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2020年8月29日 (土)

第二圖南丸 進水記念

1img_0002_20200829155501 「進水記念」と記された箱(97mmX97mm)

私の父方の祖父は私が生まれる7年ほど前に他界しています。
従いまして、父方の祖父の顔や声についての記憶というものはありません。

父方の祖父は岡山県津山市の出身で、祖父の、したがって私の、先祖は津山藩の下級武士であったと聞いています。
学校は東京商船大学を卒業し、海外航路に就く艦船で勤務していたとのことですが、詳しい学歴や勤務した船名などの詳細については既に祖母も父も他界していて知る術はありません。

祖父は艦船勤務の後、鉄工会社を興しました。
当時の日本は「鉄は国家なり!」という雰囲気に包まれていて、事業を通じてかなりの財を築いていたようでしたが、戦後のデノミで多くの資産は価値を失ったとのことです。

1img_0003_20200829155501 

さて、父方の祖父に係わる品というものは私の手元には左程有るわけではありません。
が、その内の一つがこの「進水記念」のメダルです。

箱には

 日本水産株式会社
 第弐図南丸進水記念(注:図南丸=トナンマル)
 昭和十二年五月
 株式会社大阪鉄工所(注:現日立造船)
 桜島工場建造

と記されています。

なお、メダルにデザインされている南極大陸や船の船尾の形から、「第弐図南丸」は捕鯨母船であることがわかります。

因みに、祖父の興した会社は大阪鉄鋼所ではありませんので、何らかの関係があって進水式に参加したように推察しています。
多分ですが、祖父の鉄工会社は、祖父の経歴を反映していて船舶関係で事業を展開していたのでしょう。

1img_20200829155501 メダルには日の丸と南極大陸

なお、ネットを検索しますと、「第弐図南丸」に関して以下の記述がなされていました。

1937年、現・日本水産の捕鯨母艦として就役。
姉妹艦の「図南丸」「第三図南丸」
と共に南極海で捕鯨船団母艦として捕鯨活動を行う。
当時としては世界最大級
の捕鯨母艦。
排水量19,000余トン、全長169mの巨艦で艦内には鯨油用タンク
を備え鯨油以外にも燃料油の輸送も可能。
1941年に海軍により徴用。
以降
多くの輸送業務に従事、1944年8月22日、米潜水艦の雷撃により沈没。

1img_0001_20200829155501

   

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コメント

御先祖の生業に遡れる品なんですね。うちの祖先は富山の農家なので、何も残っておりません。家屋を相続した時、田舎から戸籍謄本を取り寄せると、手書きの謄本で曾祖父さんまでは、遡れましたので、唯一それが証拠品らしきものです。紙だけは公的機関に残りますね。

Kincyanさん
毎日残暑が厳しいですねぇ。
この時間にコメントをいただけるとは、猛暑を避けて映画鑑賞か読書をされているのでしょうか?
この船は他の多くの船舶と同様に撃沈されたようで、そのことが近い距離で起こったような感覚に陥りました。そして、改めて戦争をするということの功罪の罪の部分の大きさを考えさせられました。

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