小金井市(ラーメン)

2017年7月 7日 (金)

小金井/ らーめん処 かんむりや! (冷やし中華)

1img_7478 らーめん処 かんむり

昨日は所用があってJR武蔵小金井駅の北側に出掛けた。
所用は想定以上に時間を要したこともあって、終えたのが12時を少し回った時間であった。
ということで、昼食を駅の周辺で摂ろうと考えて漫ろ歩いたのであった。
この日、風は爽やかであったものの陽射しは強めでやはり暑い昼時であったことから、ふと目に飛び込んできた「冷やし中華」という文字に誘われて「らーめん処 かんむり!」に歩を進めている自分がいた。

私は今から20年ほど前に小金井に住み始めたが、その時には「らーめん処 かんむり!」は既にあったように記憶している。
あの頃は線路が高架になる前のことで、未だ駅舎が古い時代のことであった。
そして、当店の近くには開かずの踏切がその存在を誇っていたのであった。

「らーめん処 かんむり!」には数回入ったことがあったが、もう15年以上前のことで、暖かいラーメンをいただいたことは記憶しているがそれが何であったかは忘却の彼方に消え去ってしまっている。
ただ、店内に入って気付いたが、設えは変わらず以前のままであった(ように思う)。

さて、入口を入って直ぐの場所にある券売機で「冷し中華」(券売機では『や』は標示されていない)の食券を得て、カウンター席の一席に着いた。

1img_7477 

当店は、体格の良い親爺さん(といっても40歳代か)と女将さん(親爺さんの母上かも)の二人が立ち働かられておられるようであった。
お二人とも笑顔が絶えず、交わされる会話は明るいものであった。

その女将さんに食券を渡すと、にこやかに
「大盛にしますか?」
という問いかけがあった。
店内ではランチタイムに「大盛り」のサービスが謳われいて、それによるとお客から大盛を宣告しなければならない。
が、当店では「先ずは大盛ありき。」のポリシーが貫かれているようで、お客よりも先に女将さんからアプローチがあるのであった。
食べざかりの若者には有難いことである。

私の場合、もう大盛は卒業すると心に決めて随分の時間になるが、未だに大盛受容癖が残っていて、女将さんの笑顔の問いかけに思わず知らずの内に頭を縦に振ってしまっていた。
内心ではイカンと思ったのであったが修正するという思考が動き出す前に、女将さんは間髪を入れずに親爺さんに
「冷やし中華、大盛!」
と告げておられたのであった。

1img_7475 冷やし中華

反省と期待の入り混じった気持ちで待つこと暫し、供された「冷やし中華」(大盛)は見るも艶やかな装いで現れた。
また、そのサイズたるや直径30cmほどの白い皿にどかんと盛り付けられていた。

1img_7476 冷やし中華(横から見ると中央アルプスの山並みのようである)

麺の上に配された具材は、錦糸卵、ブツ切りのチャーシュー、解したカニカマ、茹でたモヤシ、キュウリ、甘いシイタケ、紅ショウガ、という豪華キャストであった。
(街の中華料理店でよく見かける刻み海苔は使われていない。)

「冷やし中華」は定法に従って皿の横に添えられたウルトラにツンとくる洋辛子をタレに適宜合わせていただいた。
具材の旨味、タレの酸味、洋辛子のツンツン味、好く冷された麺、がそれぞれ口腔内で混ざり合って、久しぶりに美味な冷やし中華をいただいたという満足感で気持ちも胃も満たされたのであった。

なお、大盛はやはり多かったが完食できた。
美味なる料理は完食できるものである。
が、やはり多かった。
今後食事は普通サイズでいただくことを新たに誓った次第であった。

   

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2017年6月 6日 (火)

小金井/ 赤青MURASAKI (鶏醤油らぁ麺)

1img_6144 赤青MURASAKI

以前にも書かせていただいたが、「赤青」と書いて「紫」と発するこのラーメン店はその名の通り「紫」すなわち「醤油」をスープの味を主導する素材として活用し、またそれが当店の個性を如実に表す味わいとなっている。

そして、この醤油を活かしたスープに「鶏の旨味」を活かしたスープを合わせたラーメンや「ホンビノス貝」のエキスを用いたいたスープを合わせたラーメンを供している。
前者の「鶏の旨味」を味わいの根幹とするラーメンは「鶏醤油らぁ麺」と名付けられ、後者の「ホンビノス貝」を味わいの根幹とするラーメンは「赤青醤油らぁ麺」と名付けられ、共に人気を博す当店の看板ラーメンとなっている。

