調布/かれんど(あんかけカリーうどん)
かれんど
今日は3連休の初日であり、日ごろの運動不足対策のために11時前から歩いた。
その途中、京王線の調布駅前にある「かれんど」という名前の店で昼食を摂った。
店の看板を見ると、「かれんど」はインドカレーの専門店のようである。
しかしながら、店内でメニュを拝見すると、確かにカレーが主体ではあるが、同時にスパゲティ、すき焼き丼、京風親子丼、ハヤシオムライス、なども供されている。
壁
さはさりながら、「かれんど」がカレーに注力しているのは、その香辛料へのコダワリからも見て取れる。
使用スパイス一覧(17種類のスパイスを使用)
今回は、初めての入店であるので人気メニュである「あんかけカリーうどん」をいただくことにした。
店主からは、「うどんを煮込むので時間がかかります。」とのコメントがあったが、初志貫徹である。
「あんかけカリーうどん」は人気メニュだけあって、先客も後から来た客も、その50%以上が注文していた。(相席になったお兄さんはチキンカレーであったが。) 「あんかけカリーうどん」と「サラダ(キャベツに豆腐が乗っている」 (リングは直径25mm)
あんかけカリーうどん
店主夫人(?)から「ご飯」を付けるか問われたので、これもお願いした。
「あんかけカリーうどん」と「ご飯」
出てきた「あんかけカリーうどん」は巨大サイズであり、まずその大きさに目を奪われた。大盛が大好きな私としては嬉しい限りである。
店主夫人(?)から、生姜を良くかき混ぜて食べるよう薦められた。
かき混ぜる前にトロミのついたあんを口に含んで見たら、カツオの効いた和風出汁がベースになっており、これにスパイスが複合的に効いたあんであることが感じられた。
確かにスパイスは良く効いているが、辛いことが売りのカレーのように激辛なわけではない。誤解を覚悟で言い換えてみると、「葉隠」のように存在を自ら誇示するものではないが、結局食べ終わってみる頃にその存在の大きさを実感するというもので、スパイスの選択と配合の妙であった。
あんが秀逸であるから、具材も味わい深くなっている。用いられているのは、豚肉、葱、玉葱、が主体であって、加えて干し桜エビがあんに溶け込んでその固有の味を出す段になるとこれが後追いで食感と味のヴァリエーションを広げる。
ここで私見ではあるが極論的に書かせていただくと、店主は具材は必ずしも必要とはされていなかったのではなかろうか、ということである。
すなわち、この料理は和風出汁とスパイスの組み合わせで完成となり、この「あん」だけでひとつの料理が出来上がっていると、店主は判断しているように推察した次第である。
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