新宿(和菓子)

2017年1月14日 (土)

新宿/ 追分だん古゛ (だんご 二本盛り:抹茶あん、苺あん)

1img_8780 店内の飾り付け(季節によって替えられる)

「ところで、YH様。
この後のご予定は如何におわしまするか?」
「拙者は見ての通り、暇を持て余しておるでござる。
そのような問いかけをされるとは、ジャッカル殿には何やらお考えがござるとお見受けいたしたが、是非そのお考えを聞きとうござりますのう。」
「いかにも。
流石はYH様でござります。
実は、・・・。」
という会話を「新宿中村屋」で交わしたあと、「追分だん古゛」に向かったのであった。

「追分だん古゛」に足を踏み入れると、店内はいつものように殆どのテーブルは先客で占められていた。
さはさりながら、天祐なるか奥のテーブルが空いていたのであった。
若い女性店員さんの
「お好きな席にドオゾ~。」
という声を聞きながら、奥に歩を進めた。

1img_8766 お品書

着席して手渡されたお品書を見ると、新しい甘味がいろいろ掲載されていた。
その中から、YH氏は「期間限定・旬の甘味」と銘打たれた「栗ぜんざい」を選択された。
その実、私も「栗ぜんざい」に興味をそそられていたがYH氏が先に選択されたことから「栗ぜんざい」はYH氏にお任せし、私はいつものように「だんご」の「二本盛り」から目新しいところで「抹茶あん」と「苺あん」をいただくことにしたのであった。

1img_8773 栗ぜんざい

1img_8775 栗ぜんざい

まず「栗ぜんざい」が恭しく供された。
そして、お椀の蓋を取られたYH氏の顔に嬉々とした光が一瞬過ぎったのであった。
淡褐色のトロリとした様相の液体部分を匙で口に運ばれたYH氏からは
「美味なり!
上品な味でござる~!
栗のペーストの中に細かく刻まれた栗の実が散りばめられていて、味は言ふまでもなく、舌触りも言ふことな~し!!」
という言葉が漏れ出たのであった。
後は黙々と食べ進められるYH氏の姿がそこにあったのである。
なお、この「栗ぜんざい」は実際に味わっていなくてもの姿を見ただけでその佳き味わいは想像できるという一品であった。

1img_8770 だんご二本盛り:抹茶あん、苺あん

1img_8771 抹茶あん、苺あん

1img_8776 抹茶あん

一方、「だんご 二本盛り」も秀逸なものであった。
「抹茶あん」は関東地方でも一二を競うという最高のだんごの上に、抹茶を白餡に均一に混ぜた抹茶あんが分厚く載せられていた。
一口口に含み、ほんの数回咀嚼を繰り返すと、口腔内は抹茶あんから放たれた抹茶の研ぎ澄まされた苦味と白餡のたおやかなる甘味で満たされたのであった。
この抹茶あんは全体が自然の柔らかさで覆われていて、くどさは全く無く、かといって味わいの加減が弱いなどということのない逸品であった。
この抹茶あんが当店のだんごと一緒になっているのであるから、この上なく美味なのであった。

1img_8777 苺あん

「苺あん」のだんごは、だんごに漉し餡が載せられ、更にその上にカットされた苺がそのまま載せられたというシンプルな構成のものであった。
まず、そのヴィジュアルが実に好い。
また、イチゴ、漉し餡、だんごを一時に口に入れると、イチゴからの酸味と漉し餡からの甘味が波状攻撃的に広がり、思わず頬の筋肉が笑顔モードに緊張と弛緩を繰り返すのであった。

1img_8781 苺大福・豆大福詰合

支払いを終えて店の前に出ると、そこのショウケースには「苺大福」と「豆大福」の詰合が所狭しと並べられていた。

 年明けの苺大福春近し

  

2016年7月 2日 (土)

新宿/ 追分だん古゛ (だんご二本盛り:きなこあん、あんずあん)

1img_0965 追分だん古゛本店

先日、YA氏と「鷹丸鮮魚店」でエビフライを堪能した後、存外に元気であったことから慾を出して「追分だん古゛本店」に赴いた。
ただ、伊勢丹の前にまで至った頃には若干ではあるが疲れを感じるようになっていたが、交差点を越えると「追分だん古゛本店」である。
元気が出ない訳がなく、意気揚々と店内に歩を進めたのであった。

