神田/天野屋(ところ天、冷やし甘酒)
天野屋
先日は午後から外勤となり、上野に向かった。
時間に余裕があったことから、お茶の水駅から歩いて上野方面に向かうことにし、途中神田明神に詣でて無病息災をお願いした。
神田明神様大門
参詣を終えた後、神田明神の大鳥居横にある老舗の茶店「天野屋」に立ち寄り、一服の休憩をとった。
入店したところ、先客数組が奥の中庭に面したテーブルに着いておられたので、入口傍の広いテーブルの奥に座った。
店内
注文は、熱い甘酒にしようか一瞬の間ではあったものの逡巡したが、この日は30℃を越える熱い日であり、「冷やし甘酒」をいただくことにした。
また、軽くお腹を満たそうと思い、「ところ天」もいただくことにした。
冷やし甘酒
「冷やし甘酒」にはみその小皿が添えられており、これが甘味を引き立てる。
「冷やし甘酒」は井戸水程度の温度に冷やされていて、この日の体には心地佳い塩梅で染み渡った。
全体に白色の液体の中には、柔らかいモロモロとした甘酒に特有の舌触りが感じられた。
総じて味は強くはなく、抑制されたものではあったが、存在感のあるものであった。
まさに「和」の味わいであった。
ところ天
「ところ天」は、私の生まれ育った大阪エリアでは黒蜜でいただくのであるが、関東では酢醤油に辛子でいただくのが定番である。
神田にある当店も同様であった。
寒天から作られるところてんには味が無いので、のど越しの良さを味わうようであるが、当店の「ところ天」は硬からず柔らかすぎず、また適度に冷やされていたので、絶妙な口当たりであった。 天野屋は大鳥居の脇に店を構えている
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