阪という名前が付いている「大阪屋長兵衛」という銘柄をいただいた。
「うどんすき」に清酒、実に好い取り合わせであった。

1img_1492 美々卯 本店

美々卯本店には約2時間程居たのであったが、仲居さんの丁寧な立ち居振る舞いや料理の美味さにAW氏のみならず私も満足至極であった。

   

2016年8月20日 (土)

新大阪駅/ 浪花そば (冷しかきあげうどん)

1img_3136 浪花そば

東京では、何故か関西風のおつゆに浸ったうどんを食することはなかなか難しいことである。
まだ会社員であった頃は、関西方面に出張があるたびにその土地で関西風のうどんをいただいてきた。
中でも想い出深いのは、JR広島駅1番線ホームにある立食うどん店のかき揚げうどんと大阪の道頓堀にあるうどんの老舗「今井」の鍋焼きうどんである。

さて、昨今は広島まで出掛けることもなく、また道頓堀や心斎橋に出掛けても「今井」に立ち寄る機会に恵まれずにいる。
ということで、関西風のうどんを口にできる最も確実な方法は、新大阪駅の在来線コンコースにある「浪花そば」に立ち寄ることである。
この「浪花そば」は店名に「そば」という文字が冠されているが、その実は「うどん」を得意とする店であり、関西風のうどんの品揃えもなかなかのものである。
つい先日も大阪に行った帰りに「浪花そば」に立ち寄り、関西風のうどんを食したのであった。

私が大阪に居た間は、連日35℃を超す猛暑が続き、甚だバテ気味となっていた。
さすがに、熱いおつゆのうどんを食するだけの勇気はなく、冷たいうどんをいただくことにしたのであった。

1img_3131 涼味メニューと称される冷しうどん類

1img_3133 そばもあった

先ず店頭のディスプレイを見ると、上段の目が往きやすい位置に「涼味メニュー」という冷し系列のうどんやざるそばが鎮座ましましており、これらの中から「冷しかきあげうどん」が目に飛び込んできた。
そして、他にも何種類かの冷しうどん類はあったが、迷わずに「冷しかきあげうどん」を選択したのであった。

入口を入って直ぐの処に在る注文カウンタで、おばちゃんに「冷しかきあげうどん」を所望した。
おばちゃんは目の前に在るマイクで私の注文を当店の符丁で伝え、すぐ横の配膳カウンターにいるおばちゃんやおっちゃんが手際よく「冷しかきあげうどん」を仕上げてくれ、それをお盆に載せてくれたのであった。
その間、ほんの30秒ほどのことであった。

1img_3126 冷しかきあげうどん

1img_3129 かきあげの上には糸状に切られた赤唐辛子

1img_3127 丼の形がユニーク

お盆に載せられた「冷しかきあげうどん」を手にして店内を見回すと、アイランド席からちょうど席を立つ人が居られたので、ここに着席した。

まずは、冷たいうどんを持ち上げると、麺の太さが温かいうどんのものに比べて細いことに気付いた。
茹で加減は温かいうどんに比べてアルデンテな仕上がりになっていて、表面のツルツル感と腰のある歯応えのうどんなのであった。

かきあげはおつゆに浸っていなかったことから「ほとびる」状態にはなっておらず、意外に硬かったという印象である。
また、赤唐辛子が糸状に切り揃えられたものがふわりと載せられていたが、温度が低いこともあって余り辛さのインパクトは感じられなかった。
とはいえ、これがあることによって全体の味が引き締まったことは事実であった。

なお、敢えて個人的な感想を述べると、元々関西風出汁ということもあり、加えて冷たいうどんであるから舌に感じるおつゆの旨味は温かい時のおつゆに比べてマイルドであるようで、東京の冷し系蕎麦系の醤油出汁が尖っている出汁に慣れた舌には若干物足りなさがあった。
とはいえ、これが関西風の冷し系うどんの味で、自分の舌にこの味わいを記憶させたのであった。

1img_3130 サラリーマンも多く、テーブルの上をチェックするお姉さんも大忙しである

1img_3135 浪花そばの信条

1img_3134 上の段に涼味メニュー

1img_3132_2 課題となっている新大阪うどんかしわは健在であった





   

2016年8月16日 (火)

新大阪駅/ 浪花そば (カツカレーうどん)

1dsc08672 浪花そば

4月の下旬に大阪に行ったが、新大阪駅に到着して直ぐに「浪花そば」に立ち寄った際に「かしわうどん」を選択したのであったが、「新大阪うどん かしわ」という新製品があったことに気付き、東京に戻る際にはこれをいただこうと思っていた。

1dsc08673 ディスプレイ

しかしながら、店頭のディスプレイを見ていると「カツカレーうどん」がなんとも美味そうに見え、数日前の思いを振り切って「カツカレーうどん」をいただくことにしたのであった。