1img_0950 紫陽花の活花

店内に入ってみると、未だ1時に10分ほどもあるのに先客は二組だけであった。
奥のテーブル席が空いていたので、そこに着いたのであった。
横には紫陽花の活花が飾ってり、静けさはあるが甘い物の雰囲気に満ちた店内は梅雨の晴れ間が感じられる装いとなっていた。

1img_0948 店内(奥の席よりの眺め)

1img_0949 同上

「追分だん古゛本店」でこういう静かな状態は珍しいことであると思っていると、ほんの僅かな間に店内は多くの人で賑わうようになっていたのであった。

1img_0955 お品書

1img_0954 お品書

着席すると、若い女性店員さんがお茶とお品書を持ってきてくれた。
いつものように私は迷いに迷ったが、気風の良いYA氏は即座に「和菓子セット」の「わらび餅」を選択されたのであった。
私は呻吟を重ね、漸く辿り着いたのが「だんご 二本盛り」で、選択しただんごは「きなこあん」と「あんずあん」であった。

1img_0960 和菓子セット(わらび餅)、黒豆茶

1img_0959 わらび餅

待つこと暫し、注文の品々が運ばれてきた。
そして、複雑な気分になったのであった。
というのは、YA氏の「わらび餅」が近年見た「わらび餅」の中では群を抜いて美麗かつ美味に見えたからであった。
「わらび餅」を注文すれば良かった~!、と思ったが、時既に遅しである。
心の動揺を隠したままYA氏に問うと、
「これは最高に美味しいダジョ~。」
とハタ坊のように応えられたのであった。

1img_0956 だんご 二本盛り(きなこあん、あんずあん)

1img_0958 同上:横から

一方、私の注文した「きなこあん」と「あんずあん」であるが、これも大そうな美味であった。
詳しくは分からないが、白餡にきな粉やアンズペーストが練り込まれ、これらがお団子の上に満遍なく載せられているのであった。
「きなこあん」も「あんずあん」も素材の個性が存分に活かされた味わいと香りであり、
流石は追分だん古゛、と唸らせられる逸品であった。





   

2015年8月10日 (月)

新宿/ 追分だん古゛本舗 (はちみつレモン、 のり七味)

1dsc08086 追分だん古゛本舗

先日「追分だん古゛本舗」で「和栗のかき氷」をいただいたことは既に述べた通りであるが、この時併せて当店のスぺシャリテである「だん古゛」をもいただいていた。

「だん古゛」はかき氷の後、熱いお茶とともにいただいたのであったが、これがまた何とも言えない佳い味で、至福の時間をすごすことができたのであった。

1dsc08064 お品書(部分)

かき氷を注文した際に、だんごもいただくのは若干多いかな、などと思いはしたが、尽きぬ興味に負けて二本いただくことにしたのであった。

まず、選んだのは「はちみつレモン」である。
前回の訪問時(報告は5月16日)には、お品書には載っていないだんごで、所謂新たにラインアップに組み入れられただんごである。

もう一本はお品書の主要メンバーである「のり七味」で、予てから興味をそそられていただんごである。

1dsc08078 はちみつレモン(左)、のり七味(右)

だんごは同時に注文した「かき氷 和栗」とともに供されたので、かき氷を食べきってからいただいた。

当店では、だんごは串の持ち手部分がお客の前になるように置かれている。
(因みに、日暮里の羽二重団子は横向きに並べられていた。)

1dsc08079 はちみつレモン(手前)、のり七味(奥)

だんごの姿形を横から眺めてみると、上の写真のようになるのであった。

1dsc08081 はちみつレモン

まず、爽やかな女性店員さんにお願いして注ぎ足していただいた熱いお茶を、ズズっと井と啜りしてから、「はちみつレモン」を口に運んだ。
「はちみつレモン」は、白餡に蜂蜜とレモン果汁が練り込んであり、味わいの印象は飲み物でいただく「はちみつレモン」のあの味であった。
また、薄く切って載せられたレモンの切片からは、軽い苦味がアクセントとして一瞬の光彩を放つのであった。
これらの複層的な味が上新粉でできただんごの上品で淡白な甘味と合わさって、くどさが全くないバランスのとれた味わいとなるのであった。
この「はちみつレモン」は和のテイストを維持しながらも、団子として新しく独立した一つのカテゴリーを作り上げているように思うところである。
なお、この味は初めて日本に来た超コンサバな西洋系観光客にも喜ばれる一品と確信するのである。

