築地/ 禄明軒 (エビフライ、アジフライ、ポテトサラダ、ビール)
禄明軒
先日、学生時代の友人であるTI氏が出張で東京に現れた。
仕事の翌日である土曜日に何処かへ行こうというので築地か浅草か二箇所の行き先を提案したら、築地が好い、と言う。
ということで、築地市場の場内および場外を漫ろ歩きし、M社勤務時代に度々訪れた「禄明軒」で昼食をとることにしたのであった。
実は、場外の門跡通には「きつねや」という「煮込み」を食べさせてくれる店があるので、まずはここで「煮込み」や「肉豆腐」をつつきながら一杯飲ろうと思っていたのであった。
しかしながら、門跡通は夥しい数のアジアからの観光客で溢れかえっていて、特に「きつねや」は分け入る隙すらなかったのであった。
築地市場の中には正門から入り、10号館を皮きりに8号館、6号館、1号館と順番に周り、主要な店を紹介してまわったのであった。
そして一通り巡った後、TI氏に入りたい店を問うと「禄明軒」が好いと言うことであり、加えて私としても願ったり叶ったりであったので、二人は躊躇せずに店の前に立ったのであった。 店頭のメニュボード
「禄明軒」の前には2組の先客が入店待ちとなっていたので、我々はその後ろに並んだのであった。
並んでいる間に、店頭のメニュボードを見ながら注文する品を選択した。
TI氏はあれこれと悩んだ結果、「アジフライライス」を選択した。
私は、何ら迷うことなく「エビフライライス」を選択したのであった。
加えてビールを飲むことにし、その肴として「ポテトサラダ」を注文することにした。
次いで、肺塞栓症になって救急搬送された上に入院し、抗凝血薬を服用していることを話したのであった。
抗凝血薬を服用していることが主たる原因かと推察しているが、アルコール飲料を飲むと血圧が20ポイントほど低下し、最高血圧が100前後、最低血圧が60ほどになるのであった。
TI氏に血圧が低下して気を失ったときにはヨロピクと伝えた時には、TI氏はいささか驚いていたものの静かに話を聞いて了解してくれたのであった。 店内奥のメニュボード
さて、我々の番が巡ってきて、店内左側で入口に近い席に着くことができたのであった。
着席して、予め決めていた通り「ビール大瓶」、「ポテトサラダ」、「アジフライライス」、「エビフライライス」を注文した。 ポテトサラダ
最初にキリンラガーの大ビンが供された。
まずはお互いにグラスに注いで、乾杯したのであった。
このビールは退院後初めての外飲みの一杯であった。
グラスのビールを実に美味しく、一気に喉元を通過していったのであった。
プファ~~~、である。
そして、私自身は若干気押されながらも少なからずいただいたので、キリンラガー大ビンはあっという間に空となったので早速2本目を注文したのであった。
なお、TI氏には、血圧が下がって気を失った際にはヨロシク、と伝えておいたことから、2本目のビールの多くはTI氏が引き受けてくれたのであった。
こうして2本目を飲みながら二人の間に置かれた「ポテトサラダ」を突ついていると、注文の品が運んでこられたのであった。 アジフライ
エビフライ
辛子が添えられている
入店前の打ち合わせ通り、「アジフライ」と「エビフライ」を半分ずつ交換したのであったが、「エビフライ」は5匹であったことから、私が3匹いただき、TI氏はその分ビールを飲むということで話がついた(ような気がする)のであった。
当店の「エビフライ」は中くらいの大きさのものである。
サクリとした歯応えの衣の下にはプリリとした身が存在感を主張していて、海老様の旨味を堪能することができる逸品であった。
一方、アジフライはふっくらとした身が衣に覆われていて、かぶりつくと鯵の淡い香りと鯵固有の旨味が口腔内を満たすのであった。
巨大なピッチャーにはトンカツソース
なお、「禄明軒」では主要な料理とともに「味噌汁」が供されるのであるが、塩分摂取量を気にしていたことから、飲まずに店を後にしたのであった。
もったいないことをしてしまった。
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