浜離宮恩賜庭園/ 中島の御茶屋 (抹茶と和菓子)
中島の御茶屋(富士見山より)
先日YA氏と昼食を「筑紫楼」で摂った後、築地経由で「浜離宮恩賜庭園」に行った。
主たる目的は、YA氏にとっては桜を見ることであり、私としては「中島の御茶屋」で抹茶と和菓子をいただくことにあった。
この辺りが高尚なYA氏と私の相違点の一つであろうか・・・。 菜の花畑と勝鬨の高層マンション
庭園内に入ると先ず最初に「三百年の松」を見て、次いで菜の花畑のエリアに進んでいった。
菜の花は満開で、その香りがそよ吹く風に乗って漂っていた。 中の御門
「中の御門」前には桜並木があったが、未だ三分咲以下という咲き具合であった。
また、園内の桜の木々を見たが一分咲以下のものばかりで、3月29日のタイミングでは観桜にはまだ早かったのであった。
ゆるゆる歩いて「潮入の池」に架かる「お伝い橋」を渡ると「中島の御茶屋」に至った。
お茶室への入口に回ってみると、そこには海外からの観光客の人達で行列ができていたのであった。
折角ここまで来たのであるからとYA氏に諮った結果、行列の最後尾に並んだのであった。
思うに、私の顔には「抹茶」とか「和菓子」というサインが強く出ていたのではないかと、今になって反省するところである。 床の間
並び始めて程なく室内に入ることが叶い、更に幸運なことに床の間を背にした席に着くことができたのであった。
この席は、季節の佳い時には池の面を流れた風が爽やかに入ってくるし、景色を愛でるにも最良の席なのである。
この日も天気が好く、春先の爽やかな風を感じることができたのであった。 抹茶と和菓子
着座して暫らくすると、「抹茶と和菓子」が運ばれてきた。
お盆の上には二人分の「抹茶と和菓子」が載せられていたが、効率を考えると一人一人別々のお盆で供されるということはないのであろう。
座った位置の関係から、YA氏の和菓子は「菜の花」、私のは「桜」となったのであった。 菜の花
桜
どちらの和菓子も淡い色で花を表現してあり、その色がグラデーションとなって広がっていた。
派手さはないが、得も言えぬ艶やかな美である。 富士見山
「中島の御茶屋」で「抹茶と和菓子」をいただいた後、「富士見山」に登った。
横から見るとそんなに見晴らしが良い山のようにはみえないのであるが、頂上からの景色は存外に素晴らしいものである。 中島の御茶屋(富士見山より)
特に、「富士見山」から見降ろした「潮入の池」の眺めはなかなかのものである。 対岸には桜
水上バス発着場
「富士見山」を降りて、庭園内を逍遥し、「大手門」に戻ったのであったが、庭園を管理する方が「電通ビル」からの眺めが好いと薦めてくださった。 電通ビル
「大手門」から汐留エリアの方角に目を遣ると「電通ビル」が聳え立っていた。
早速「電通ビル」の46階に高速エレベータで上がると、目の前に眺望が開けていたのであった。 浜離宮恩賜庭園と東京湾(電通ビル46階より)
築地市場(電通ビル46階より)
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