1img_6146 店頭に並べられたホンビノス貝の殻

また、店頭には「ホンビノス貝」の殻が並べられ、その大きさや色形が分かるように工夫されている。
この工夫は結構大切なことで、まだ船橋の三番瀬近郊以外ではその知名度が低い「ホンビノス貝」というものを認識してもらう上で重要な役割を演じているのである。
以前にも書いたが、「ホンビノス貝」は米国の中級以上のシーフードレストランでは前菜として浅蜊や牡蠣などと共に食される他、クラムチャウダーの具材としても使われていて、非常にポピュラな食材なのである。

1img_6136 ホンビノス貝の紹介

一方、日本では未だその知名度は低く、かつ「本美之主」などという和名を付けたものであるからなおさら胡散臭い感じになっている。
改めてネイミングの良し悪しも食材の普及に重要な役割を演じるということを実感するところであるが、「ホンビノス貝」自体は以前小岩の居酒屋で食した経験から美味であることは分かっていて、今後の市場関係者の方々の活動が実を結ぶことを切に祈っているところである。

1img_6137 鶏醤油らぁ麺

さて、先日「山王稲穂神社」の例大祭が催行されたが、神社の境内に向かう途中で正午を迎え、「赤青MURASAKI」に立ち寄ったのであった。
「赤青MURASAKI」に入店するのは半年以上ぶりのことであり、「ホンビノス貝」のエキスが用いられた「赤青醤油らぁ麺」をいただこうと決めて引戸を開けて店内に歩を進めたのであった。
そして、自動券売機の前にスックと立ち、新券の千円札を入れたのであった。
次いで、「ホンビノス貝」のエキスが使われた「赤青醤油らぁ麺」のボタンを押すべく右手の人差指を延ばし、ボタンを押したのであった。

が、しかし、である。
ボタンを押す瞬間に一抹の逡巡が脳を過ぎったようで、気付くと「鶏醤油らぁ麺」の食券が出てきたのであった。
ということで、この日は「鶏醤油らぁ麺」を食したのであった。

1img_6138 鶏醤油らぁ麺

なお、久しぶりにいただいた「鶏醤油らぁ麺」は、以前の印象よりもスープの口当たりがマイルドになったように感じた。
もう少し述べると、当店のスープの根幹である「醤油」の味わいであるが、これが角の丸くなった味わいに変わっているように思えたのである。
所謂、円熟の味わい、というものが感じられたのであった。
当店の店主殿は研究熱心な人であって、日々アイデアの創出とそのアイデアを活かすための試行錯誤を重ねておられるようであって、その成果が同じ名称の「鶏醤油らぁ麺」であっても味わいに円熟さがみられるという結果に繋がっているように思料した次第であった。

1img_6135 店内の御触書

そういう店主殿の努力の結果が、コショウを入れずに先ずは工夫の味を味わってみて欲しいということに繋がるのであろう。

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2017年5月 1日 (月)

小金井/ 春秋庵 (塩らーめん)

1img_4672 春秋庵

昨日は醤油ベースのスープのラーメンにワンタンが入れられた「ワンタンめん」に関して記した。
今日は「塩らーめん」である。

1img_4666 水にはレモンスライス

いつものように入口横の券売機で「塩らーめん」の食券を手に入れ、カウンター席に着いてから女将さんに手渡した。
グラスにピッチャーから水を注いで一口含むと、レモンの香りが淡く口腔内に広がった。

1img_4667 柚子胡椒

食券を手渡して暫らくすると、味の調整のための柚子胡椒が入った小皿が供された。
女将さんからは、柚子胡椒でスープの味を調整してください、ということであった。

1img_4668 調味料

調味料は、酢、胡椒、卸し大蒜、唐辛が用意されているが、「塩らーめん」は柚子胡椒でスープの味を調整するので、必要ではない。

1img_4671 塩らーめん

供された「塩らーめん」にはチャーシュー、カイワレ、メンマ、ナルト、刻みネギが載せられてており、丼の淵に海苔が一枚添えられていた。

まずスープを含んだ。
清澄な見かけではあるが、味は出汁の効いたもので、塩分は抑制されたものであった。
というか、塩分の抑制によって出汁の旨味が鋭敏に感じられるように計算されたものとなっているように感じた次第であった。
私としては珍しくスープを全部飲み干してしまいたい衝動にかられたが、3割ほど残すことで落ち着いたのであった。

なお、載せられた具材はいずれもスープと好い相性の味わいであったが、この「塩らーめん」について極論すれば具材無しでも美味しくいただけるらーめんなのであった。

   

2017年4月30日 (日)

小金井/ 春秋庵 (ワンタンめん)

