神田/ やきとり 大樹 (やきとん、からあげ、熱燗)
やきとり 大樹
朋友のTI氏と一軒目の「みますや」に40分ほど居た後、河岸を変えようということで取り敢えず店を出た。
そして、「みますや」の隣にあるジャズのライヴハウスに行列を造る人達を横目にして歩くこと10秒ほどで目に入ったのが「やきとり 大樹」であった。
決して老舗風の店構えではないものの、新しさと清潔感を感じる店であったこと、それに加えて店頭の看板に焼鳥120円という今時珍しい安値が表示されていたことが入店の決め手となり、躊躇せずに店内に歩を進めたのであった。
私達が入店した18時20分という頃合いで約7割の席が先客で占められていたが、入店して程なく満席状態となったのであった。
私達は逆L字型カウンター席のコーナー手前に案内され、そこに着座したのであった。 瓶ビールはサッポロ赤星
席に着いてTI氏が注文されたのは瓶ビールであった。
そして供されたのはサッポロの赤星であり、更にそれは大瓶であった。
TI氏は瓶ビールが大瓶で供されるのは珍しいと言うてはりましたが、昨今は中瓶が主流である中で私も前回大瓶を見たのは何時のことであったか記憶することはなく、やはりTI氏ののたまわれた如く大瓶は珍しいようであった。 熱燗はグラスで供された
一方、私は何時ものように「熱燗」をお願いすると、海外出身のお兄さんによってカウンターの上に小皿に載せられたグラスが置かれ、そこに薬缶で暖められた清酒が注ぎ入れられたのであった。
そして、海外出身のお兄さんは清酒をグラスから溢れさせてくれたが、願わくばもう一呼吸長~く注いで欲しいというものであった。 お品書
TI氏はビールゴクリと飲み、私は熱燗をズビリと啜りながら酒の肴を選んだ。
TI氏は「やきとん」に甚く惹かれたようで、「やきとり」の店でありながら先ずは「やきとん」のカテゴリの中から「シロ(大腸)」、「豚レバー(肝臓)」、そして「豚バラ(かたバラ)」を選択されたのであった。
TI氏に塩かタレかを私が確認すると明快な返事が無かった(ように思った)ので、私の好きなタレで注文を通したのであった。 豚バラ
待つこと暫し、最初に供されたのは「やきとん(豚バラ)」であった。
徐に串の柄を摘まみ、先端部分の肉を噛んで串を抜き、そして咀嚼を繰り返すと、焼とんの旨味が広がった。
ここに熱燗を啜り入れると酒精が新たな刺激となって口腔内に広がり、これを繰り返すことで悦楽の波状攻撃が訪れたのであった。
今思うと当店のやきとんの美味さは、タレがなかなかの味わいであったことに主たる要因があったように思料しているが、確認するには再訪することが必要であり、それには時間を要すると推察するところである。 シロ、豚レバー
「豚バラ」に次いで「シロ」と「豚レバー」が同時に供されたが、どちらも素材の新鮮さが際立っていて、そこに当店のタレが絡んでいて、これまた美味し!であった。 網レバー
更に追加オーダーとして『フォアグラにも負けないコクとうまさ。』と説明が書かれていた「網レバー」を注文した。
多分網脂で鶏のレバー巻いたものと推察するが、フォアグラには完全かつ完膚無きまでに負けるものであった。
とはいえ、一本160円であるから価格を考えると抜群のクオリティであった。 鶏のから揚げ
最後に、「鶏のから揚げ」を注文したが、海外出身のお兄さんが目の前のフライヤーで揚げているのが見えた。
そして供されたのがTI氏にも私にもかなり大盛のものであった。
これで390円であるから、これまた抜群のCPであった。
なお、ここの支払いをしてくれたTI氏からは総計は二人で3,218円ということで、破格の価格であった。
因みに、「みますや」は総計4,500円であり、これまた抜群の価格であった。
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