富岡/ 食堂 富水 (刺身盛合、天ぷら盛合、鯵フライ、カキフライ、ビール、熱燗)
富水
一昨日、均ちゃんから連絡があり、今日久しぶりに飲もうということになった。
場所は、鮮魚商である富岡水産が経営する「富水」にした。
今日は門前仲町の改札口で待ち合わせ、「富水」に向かった。
時間は昼食時であり、我々の入店は少し遅めであったことから店内の主要スペースは既に先客で占められていたので、右手奥の部屋に通されたのであった。 まずは、ビール
一番奥のテーブルに着いて、まずはビールで乾杯し、久しぶりの再会を慶んだのであった。
均ちゃんは現在担当しているプロジェクトで主導的役割を果たしていて、日々かなりのロードがかかっているのであったが、元気な様子でなによりであった。 刺身盛合
最初に注文したのは「刺身盛合」である。
「富水」は何と言っても新鮮な魚が秀逸であって、これを注文しないということはあり得ないのである。
供された刺身はいずれも魚の味が濃く感じられるものばかりで、特に烏賊、カンパチ、中トロは口当たりも口腔内で広がる固有の味も佳いものであった。 熱燗二合
刺身が運んでこられた際にはビールはコップに半分という状況となっていたので、「熱燗」を二合注文した。
刺身にはやはり熱燗がベストである。
魚とは言っても淡い脂が口中に広がるのであり、これを熱燗が流し去ってくれ、新たに食べる魚に他の魚の味が混ざるのを防いでくれるのである。 天ぷら盛合
刺身の次は「天ぷら」の盛合せを注文した。
天ぷらは薄手の衣でカラリと揚げられていて、衣の下の海老、穴子、野菜はふっくらしっとりと仕上げられていた。
中でも「穴子」のてんぷらはほくりとした身の旨味が抜群であって、鮮魚店経営の面目躍如というものであった。 鯵フライとカキフライ
天ぷらの次はフライである。
均ちゃんの提案で、この後は「もんじゃ」に行こうということになったので、フライは鯵フライ2個とカキフライ4個を注文するに止めた。
「富水」の鯵フライは大ぶりの新鮮な鯵がフライにされていて、身のふわりとした食感といい、身から広がる味といい、得も言えぬものであった。
また、カキフライは均ちゃんの好物であるので、3個を均ちゃんに引き受けてもらったのであった。
なお、鯵フライを食べるといつも思い出すことがある。
それは、M社の大先輩の中の数人の方に『醤油』で食される人が居られたということである。
この方達によると、鯵フライを味わうには『醤油』以外にはあり得ない、ということであった。
しかしながら、私は『ソース』でしか鯵フライを食べたことがないし、それが最も美味な食し方であると思っているのである。
醤油派かはたまたソース派か、好みの問題とはいえエンドレスの論戦が続いているのである。
因みに、均ちゃんに尋ねると、ソースで食べる、というのであった。
よしよし、均ちゃんはソース派である。
が、奥さんは『塩』で食されるという。
新説が現れたのであった。 熱燗二合(二本目)
鯵フライとカキフライは追加の熱燗とともに食した。
「富水」では久しぶりに旨い魚を食べたという満足感を胸に、次の店に向かったのであった。
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