1img_2111 春秋庵

他の市町村と同じように小金井市内にも数えきれないほどのラーメン店があるが、これも他の市町村と同じように味と接客の共に優れた店は存外に少ない。
その数少ない佳店の一つが「春秋庵」である。
以前にも触れたが、当店の場所には私が小金井に住み始めてからでも3軒のラーメン店が移り変わっていた。
私にとって初めての店は「まんぼう亭」という老夫婦が経営されたいた店で、その大きなチャーシューが印象的であった。
その次は「はね馬」という店で、店主殿がフェラーリの愛好家らしく、その紋章から店名を付けられたと風の便りに聞いていた。
そして現在は「春秋庵」である。

1img_2114 カウンター上のマスコットラーメン

「春秋庵」は若いご夫婦(と思う)が経営されている店で、醤油系のスープと塩系のスープの二本立てで商売をされている。

当店に限らずここで営業されていた店では入口を入って右側にある券売機で食券を購うのであるが、この券売機はず~っと引き継がれて使われているもので、当店の歴史を知るものの一つである。

食券を購った後、空いている席に着いて食券を女将さんに手渡した。
ラーメンは供されるまでの時間が短いとはいうものの、やはり待っている間は手持無沙汰である。
そういう時は、カウンターの上にあるマスコットのラーメンでも眺めていると、程なく注文のラーメンが供されるというものである。

1img_2113 調味料

また、カウンターテーブル上の調味料に目を遣ると、唐辛子、卸し大蒜、酢、胡椒、の4品のみが置いてあることから、基本的にスープに自信のある店であることが見てとれるのであった。
実際にスープを味わってみると、味覚鈍感な人は別にして、調味料の添加は不要である。

1img_2116 ワンタンめん

この日は「ワンタンめん」を注文していた。
供された「ワンタンめん」は醤油ベースのスープに歯応えの強めな麺が入れられ、その上にワンタン、チャーシュー、メンマ、ナルト、良く絞って棒状になったホウレンソウ、海苔、が載せられている。
まず、スープを啜ると、雑味が排除された上に全く尖ったところは無いがそれでいて出汁をとった素材の味が明瞭に感じられるという柔和でありかつ個性のあるスープが口腔内に広がるのである。
チャーシューは豚肉の脂が甘く感じられるもので、食べている間にもう3枚ほどは欲しいと思えてくる逸品であった。
ワンタンは、生姜が入れられているのであろうか、風味に良いアクセントとなっていた。

基本的には、当店のラーメンは、スープの旨味・コク味と麺の小麦粉系の甘味がそれぞれが合わさった味わい深いものがベースになっており、ここに載せられた具材がアクセントとして存在するラーメンであった。

   

2017年3月 8日 (水)

小金井/ 麺工 豊潤亭 (特製中華そば 並)

1img_1207 麺工 豊潤亭

昨年11月に開店したラーメン店である。
開店当日からずっと行列ができていて、店の前にまでは行ってみるものの行列の長さに辟易として、入店を見合わせてきた。
先日、所要があって駅前の銀行に行きその後「ヴァン・ド・リュー」で昼食を摂った際に、直ぐ傍にある当店の前を通り過ぎた。
その時は行列は無く、何時でも入店できそうに見えた。
その翌日の午後に再び駅前にある別の銀行に所用ができたので、銀行に行く前に当店に立ち寄ったのであった。

この日も行列は無く、待たされることのないままスムーズにドアを開けて入店した。
入店して直ぐ左に券売機があり、ボタンの列の全体を一瞥してから「特製中華そば」の並のボタンを押したのであった。
この「特製中華そば」のボタンは数列あるボタンの中段辺りに位置していて、危うく見逃してしまうところであった。
初めて入店した店の場合、最上段最左にあるスタンダードなラーメンのボタンを押してしまうのが常であったが、この時は後ろに並ぶ人も居らず、落着いて選択できたのが良かったのであった。

「特製中華そば」と印字された食券を持って奥に歩を進めると、逆L字型のカウンターのみの席構成となっていて、奥からびっしりと先客で占められていたのであった。

ということで、空いていた比較的入口に近い側の席に着こうとすると、店主殿から1枚のボードを目の前に出された。
そこには背脂の量が写真入りで示されていて、標準・中脂・大脂・鬼脂のどれかを指定するというものであった。
初めての入店であることを伝えると、店主殿は若干強面の顔をニッコリほほ笑ませて、標準を薦めてくれたのであった。

1img_1202 特製中華そば

ストゥールに腰かけて、カウンター上に重ねてあった金属製のカップに水を入れて、「特製中華そば」が出来上がるのを待った。
当店では、麺の茹で方、具材の盛付、店主殿の立ち居振る舞いを見ていると、いずれも丁寧になされていた。
これは佳いラーメンがいただけるという期待が膨らみつつ、約5分ほど待った後に注文の「特製中華そば」ができあがったのであった。

