上海/ 王宝和大酒店 二楼 咖啡庁 (朝食) [2019.10.23.09:10]
王宝和大酒店(二階) 咖啡庁
HO氏と上海を巡る二人旅の二日目です。
朝食は宿泊したホテル「王宝和大酒店」の2階にある「咖啡庁(Coffee Shop)」で摂りました。
名称は「咖啡庁(Coffee Shop)」という風になってはいましたがここがダイニングルームのようで、夜には名物の上海蟹が供されるレストランでした。
なお、余談ですが、このホテルは日中平和観光でアレンジしていただいたのですが、旅程表には朝食は無しとなっていたものの前日のチェックインの際には朝食も宿泊料金に含まれているということでしたので、少し嬉しうございました。 王宝和大酒店 咖啡庁
「咖啡庁(Coffee Shop)」のエントランスで部屋番号と名前を告げると、案内されたのは窓から離れた2人用のテイブルでした。
また、料理はブッフェ形式で料理を適宜皿に取るというものでした。 HO氏の朝食
私達にはカメラなどの荷物があるので、先ず私が荷物の番をしてHO氏が自身の朝食を取りにいきました。
そして、HO氏が戻ると交代で私が料理を取りに立ちました。 油条(Deep-fried bread stick)、麻餅(Sesami seed cake)、大餅(Chinese pancake)、南京餅(Pumpukin pie)
先ずは一通り料理を見て回ろうと思いましたが、いきなり私の好きな油条が並べられたケースに巡り合い、その傍にはお粥も置かれていたのでした。 ピータン、茹卵
更には、ピータンなどの玉子でお粥の具材となるものも見つけたのでした。
ということで、小米粥、油条、ピータン、茹卵をボウルと皿に取って、テイブルに戻りました。 小米粥(Millet Congee)、油条、ピータン、茹卵
小米粥はお米の粒々感が感じられるお粥でして、ここに油条を千切ったものや、ピータン、茹卵を入れていただきました。
先ずは小米粥を一口含みますと、穀物っぽい風味に続いてお米のデンプン系甘味が口腔内にそこはかとなく広がりました。
次いで油条を一切れ噛みしめますと、油条から滲み出た油のコク味と小麦粉系の甘味が小米粥の風味と混ざりあい、その調和のとれた淡い味わいが得も言えぬ広がりを呈したのでした。 油条、ピータン、茹卵
また、ピータンはお粥のお供としてつとに有名ですが、ピータンの独特のコク味がその揺るぎない有名さをここでも実証したのでした。
また、茹卵もその硬茹での黄身が硫化物系の香を呈しつつ旨味としてひろがり、これまたエエデハナイカ!という味わいでした。
結局のところ、油条、ピータン、茹卵というお粥の3大お供を味わうことができた上に、それぞれが上質の役割を果たした日本に居てはなかなか味わえない類稀なる朝食となったのでした。 人気拉面
先ずはお粥で胃袋の半分程度が満たされましたので、もう少し食べておこうと思って再び席を立ちますと、今度は「拉面」のコーナーがありました。
看板を見ますと「人気拉面」(多分「気」という文字であろうと解釈しました)と大書されています。
早速、担当のおっちゃんにお願いしましたが、このおっちゃんは分かったという仕草もなく、また表情一つ変えずに面(麺)を湯がき始めてくれました。
ま、愛想が無いと言えばその通りですが、これがプロあるいは職人というものでしょう。悪く取ってはなりません。 青蒜(Carlie)、油辣子(Chili oil)、香菜(Coriander)
麺が出来上がるのを待つ間に手前を見ますとラー油や薬味が3つ並べられていました。
そして、出来上がった「拉面」にこれらの薬味を適量入れてテイブルに持ち帰りました。 拉面
「拉面」のスープは清澄透明な色合いで、牛肉系(と思う)の淡いスープでした。
また、薄切りの牛肉が載せられていましたが、これは余りインパクトのある味ではありませんでした。
麺は緩くカーブしたものでスープとの絡みは良い感じでした。
更には、薬味も程良く効いて、薬味も含めた個々の食材の味は淡白あるいは抑制されたものであるにもかかわらず拉面トータルでは印象深い旨味に仕上がっていました。
中国料理の奥深さを「朝食の拉面」にて思い知らされた出来事でした。
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コメント
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こうやって見ますと、やはり中国は食の大国ですね。トルコも良かったけれども、やはり中国の飯は多彩でうまかったと思います。今となっては、上海蟹も食って見たかったですね。
投稿: kincyan | 2020年10月29日 (木) 20時39分
Kincyanさん
上海蟹はまさに旬であったので若干残念な気もしますが、また行けば良いですね。
中国もトルコも半端ない歴史があるだけに料理の奥に潜むものは凄いです。
いつかはギリシャ・ローマ、エジプト、インドにも美味なるものを食べに行きましょう。
投稿: JFK | 2020年10月30日 (金) 10時58分