豫園エリアへの大門(扁額には豫園旅游商城と記されています)
外灘から歩くこと約25分で豫園のエリアに至りました。
豫園エリアに通じる大門には「豫園旅游商城」と認めてあり、これは所謂豫園を訪れる観光客のためのショッピングコンプレックスというような意味であろうかと推察した次第です。
豫園商城エリア内にある商店の建物
大門を潜りズズ~ッと歩を進めますと、大きな建物群があり、その1階部分は店舗となっていました。
手工阻酥糖が名物?の土産物店
更に歩を進めますと商店が軒を連ねた幅5m程の道に至りました。
幅が5m程の道ですが、上には屋根の庇が張り出していて少し暗く感じられ、更に大勢の人が行きかっていることから些か狭い通りのように感じられました。しかし、この効果によって明るい店内に人が導かれているようで、街を総じての販売戦略というのはこのようにするという一例のようでもありました。
手工酥糖(あるいは手工酸辡粉(右のオレンジ色のポスターに手工酸辡粉と書いてある))
HO氏も私も土産物には興味はありませんので、人混みを避けながら歩き続けました。
が、看板に「手工酥糖」と書かれている土産物店の入口の右側で、左手に持ったボウルの上を右手で押さえてボウルの下部から何やら押し出しているおっちゃんが目を惹きました。
その何やらはおっちゃんが右手で押さえつけるたびにデレデレデレと垂れさがっていくのでした。
ムム、コハイカニ?と甚く興味を惹かれたのでしたが、HO氏はどんどん進んで行ってしまったので、ここではぐれては事がややこしくなると思い氏を追いかけたのでした。
次回に上海を訪れる機会があれば、この何やらが何であるのかを確かめてみたいものです。
湖心亭
暫く歩き続けていますと大きな池に出ました。
池の周りは夥しい数の人で溢れていました。
私達は九曲橋という橋を伝って池の中央に建つ建物の前に至りますと、そこが「湖心亭」という中国茶を喫することができる場所であることに気付きました。
そして、躊躇せずに店内に入って行きますと、お茶を喫するのは2階であるとのことで、木の階段を登って行き、案内された建物の南西側に面した窓のあるテーブルに着いたのでした。
紅黒一品(Black Tea)、洞庭碧螺春(Dongting Biluochun)
そして、お茶のメニュからHO氏は「紅黒一品(Black Tea)」を、私は「洞庭碧螺春(Dongting Biluochun)」を選択しました。因みに、価格はどちらも88元でした。
洞庭碧螺春(Dongting Biluochun)
私の喫した「洞庭碧螺春」は爽やかな味わいの中にお茶の旨味が感じられ、窓からの陽射しを受けながら気持ちが和らぐのが心地良かったです。(HO氏の「紅黒一品」の写真は残念ながら撮ることを失念していました。)

豆腐の塩茹で?
なお、お茶には3品のお供が供されました。
一つは、塩水で茹でた豆腐という表現が適しているとは思いませんが、そのような食感と味わいの一品でした。

鶉の卵の烏龍茶茹で
もう一つは、鶉の卵を烏龍茶で茹でたようなもので、茹であがった白身の表面にはお茶の色が付いていました。味は、鶉の茹で卵!でした。

菓子
3つ目は、小袋に包装されたお菓子です。
そのひとつは餡こが求肥に包まれたもので、淡い甘味の日本でもお馴染のお茶菓子でした。

シュガーコーテッドドライ杏の実
もうひとつは、乾燥された杏の実に砂糖をコーティングしたらこうなるのではという感じのドライフルーツで先の尖ったラグビーボールのような種が入っていました。
お湯のポット
店内2階
「湖心亭」では約1時間ほどのんびり過ごしましたが、入店時はほぼ満席であった店内2階はいつの間にか空席が目立つようになっていました。
少し時間をずらせば表側の景色の見えるテーブルに着くことができるようでした。
湖心亭南側(2階の大窓の傍のテーブルでお茶をいただいた)
「湖心亭」を出て再び歩き始めましたが、最終目的地を夕食を摂ろうと考えた「洋館レストラン」のあるエリア(静安寺駅方面)に向けて漫ろ歩いたのでした。
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