当店のラーメンは、店頭の提灯に大書されている通り「背油煮干し」をコンセプトとする一品である。
まずは、上方から鳥瞰すると背油(標準)が若干の間隔をとりながらも満遍なくスープの表面を覆っているのであった。
置かれた具材、は面積の広い薄切りチャーシュー1枚、大ぶりの厚切りチャーシュー2個、タマゴ、メンマ、刻みタマネギ、揉み海苔、というものであった。

先ずスープを一掬い含んでみた。
スープは非常にサラサラとしたもので、背油と合わさった際の口当たりの良さを綿密に計算されたものであった。
また、煮干しから来る味はくどさが全く無く、ハラワタやその周辺を丁寧に取り除いたものが使われているようで雑味は完全に除去されたものであった。

チャーシューに関しては、薄切りの方が肉の甘味が濃いく出てくるので私はこちらをより好むが、厚切りのチャーシューはこれはこれで肉を食べたという満足感がたっぷりあるもので好印象であった。

また、揉み海苔はスープで適度に膨潤させたものを麺とともに啜ると海苔に固有のヨード系芳香が感じられ、刻み玉葱の覚醒感とは相対する味わいとなっていた。

なお、テーブル上の金属容器に入れられているラー油であるが、これがサラサラ系のもので見た目には軟弱な野郎に見えるのであったが、適量を垂らしてみると、スープの味わいも具材の味わいも一気に活性化されるという優れ物の硬派野郎なのであった。

1img_1203 麺は幅広の太麺

なお、丼鉢を覆う具材の下の麺を引き上げてみると、幅広の太麺が現れた。
見た目は重そうであったが、表面は滑らかで啜り上げる口当たりは軽快なものであった。
なお、麺の量は並で250gあるとのことで、私には若干多かったが、全て美味しくいただいたのであった。

1img_1204 胡椒、餃子用醤油、ラー油(左から)

1img_1206 店頭の立て看板

   

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2016年10月30日 (日)

小金井/ ラーメン花月嵐 (嵐げんこつチャーシューメン)

1img_5613 ラーメン花月嵐

10月18日はのどかな日和の一日であった。
よもや翌日の19日に脳梗塞の疑いで入院するなど夢にも思っていなかったのであった。
この日は朝からマシントレーニングに出掛け、その後に昼食をJR東小金井駅の南口付近にある飲食店で摂るつもりであった。

最初に訪ねたのは「黄金や」であったが、定休日となっていた。
東小金井で定休日で閉まっている店を訪ねたのは2回目であった。
というか、東小金井では定休日に訪れる店が偶々続いたことから、何となく巡り合わせが良くないような気がしたのであったが、気のせいであろうと思うことにしたのであった。
気を取り直して向かったのは「ラーメン花月嵐」であった。
「ラーメン花月嵐」はこころなしかそそられるものがあり、以前から訪ねようと考えていたがなかなかチャンスが無く、この日が初めての入店であった。

自動ドアを通り、店内にどんどん歩を進めて行くと、奥から入口横の券売機で食券を買うよう求められた。
未だに飲食店に入ると席に着いてから注文をするのが当たり前のように思っている自分であったが、もう少し注意を払わねばならぬと反省したのであった。

1img_5612 券売機

券売機の前に立つと、当店もラーメンの種類がいろいろとあってどれを選択するか僅かに思案したが、いつものように初めての店では最上段の列の最左のボタンを押すことにしており、このボタンに指が延びたのであった。
そして、そのラーメンは「嵐げんこつらあめん」であった。
しかし、である。
その横のボタンには「嵐げんこつチャーシューメン」と書かれていて、それは「嵐げんこつらあめん」のチャーシュー大盛ヴァージョンであることが読み取れたのであった。
そこで、こちらの「嵐げんこつチャーシューメン」のボタンをいささかの躊躇も無く押していたのであった。

1img_5651 スタンプラリーの冊子

手に入れた「嵐げんこつチャーシューメン」の食券を持って席に着き、元気の良いお兄さんに食券を手渡したのであった。(ラーメン店のお兄さんの多くは元気が良いが、これがラーメン店に共通するスタイルであろうか・・・。)
また、併せて「こがねい十五夜場留」という小金井市内の飲食店を巡るスタンプラリーの冊子にスタンプを押していただくべく冊子を手渡すと、問われたのであった。
「生ビール」か「餃子」がサービスになりますが、どちらにいたしましょうか?、と。
未だ昼の日中であったので、「餃子」をお願いしたが、スタンプラリーの冊子を持っていただけでこのようなサービスを受けることができるとは何とも嬉しいことであった。
なお、このスタンプラリーは明日10月31日までであるので、興味ある方は急がれた方が良いであろう。