1dsc08082 のり七味

再び熱いお茶で口腔内を洗い、今度は「のり七味」をいただいた。
だんごの1個目と2個目の間に前歯を入れた瞬間、海苔の風味がフワッと広がった。
そして、間髪を入れずに「七味」から来るカプサイシン系の刺激と醤油の大豆発酵系の香りが満ちてくるのであった。
更に、舌の上に乗っただんごの1個目からは、舌の上を覆う唾液の動きによって「七味」のピリカラ味が舌の先端部から徐々に広がっていくのであった。
この間、僅かに0.5秒程度のことであった。
これまた、佳品である。

 

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2015年8月 8日 (土)

新宿/ 追分だん古゛本舗 (かき氷 和栗)

1dsc08088 追分だん古゛本舗

昨日は、大阪に送るお盆のお供えものを新宿に買いに行った。

1dsc08089 伊勢丹 本店

行った先は、新宿三丁目の「伊勢丹 本店」である。
買い物は意外に簡単に終わったので、伊勢丹の直ぐそばにある「追分だん古゛本舗」に伺った。
最近は新宿3丁目界隈に来ると必ずと言ってよいほど「追分だん古゛本舗」を訪れるということが続いている。

1dsc08060 ウェイティングエリアの木彫りの扁額

「追分だん古゛本舗」の中に入っていくと、金曜日の午後ということもあって店内は満席状態で、エントランスの脇にあるウェイティングエリアで暫し待つことになった。
そのお陰で、壁にかけてある木彫りの扁額を良く見ることができたのはラッキーであった。

1dsc08066 熱いお茶

そうは言っても、待つこと5分でウェイティングエリアの正面にある二人掛けのテーブル席に案内されたのであった。
渡されたお品書を見ていると、笑顔が爽やかな女性店員さんが「熱いお茶です。」と言いながらテーブルにお茶を置いてくれた。

お品書を見ていくと、かき氷の新商品と銘打って「和栗」というのが1ページ前部を使って紹介されていた。
「和栗」のページをちらりと一瞥して他のページを見ていったが、何となく気になり再度「和栗」のページに戻ると、「国産の栗をふんだんに使用した贅沢なかき氷です。」と書いてあった。
暫時迷ったのであったが「和栗のかき氷」をいただくことに決めたのであった。
また、併せて当店のスぺシャリテである「だんご」もいただくことにしたが、これに関しては後日の報告とさせていただきたい。

1dsc08070 かき氷 和栗

10分程待ったであろうか、「和栗」のかき氷と「だんご」二本がお盆に載せられて運ばれてきた。

1dsc08069 かき氷 和栗(横)

1dsc08074 かき氷 和栗(上)

「和栗」のかき氷は、横から見ても、はたまた上から見ても、立派な代物であった。
まず一口、和栗のかかった部分を口に含んでみた。

なんと、かけられているのは栗の白餡である。
マッタリとした栗餡の中に栗の刻んだのが散りばめられていて、良い食感を醸し出していた。
味わいは、まさに栗餡の味であり、かかれた氷が融けるのにあわせて和栗と白餡の味が口の中に広がって行くのであった。
かき氷でこの味は全く初めての経験であった。
実に佳いかき氷であった。

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2015年6月16日 (火)

新宿/ 追分だん古゛本舗 (三色だんご、みたらしだんご、梅みょうが、つぶあん)

1dsc06133 追分だん古゛ 本舗

過日のことであるが、所用があって新宿に出掛けた。
この日は朝から雨が降り続いており、暑さに加えて湿度が高くなったことから愛用のカメラD800的にはいやらしい一日であった。

幸い所用は短時間で終わったので「追分だん古゛本舗」でちょっとだけ休憩をとった。
入店すると時間が早いのと朝からの雨のせいであろうか、先客は少なかった。

1dsc06130 店内の飾りは梅雨の装い

店内奥のテーブルに着いて店内の飾りを見ると、カラフルなでんでんむしやユーモラスな蛙が紫陽花の生花の横に並べてあって、雨の日を明るい気分にしてくれるのであった。

1dsc06112 お品書(だんごのページ)

