銀座/ 五代目 花山うどん (鬼釜)
松屋通沿いの店の前(入店待ちの人で溢れていた)
先週M社の株主総会に行った。
殆どの企業の株主総会と同様に、開催前に大口株主からは決議事項について同意を得た上で開催されているものであるから、私のような泡沫株主の意見が反映されるものではない。
したがって、退職した私にとってはM社の近況を知ると同時に参加株主の中に多く居られる先輩後輩との同窓会に出席するというニュアンスが濃厚なものとなっているのである。
さて、その株主総会も終わり、数人の先輩諸氏と昼食を摂るために銀座に向かった。
銀座に到着すると時刻はほぼ昼食時を指しており、YA氏の発案で群馬県を本拠とするうどん店に行くこととなった。
目指したうどん店は「五代目 花山うどん」という名前であって、YA氏によると数カ月ほど前に開店した店である。
なお、「花山うどん」は群馬県館林に本店があり、初代から数えて約120年の歴史を誇るというものであった。 店頭のディスプレイ
「五代目 花山うどん」の前に至ると、店内は満席状態であるばかりか店頭には数名の先客が入店待ちの状況であった。
入口にあるリストに名前を書いて雑談をしながら名前を呼ばれるのを待った。
その時、YA氏から
「リストに『カミ』と書けば良かったかも。そしたら、『カミサマ、カミサマ~!』って呼ばれるねェ。」
との一言があり、私からは
「『大仏』と書くというのはいかがでしょう?呼ばれたら『オサラギデゴザル。』って返事するのも良さそうですが・・・。」
と言ったのであったが、私の提案は余り受けなかった。 おつけもの(うどんを待つ間にコリコリ・ポリポリ)
さて、待つこと数分にして店内に招き入れられた。
お品書を見ると、うどんは「鬼ひも川」(超幅広うどん)と「うどん」(通常サイズ)の二種類があった。
「鬼ひも川」というのは皆に取って珍しく、全員が「鬼ひも川」を選択することとなった。
次いで食べ方であるが、冷たいうどんをということとなったが結局「ざる二味」と「鬼釜」の二手に分かれた。 ざる二味
「ざる二味」は「鬼ひも川」を「醤油つゆ」および「金胡麻つゆ」の二種類のおつゆで食するもので、当店のうどん固有の味や食感をダイレクトに賞味できるという諸氏の感想であった。 鬼釜
鬼釜
一方、私も注文した「鬼釜」というのは上州麦豚が使われており、うどん日本一を決める大会で三年連続して優勝したものだそうである。
上州豚以外には、温玉、蒲鉾、刻み海苔、刻みネギが載せられていた。
食べ方に関して仲居さんからインストラクションがあり、①先ずは出汁を半分ほどかけてから「ひも川」だけを、②次いで好くかき混ぜて、③最後にワサビを混ぜて、という三段階の食べ方を勧められたのであった。
いずれの食べ方も佳い味わいであったが、個人的な好みでは②が好かった。
なお、器はタヌキのデザインであった。
当店では器にも凝っていて、有田焼、美濃焼、益子焼などの器が使用されているそうであるが、このタヌキの器は信楽焼であろうか。
それにしては大きなフグリが見当たらない・・・。
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