1img_5600 メニュの「こだわりの食べ方」

ラーメンと餃子が供されるまでの間メニュを見ていると、当店のラーメンは新潟県は燕三条系のラーメンだそうである。
また、「当店こだわりの食べ方」が記されていて、これに従って食べることにし、テーブル上には置かれていないニンニクをお願いしたのであった。

1img_5601 ニンニク、嵐げんこつチャーシューメン、餃子

待つこと暫し、「嵐げんこつチャーシューメン」が「餃子」と「ニンニク」を引き連れて目の前に置かれたのであった。

1img_5603 嵐げんこつチャーシューメン

先ず、何も入れずにスープを含んでみた。
コク味の濃いスープで、旨味に反応した顎筋の収斂が連続しておこり、口腔内は痺れんばかりの歓喜で満たされたのであった。
太めの麺の啜り上げ感や歯応えも好く、チャーシューも柔らかくて口腔内で解けていくという、味も食感も秀逸なラーメンであった。

「嵐げんこつチャーシューメン」そのものを味わった後は、メニュに書かれていた「こだわりの食べ方」に従って順次食べ進んでいったのであったが、私個人の好みとしては「何も足さない」のがベストであった。
誤解の無いよう申し添えておくが、「こだわりの食べ方」が良くないということではなくて、基本のスープと麺の組合せだけで十分に楽しめるということである。
リピーターになれば「こだわりの食べ方」というものが活きてくるものと思料するところである。
久しぶりに好きな味のラーメンに巡り合えたことから、スープを全て飲み干したのであったが、丼鉢の底には店のロゴマークが現れたのであった。

1img_5596_2 テーブル上の薬味 

1img_5607 激辛壺ニラ、秘伝のらあめんダレ

1img_5598 激辛壺ニラ

1img_5604 ニンニク(自分で搾る)

1img_5609 スープの下に沈んでいた半熟味玉

1img_5611 丼鉢の底には店のロゴマーク

1img_5605 餃子

   

2016年9月 9日 (金)

小金井/ 赤青MURASAKI (特製つけ麺)

1img_3631 赤青MURASAKI

先日、小金井市の健康運動センターでマシントレーニングを終えた後、「赤青MURASAKI」で昼食を摂った。
最近健康運動センターに行った後は当店を訪れることが続いている。
とはいっても、今回がまだ5回目ではあったが・・・。

さて、入店するとアシスタント(?)の若いお兄さんが何時ものように元気よく迎えてくれた。
このお兄さん、日に焼けた精悍な顔にこれまた真っ黒な髭を生やしておられることから最初は若干怖そうな人かと思ったのであったが、さにあらず。
柔和な性格で、お客に親切なお兄さんなのであった。
私は券売機の前で既に食べた品以外でお薦めを尋ねるのであるが、私のようなラーメン素人の質問に対しても丁寧に応えてくれる人なのであった。

この日は、券売機のボタン群で上から3番目の列に位置する「特製つけ麺」をいただくことにした。

1img_3614 特製つけ麺

1img_3616 特製つけ麺の器は深い

先客が何人かおられたが、待つこと数分で「特製つけ麺」が供された。
一見したところ普通のサイズのように見えたのであったが、いかんせん麺もつけ汁も器の深さが結構あって麺の量が多く、また載せられた具材も品数が豊富であったことから、食べ終わる段階で満腹感がかなりあったのであった。

1img_3615 ゆず胡椒、三つ葉の軸、みょうが、とろり半熟味玉、鶏チャーシュー、豚バラチャーシュー、食感の二種のメンマ、三つ葉

具材は大小合せて9種類であったが、その中でも鶏チャーシュー、豚バラチャーシュー、食感の二種のメンマは味わい深い上にずしんと来る量であって、食べ応えが抜群であった。
また、先述の通り麺の量も良かったが、その麺はツルツルとした口当たりと佳い歯応えがあって、私にとっては非常に好きな食感であった。

また、つけ汁は当店こだわりの醤油が活かされていて、醤油の旨味・コク味がスープの旨味・コク味とバランスしていて、その相乗効果によって個々が高めあっている味わいのつけ汁であった。
さらに、ここにゆず胡椒を少し入れるとピリリとしたアクセントとゆずの香りが味わいに良い変化を現出させるのであった。
実に美味しくいただいた「特製つけ麺」であった。

また、「特製つけ麺」と一緒に「究極のTKG」と名付けられた卵かけご飯をいただいた。

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これについては、初入店の時にいただいたビギナーズカードを使わせていただいたのであった。