1dsc06114 拡大

お品書をみると、さすがに「だん古゛」を店名に冠する老舗である。
だんごだけでも17種類ものラインアップを誇っていた。
そして、嬉しいことに関東地方ではなかなかお目にかかれない「三色だんご」がある!、のであった。

ここでは躊躇することなく「三色だんご」をいただくことに決めた。
加えて定点観測の「みたらしだんご」をみると「山椒、生七味入り」という一工夫入ったのが目に留まった。
一瞬逡巡したが、定番の「みたらしだんご」は以前にいただいたことがあったので、この日は「みたらしだんご(山椒、生七味入り)」をいただくことにして、「二本盛り」で注文したのであった。

1dsc06116 三色だんご、みたらしだんご(山椒、生七味入り)

1dsc06123 同上

「追分だん古゛」のだんごは全て注文を受けてからの手造りのようである。
10分ほど待ったであろうか、注文しただんごが運ばれてきた。

まず「三色だんご」からいただいたが、これは昔大阪に居る頃に食べたあの味を思い出すものであった。
すなわち、上新粉の柔和な味と口当たりが昔に経験した感覚を蘇らせてくれたのであった。

「みたらしだんご(山椒、生七味入り)」は、みたらし醤油の口腔を収斂させる甘塩っぱさに山椒の痺れ感と生七味の辛さ感が相乗的に感じられ、これは良い、と唸る味であった。
また、私見ではあるが冷酒のお供にも佳いのではないかと感じた次第であった。

1dsc06126 梅みょうが、つぶあん

「三色だんご」と「みたらしだんご(山椒、生七味入り)」を食べ終えたところでもう二本ほどいただけそうな気分であった。
再度お品書を見せていただいて「梅みょうが」と「つぶあん」をいただくことにした。

「梅みょうが」というだんごは人生初めてである。
これはだんごの上にみょうがの千切りが梅肉と一緒に載せられたもので、噛んでもみょうがが切れないのでそのまま引っ張って食べてしまうことになるというものであった。
個人的趣味で評価すると、味は悪くはないが想像した以上のサプライズ感はないように思った。

一方、「つぶあん」は定番中の定番であり、餡子もたっぷり載せられていてだんごとして本質的に優れる一品であった。

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2014年5月27日 (火)

新宿/追分だんご(だんご二本盛)

Dsc01353 追分だんご

今日は朝から新宿にある関係会社で会議があった。
昼食は先方から豪華弁当が供されたのであったが、写真を撮ることは憚られる状況であったので、本日は昼食に関して掲載できる写真がない。

そこで会議の後、オフィスに戻れないことは無かったが直帰することにして同行のYH君と別れ、新宿3丁目にある「追分だんご」に伺った。
「追分だんご」は東京内でも老舗で、そのだんごには定評がある。
店の表では、だんごをはじめとして数々の和菓子が販売されており、奥には喫茶室がある。
喫茶室の入口を入ると、若くて溌剌としたお嬢さんが奥のテーブルに案内してくれた。

Dsc01346 店内(奥)

着席してすぐにお茶とお品書を持ってきてくれた。
お品書にはだんご類を始めとしていろいろな和菓子が記載されており、お茶といただけるようになっている。

Dsc01343 お品書

今日は定番の「だんご二本盛」で、だんごは「みたらし」と「こしあん」をお願いした。
すぐに供されると思っていたら、さにあらず、5分以上待ったように思う。
推し量るに、注文が入ってから作られたのであろう。
その根拠として、「だんご」本体もかかっている「みたらし」も、そして「こしあん」も全てができたての口当たりであったのである。

Dsc01350 だんご二本盛「みたらしとこしあん)

まず、「みたらし」からいただいた。
「みたらし」のそこはかとした醤油味とこれからくる舌の後方部への収斂性、淡い甘味がえもいえぬ味わいである。
次いで、「こしあん」をいただいた。
「こしあん」は硬過ぎず柔らか過ぎず、にじみ出る唾液によって舌の上で絶妙にほぐれ、口中に広がっていく。
甘味も純日本美人のように抑制を効かせながらもその存在感はゆるぎないものであった。
いずれの団子も美味しくいただいたのであった。
これで価格が545円とは、場所が伊勢丹の斜め向かいという一等地ということを考えなくても、「安い!」と思料するところである。

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