溝口/路じ(つけうどん 黒胡麻とかぼす)
路じ
均ちゃんと溝口の「二の鉄」で焼肉を食べたが、ここで何か〆に食べるか、はたまた他店でラーメンでも食べるか。
結局、一旦店を出てラーメンにでも行こうということになった。
バスのロータリーのあるエリアに向かうと、道すがら均ちゃんはF社に入社して間もないころ溝口周辺に住んでいて、よくこのエリアには来ていたということを話してくれた。
私は最近頻繁に空腹を感じるのであるが、食べる量は以前よりも格段に少なくなってきている。
ラーメンは重い、などと言いながら大きな通を歩いていると、細くて暗い小道の奥に明かりが見えた。
小道の入口にある看板をみるとうどん屋のようすであり、ここに入った。
きつねうどん
奥の二人掛けのテーブルに案内され、均ちゃんは温かいうどんから「きつねうどん」を、私はつけうどんから「黒胡麻とかぼす」を注文した。
黒胡麻とかぼす
「黒胡麻とかぼす」はうどんの上に焼きナスの中身と葱が載せられていて、これにかぼすを絞りかけたものを、黒胡麻のタレに漬けて食べるというものであった。
焼きナスの軽い苦味と茄子本来の味にかぼすの酸味と香りが心地よく、そのままでも酒の肴にあにそうであった。
ただ、黒胡麻のたれに個性が乏しく、葱に負けてしまっていたし、うどんに絡む量も少なくタレとしての役割を果たせていないように感じた。
なお、後日気付いたが、均ちゃんは昔を思い出してラーメンに行きたかったのではなかろうかと。
もしそうであったなら申し訳ないことをしてしまったものである。
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