1img_3620 究極のTKG

1img_3624 玉子は盛り上がっていた

1img_3622 薬味は鰹節と刻みネギ

「究極のTKG」は「特製つけ麺」とほぼ同時に供されたが、先に「特製つけ麺」をいただいてから「究極のTKG」をいただいた。
卵を割ると如何にも黄身という色の黄身が現れたが、黄身も白身もこんもりと盛りあがっていた。
新鮮かつ栄養に恵まれた卵のようであった。
一緒に持ってこられた醤油差から数滴の醤油を垂らし、軽く掻き混ぜてからご飯にかけた。
ざっくりと混ぜてからやおら口に運ぶと濃い卵の味が口腔内に広がったのであった。
当店の店主殿が誇りにする卵とTKGであった。

1img_2273 究極のTKGについて

1img_3628 「日本一しょうゆ」の前掛けが入口に飾られている





   

2016年8月17日 (水)

小金井/ 坂ノ下 (ラーメンこってり、ごはん)

1img_2213 坂ノ下

「坂ノ下」は、トルコ料理店「Lokanta なべ」の左隣にあるラーメン店である。
先日トルコ料理店「Lokanta なべ」を訪れた時に女性店主さんに教えてもらった店で、それまでは何の店かは全く知らなかった。

店の前には「営業中」の札が下げられているのみで、店の看板もあるいは店の名前を想像させるような物も、何もないのであった。
ネットで調べると件の場所には「坂ノ下」と記されたラーメン店があり、こうして名前を確認した次第であった。

そもそも当店や「Lokanta なべ」は小金井街道を武蔵小金井駅から南に進んだ坂の一番下の端に位置する場所にあり、そこから当店の名前となったと推察するところである。

1img_2211001 店頭のお品書

過日のことであるが、初めて「坂ノ下」に行ってみた。
まずは店頭のお品書を見たのであったが、ラーメンと記された下には「あっさり」と「こってり」、それと「ハーフ&ハーフ」と記されているのみであった。
また、他には盛りの量やトッピングについて書かれているというもので、2種類のスープで勝負をする純粋系のラーメン店なのであった。

訪れた日は開店直後の時間帯であったことから、店内の6席の内4席は先客で占められていた。
因みに、6席は横長の二人掛けの木製の椅子が3つ並んだものであった。
また、店頭のお品書とは別に、「魚介つけ麺」という紙が貼られており、つけ麺も供されるようであった。

1img_2208 店内(部分)

1img_2206 扇風機

店内は、元々は居酒屋であったような佇まいを呈していたが、この場所は散髪屋の女将さん曰く「頻繁に店が変わる。」ようでさもありなんという感じであった。

私の前では、角度的に画面が見えない液晶テレビが昼のヴァラエティを映しているようであり、また目の前の小型の扇風機からは温い風が吹いてくるのであった。

1img_2204 ラーメンこってりとごはん

着席して待つこと暫し、先客の「あっさり」が供された後、私の「こってり」と「ごはん」がカウンター越しに供されたのであった。

先ず一口スープを啜ってみた。
スープ自体は鶏のスープであり、「こってり」と名付けられた通りかなり粘調かつ濃いものであった。
が、ギトギトした感じは殆ど無く、口当たりの好いスープであった。
また、その味は鶏の髄から出た旨味が濃厚に感じられ、ストレートに美味であった。

麺の上には、1枚ではあるが分厚いチャーシュー、四角く刻まれた生タマネギ、湯通しした青菜(ホウレンソウ?)が載せられていた。

チャーシューは柔らかくてその口当たりが秀逸な上に、旨味が肉の中に凝縮されたチャーシューであって、これ単独でも高品質の酒の肴あるいはご飯のおかずとなること間違いないという佳品であった。

また、生のタマネギの固有の辛味がこってりスープのコク味・旨味と好い相性であった。
店主殿の研究の賜物であろう。

1img_2205 ラーメンこってりとごはん

麺を食べた後、残したスープに「ごはん」を入れて「おじや」にした。
これまたタマラヌ!と思わず呻いてしまうぐらい美味で、摂取塩分量を気にしながらも全てを食べ尽くしたのであった。





   

2016年8月11日 (木)

小金井/ 赤青MURASAKI (特製赤青醤油らぁ麺) [ホンビノス貝]

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アメリカでは中クラス以上のレストランにおいてはヴァラエティ豊かなAppetizer(前菜)を楽しめるのであるが、シーフード系の前菜ということになると「生牡蠣」が筆頭に挙げられる。
一口に「生牡蠣」といっても、その産地や牡蠣の種類など、結構こだわりがあり、美食家の間ではどの月のどこの産地のどこの種類がベストであるなどと訳の分らん議論をしている鼻持ちならぬ人達も偶に見かけることがある。