1dsc08677 カツカレーうどん

いつものように、入口で食券を買い求めその隣の配膳カウンターで受け取るまでにほんの30秒ほどのことであった。

奥の壁を背にして座ることのできる席が空いていたので、ここに腰を落ち着けた。
そして、改めて「カツカレーうどん」に目を遣ると、そこには濃厚そうなカレールーの下にカツが潜んでいたのであった。
ディスプレイではカツはル―の上であったが、まあどうでも佳いことであろう。
いや、むしろカツの衣にル―が染み込んで佳い口当たりかつマッタリした味わいに変貌するであろうから、喜ばしいことと考えるべきであろう。

1dsc08678 丼は樹脂製なるも蒔絵調のデザイン

1dsc08680 カツは想定外に肉厚

まずは、カレーのルーを一口含んでみた。
これは典型的なうどん屋のカレーの味であって、若干スパイシーに仕上げられてはいたものの、カレー専門店やインドレストランとかで味わう味のものではなかった。
あくまでも昭和の御代から連綿と受け継がれてきたうどん屋のカレーの味なのであった。
やはりカレーうどんはこれでないと成立しないというものである。

次に、ル―の下に隠されていたカツとうどんを引き上げてみた。
カツは存外に分厚い肉でできていて、また衣は肉離れをおこしておらず、非常に好い仕上がりのものであった。
衣には程良くル―が染み込んでいて、肉とカレーのそれぞれの旨味が複層的に味わうことができたのであった。

うどんはごく普通のものであったが、関西系のうどんのおつゆのマッタリ感はカレーのスパイス感に置き換わっていて、これがこれでうどんと絶妙の相関関係を形成しいるのであった。

1dsc08690 富士山

久しぶりに関西系のカツカレーうどんをいただいて気分良く新幹線「のぞみ」に揺られていると、富士山の姿は何時もよりも明るく見えたのであった。





  

2015年11月26日 (木)

新大阪駅/ 浪花そば (浪花スペシャルうどん)

1dsc01983 浪花そば@新大阪駅(11hrs)

大阪には6日ほど居て、新幹線で東京に戻ったのであったが、新大阪駅では「浪花そば」に立ち寄ってうどんを食した。
新大阪駅でのぞみの新大阪駅発の列車の指定席を購入したが、新大阪駅発という制約を付けたがために、発車までに50分程の余裕ができてしまった。

そこで、「チキラーハウス」をひやかしてから「浪花そば」に向かったのであったが、時刻が11時10分過ぎという早い昼食を摂ってもおかしくないタイミングであったので、店頭にはちらほらとお客が訪れ始めていた。

1dsc01974 ディスプレイ

この時もゆるりとディスプレイを眺めて品定めをしていたら、「浪花スペシャル」といううどんが目に飛び込んで来たのであった。
「浪花スペシャル」という名前に気を取られ、その内容を確認しないまま注文カウンターにならんでいたのであった。

1dsc01981 浪花スペシャルうどん

今回は注文を終えて30秒もしない内に「浪花スペシャルうどん」が配膳カウンターから出てきた。
注文カウンターに近い大テーブルの椅子に腰かけて、改めて「浪花スペシャルうどん」と対峙し、その内容を確かめたのであった。
まず、眼に付いたのが牛肉であった。
薄切りの牛肉は醤油と砂糖で甘辛く煮付けたもので、淡い味であったが噛みしめると牛肉の味がしたのであった。(当然と言えば当然であるが。)
そして、牛肉の横のには玉子が落されていて、所謂月見状態となっているのであった。
さらに、刻みネギがドサッと載せられていて、その脇に蒲鉾スライスが1枚添えられていたのであった。

1dsc01980 丼鉢は大きく深い

最初に一掴みのうどんを啜り、次いで牛肉を口に運んだ。
鰹と昆布でとった出汁を纏ったうどんのほのかな甘みと牛肉から滲む動物系脂の甘味が相互に絡み合って、典型的な関西系肉うどんの佳い味わいであった。
ついで、玉子の黄身を箸の先で軽く崩して、うどんと牛肉に黄身を纏わせていただいた。
黄身のとろり・ねっとりとした感触が舌から口腔内全体に広がるとともに、わずかなチアゾール系化合物の風味を感じながら咀嚼を繰り返すと、ほのかな甘みとともに濃厚な卵そのものの味が広がったことによって素材それぞれの味がより引き立てられ、落頬の味わいであった。

これでうどん自体が「道頓堀 今井」レベルの上質なものであったならば、東西駅うどん対決があったとしても無敵の存在となるに相違ないものであった。

1dsc01977 おしながき(入口左脇)

なお、注文カウンターに近い場所にいたので、新たに入店してきたお客さんたちの注文内容が聞こえてきたが、「たこ焼きうどん」と「浪花スペシャルうどん」の注文が圧倒的に多かった。

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