銀座/豪農 五十嵐邸(濃口・親子丼)
豪農 五十嵐邸の入口
豪農、と店名に銘打ったお店である。
新潟の食材をフルに活かした鶏肉料理を主体にした料理屋さんと見受けた。
エントランス
地下へ降りていくと、エントランスのところでお姉さんが待ち受けていたかのようなタイミングで引き戸を開けてくれた。
入って右側中ほどのテーブルに案内された。
巨大座布団
各テーブルは、通路側は椅子になっているが、壁側は木製のベンチシートになっている。
が、その上には巨大な座布団が置いてある。
さすが、豪農である。客人をもてなすにはまずは座り心地の良さから」ということであろうか? お品書
お品書を読むと、当店で使われる鶏肉、玉子、米、いずれも新潟のもので、それぞれは厳選された食材とのことである。
係のお姉さんに初めて来たことを告げてお勧めを伺うと「濃口・親子丼」が当店のお勧めであると仰るので、これをいただくこととした。
なお、ご飯の量は小さいお茶碗に一杯半程度とのことで、大盛にするかどうか尋ねられたので、大盛でお願いした。
丼も椀も立派である
熱いお茶をすすりつつ待っていると、立派な器に入れられた「濃口・親子丼」が持ってこられた。
蓋を取ると、中は黄身の色も鮮やかな親子丼である。
濃口・親子丼
まず、鶏肉を口にした。
ゆるりと噛みしめると、強い弾力が歯を押し戻してきた。
咀嚼を繰り返すと、鶏固有の味が口腔内に広がった。
これは、広い土地で放し飼いにされた地鶏そのもののからくる食感と味であろう。
玉子は、程よい硬さに仕上げられており、濃口の出汁が巧く合されていて、玉子の味が柔和に感じられた。
お椀は、赤出汁でわかめと板麩が入れられていた。
ちまきとアイスコーヒー
親子丼を食べ終わると、ちまき(笹巻葛水晶という名前)とコーヒーが供されたが、個人的にはちまきにはお茶が良かったのではないかと思う。
和食には
「お茶!」
である。
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