また、「生牡蠣」だけではなく、蛤に似た小さな貝も好んで食されるのであるが、この小さな貝にも名前があって「Little Neck」や「Cherry Stone」と称されるているのである。
これらの貝は牡蠣に比べて収穫量が少ないようで、ニューヨークやボストンの高級店においてでも先客が多い場合には売り切れてしまうこともままあることであった。
また、牡蠣に比べて恭しく扱われるようで、ウェイターから前菜の説明があるが、その最後に「本日は選りすぐりのLittle Neckが入っておりますが・・・。」とか、「本日のCherry Stoneはサイズもヨロシク味も濃厚でございますが・・・。」などと若干勿体をつけて紹介されるのである。

こういう時には、先ずシャンパン、あるいはシャブリ、はたまたサンセールのボトルを一本オーダーするというのがこの世界の流れで、生牡蠣3個、それにLittle NeckやCherry Stoneをそれぞれ少なくとも3個を一人分として注文するのであった。

食べ方としては、レモンを搾りかけるか、あるいはカクテルソースとホースラディッシュをそえるのかというところである。
私としては、素材そのものが味わえるレモンで食べていたが、牡蠣もLittle NeckやCherry Stoneもそれぞれに固有の味があるので、レモンが最も味の違いが分かり易いと思っている。
一方、カクテルソースではカクテルソースとホースラディッシュの味が強いので、結局は貝を味わうというよりもソースを味わうことになってしまうようである。

因みに、アメリカ人は一般的に生の魚介類を食べないが、牡蠣とLittle NeckやCherry Stoneは生で食べるのである。(キャヴィアは塩処理がなされているので生という範疇には入れない。)

「牡蠣」は日本でも有名かつ一般的な食材であるが、「Little Neck」や「Cherry Stone」という貝については日本で知る人は、米国在住経験や頻繁に出張している人を除いて、殆どいないようである。

これらの米国で好まれる貝が、戦後の一時期にアメリカの生活を理想としてきた日本で殆ど知られないままであったことが珍しいことである。

しかし、である。
「Little Neck」や「Cherry Stone」は日本人による招聘を待つのではなく、アメリカらしく開拓の精神に燃えて自ら日本に来ていたのであった。
その方法は意外なもので、アメリカの東海岸に就航する大型船舶のバラストタンクに入れられる海水に紛れてはるばる日本にまでやって来ていたのであった。

そして、日本の海でバラストから放出された彼らが成長し、更に子孫を広げて現在に至っているのである。
この子孫たちが大きく育ったのを日本では何故か「ホンビノス貝」と称していたのであった。

そして、アメリカでは「Little Neck」や「Cherry Stone」として愛好されている貝であるが、悲しいかな日本では「ホンビノス貝」として一段低い扱いを受けてきたのであった。

しかし、近年では千葉の三番瀬で獲れるようになったりして安定供給が可能になりつつあることから、居酒屋などで美味い肴として供されるようになってきたのである。

また、「ホンビノス貝」から出汁を摂ったというラーメン店も現れた。
それがJR武蔵小金井駅北側にある「赤青MURASAKI」という店なのである。

因みに、「ホンビノス貝」は大きさによって名前が変わって行く出世貝であって、、「Little Neck」、「Cherry Stone」、「Chowder Clam」となっていくということであった。

さて、いささか前置きが長くなってしまった。

1img_2578 

「赤青MURASAKI」の店内には、店主殿が船橋のご出身であり、沖合の三番瀬で水揚げされた「ホンビノス貝」をスープに使っているとの事が記されている。
毎日10kgをスープに使っておられるということであるが、どれくらいの量なのであろうか・・・。

1img_2587 

先日は、ホンビノス貝のスープを使った「赤青醤油らぁ麺」の最高ヴァージョンである「特製赤青醤油らぁ麺」をいただいた。

1img_2582 特製赤青醤油らぁ麺

先ず、「ホンビノス貝」のスープを啜ってみた。
貝の出汁が効いていて、円やかな中に貝の旨味がジュワっと感じられるのであった。
蛤や浅蜊とはまた異なる旨味が抽出されたスープであった。 
このスープは、ベースとなっている当店の醤油とホンビノス貝の出汁とが組み合わせられたことで、サッパリした口当たりでありながらしっかりした旨味とコク味がそれぞれにベストのポジションにまで高められていたように感じた。

