銀座/串揚げ&ワイン OLIVE
今朝は通勤で最寄りのJR中央線の駅まで行ったが、ホームを出た電車が次の駅で止まったようであった。
その理由は、駅と電車内でなされるアナウンスによると、車内で具合の悪い人が出たことで停車したが、一部の乗客がドアを勝手に開けて線路上に降りた。警察も出動しており、加えて「車内で発煙している。」とのことであった。
結局7時30分位に駅のホームに上がり、乗った電車が動き出したのが約1時間後であった。
OLIVEエントランス(B1)
「OLIVE」は初めての入店である。
夏頃であったか開店したのは認識していたが、訪れることの無いまま今日に至った。
12時20分頃の入店であったが、先客は女性の二人連れが2組であった。
奥のテーブルかカウンター席を勧められたので、カウンター奥の席に着いた。
メニュ
お昼のメニュには5種類用意されており、豚カツに気持ちが動いたが、初めてなので店名にもある「串揚げ」が供される「OLIVE串揚げ7種」をお願いした。
最初にスープがカップで、併せてサラダが供された。
スープはベジブロスと称され、こくのあるスープで、これに麺を入れて食べたら美味しい逸品となるように推察する次第である。
また、サラダは水菜のサラダで、かなりの量であるのにお替りができるとのことである。
ベジブロス(右)とサラダ(左)
更にサラダには、ドレッシングとオリーブオイルが用意されており、どちらでいただいても美味であった。
サラダを食べきらない内に、揚げられていた串揚げが出来上がった。
OLIVE串揚げ7種
木のプレートに7本の串揚げが載せられ、ソースとレモンがそれぞれ小皿にて供された。
写真では、左から、豚肉、鶏肉、天使の海老、烏賊、子持ち蒟蒻(蒟蒻に数の子を挟んだもの)、蓮根、薩摩芋、であった。
総じて感じたのは、油が良くて、全く劣化を感じなかった。
したがって、素材自体の味が引き出されるとともに、大量に調理する店と異なって胃が重たくならない。
やはり、オリーブオイルでさくりと揚げることを売りにしている店の矜持というものが出ているように感じた。
素材別では、特に「天使の海老」は、プリりとした食感で海老としての香りも味も佳かった。また、尾も含めてカリリとした食感が良かった。
一方、「子持ち蒟蒻」は、発想としては面白いアイデアではあるが、数の子が熱に負けてしまっており、魚卵類に熱を通すことの難しさがでていた。
[私の好みでは、魚卵類は煮物(鯛の子、鰈の子)、炙り(河豚の白子、鱈子)、塩・醤油漬(キャビア、たらこ、いくら)、のようにする方が魚卵の個性がでるように思う。天ぷらでも魚卵を揚げる有名店があるが、いかがなものかと思ってしまう。加熱が難しいという理由の主たるものは、ただ単に熱を負荷しただけでは魚卵がフニャフニャになって食感がダレルのと、舌で味わうべき成分が雑臭となって混じってくるからである。]
ご飯は、お茶碗が深いものなのでそこそこの量が入っているが、串2本分だけお替りさせていただいた。
敢えて贅沢を書かせてもらえるなら、揚げ物の間に挟む「口休め」というか、ご飯に合わせるあっさりとした漬物のようなものがあれば良かったように思うのであるが、これはOLIVEという店のコンセプトからは逸脱するのであろうか・・・?。
「OLIVE」はワインを謳う店であり、品ぞろえもリーズナブルな銘柄が多いように見受けられた。
今度は、夜に伺い串揚げとワインを楽しみたいものである。
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