また、「特製赤青醤油らぁ麺」には「とろり半熟味玉」、「鶏チャーシュー」、「炙りチャーシュー」「メンマ」、「三つ葉」、「シャキシャキの野菜(細切り)」が載せられていた。
そして当然のことではあるが、それぞれの具材はその具材に固有の味わいと旨味を有していたが、ホンビノス貝のスープというものに焦点をあてるとスープの旨味・コク味を引き立てている存在となっていたのであった。
じつに穿った見方ではあるが、ホンビノス貝を主役に置くとこういう評価があっても許されるものではなかろうかと思料するところである。

1img_2585 特製赤青醤油らぁ麺

なお、名前は分からないのであるが、シャキシャキの野菜は存外に歯応えが好く、印象深かったのであった。





   

2016年7月28日 (木)

小金井/ 赤青MURASAKI (鶏醤油らぁ麺)

1img_2028 赤青MURASAKI

一昨日のことであるが、小金井市のトレーニングセンターで筋トレをした。
そして、筋トレを終えてから若干ふらつく足取りでJR武蔵小金井駅に向かったのであった。
歩きながら昼食を何処で摂ろうかと思いを巡らし、未だ訪ねたことのないラーメン店を目指すことにしたのであった。
目指した店は駅から北に向かって徒歩3分の小金井街道沿いにある「赤青MURASAKI」という名前の店である。

1img_2023 券売機

自動ドアのボタンを押して店内に歩を進めると、右手に券売機が据えられていた。
若い店員さんにお薦めを尋ねると、即座に「鶏醤油らぁ麺」を薦めてくれた。
その直前まで、私は「特製赤青醤油」(1,180円)のボタンを押そうとしていたのであるが、店員さんは「鶏醤油らぁ麺」(780円)を信念をもって薦めてくれたのであった。
もうけ主義ではない当店の姿勢に甚く感動し、お薦めに従って「鶏醤油らぁ麺」のボタンを押したのであった。

1img_2024 初めての入店者には「鶏醤油らぁ麺」がオススメ

着席してから良く見ると、券売機の上の貼紙に「初めての方にオススメ! 当店基本の一杯です!」と「鶏醤油らぁ麺」が薦められていた。

1img_2025 店内(部分)

店内は、壁に向かったカウンター席という設えであって、入口側に5席、厨房側に3席という小体であるが客への目が行き届く造りとなっていた。
厨房の入口には「あきらめねえよ」と臙脂色に白く染め抜かれた暖簾が掛けられていて、過去の経緯は知る由もないが店主殿の心意気が感じられるのであった。
なお、壁の営業許可書を見ると店主殿の名前は星信一氏ということで、SF作家に似た発音のお名前であった。
こういうことは些細なことではあるが、何となく親しみが湧くというものである。

1img_2015 鶏醤油らぁ麺

1img_2017 鶏醤油らぁ麺

1img_2018 深い丼鉢

着席してものの5分もしない内に「鶏醤油らぁ麺」が供された。
まず、スープを一啜りした。
あっちっち、のスープである。
個人的な好みの話であるが、私は当店のような熱いスープが好きである。

スープは醤油ベースのもので、「鶏醤油」を謳うだけのことはあって上質のチキンスープのコク味がするものであった。
また、ベースとなる醤油の個性は余すところなく発揮されていて、濃厚な醤油然とした風味が秀逸であった。
私の乏しい経験の中での話ではあるが、多くの醤油ラーメンのスープは醤油の存在感が全体の4~5割程度である。
一方、当店のスープは醤油の存在感が8~9割と感じられ、良い醤油を上手く使わないと醤油の味だけが尖がったものとなってしまうのであって、当店のこの味は出せないのではないかと推察するところである。

なお、当店の名前は「むらさき」である。
業界の隠語では、「むらさき」は「醤油」を意味するところから、醤油ベースのスープで勝負をする店の名前として当店の名称を「むらさき」と決められたと考えるところである。
また、店名には「赤青」という漢字が用いられており、紫色は赤と青の色を混ぜるとできることから「赤青」と書いて「むらさき」と称するということであろう。
まさにショートショートの星新一氏を彷彿とさせる捻りの効いたネーミングである。

なお、載せられた具材は、チャーシュー2枚、メンマ(2種類で構成されている模様)、刻み葱、というオーソドックスなものであったが、それぞれが醤油ベースの鶏スープと程良い調和をしているのであった。

1img_2020 店主殿の出身地は船橋

因みに、店主殿の出身地は千葉県船橋市とのことで、船橋の沖合にある三番瀬で採れるホンビノス貝の出汁をスープにした「赤青醤油らぁ麺」は必食の一品とのことである。
次回はこれを頂きに訪ねることにしようと思っている。





   

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