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2020年6月20日 (土)

新宿/ 木挽町 天国 (天国名物かき揚を天丼で)

1dscn8246 木挽町 天国

昨日は新宿にあるクリニックを定期検査のために訪ねました。
新宿というか都心部に行くのは2月13日以来のことで、4カ月ぶりに人口密度の高いエリアに出たのでした。
また、9時過ぎの中央線は人同士が触れ合うことは少なかったものの直ぐ隣も後ろも人が立っているという状況でした。

クリニックでは今回からは担当していただけるドクターが変わられたことから新たな問診や検査があり、クリニックを出たのが12時半頃となりました。
クリニックを出てJR新宿駅西口に向かって歩いていますと、郵便局の見える通りからヨドバシカメラのある通り一帯は昼食に出られた付近のサラリーパーソンさんや買い物の人達で賑わっていました。
そこで、私は東急ハンズに寄りたかったことも考慮して高島屋新宿店の上階フロアにあるレストラン街に方向を定めました。
ここなら、もう少し人の出方は落ち着いていると考えたからでした。

高島屋では予め考えていた天ぷらか中華料理の店を探したところ、14階のフロアに「天厨菜館」と「天国」がお互いに近くで店舗を構えていたのでした。
先ず「天厨菜館」のエントランスに置かれたメニュを見ますと当店のスペシャリテである「ホウレンソウのチャーハン」が載っていませんでした。
そこで、「天国」に歩を進めますと、銀座にはもう何か月も行っていないという思いが頭の中を駆け巡り、思わず知らずの内に暖簾を手の甲で押しあけて顔に触れないようにしながら店内に歩を進めていたのでした。

1dscn8243 椅子の上に

現れたお姉さんに告げられた通り、先ず入口の消毒液自動噴霧機で手を消毒し、両の手の平と甲をスリスリしてから4人掛けのテーブルに案内されました。
そして、着席しようと椅子をひきますと片側に二つ並んだ椅子の一つには密集を避けるための案内プレートが置かれていました。
そういえば、このコロナ騒動が本格化してからは2月20日を最後に外食を控えていたので、報道では知っていましたがこういう三蜜回避の工夫が実施されているのは初めて見たのでした。

1dscn8242

さて、席に着いてお品書に目を通しますと、やはり「かき揚」に食指が向かいました。
価格を見ますと(というか見るまでもなく)相変わらず良い値段をしています。
因みに、今から30年ほど前のまだ30歳代の中頃に初めて出会った天国のかき揚天丼は、その味の秀逸さよりも価格の高さが記憶に残っています。
そのことを思い出しつつ、お品書にある『創業以来130年以上続く歴史ある名物のかき揚で、職人が一つひとつ丁寧に、熟練された技で挙げる天国自慢のかき揚げ』という口上書きを一読し、まあエエではないか!と心の中で呟きつつ注文に至ったのでした。

1dscn8221 燗たのしと盃

そして、4か月ぶりの外での食事ということで、「熱燗」をいただくことにしました。
「熱燗」は当店の酒類ラインアップの中では一品のみ「九頭龍 逸品」だけが記載されていて、一押しのもののようでした。
因みに「九頭龍 逸品」という銘柄は黒龍酒造の最もスタンダードな清酒のようです。

1dscn8222 燗たのしと徳利

注文を終えて暫しの時が経ちましたところで、「熱燗」が「燗たのし」(HPより)という縦に長い直方体の器に入れて運ばれてきました。
お姉さんからは、温燗なら1分半、熱燗でしたら3分でお召し上がりになれます、と説明され、先ずは1分半で一盃いただきました。
再び徳利を「燗たのし」に戻し、2盃目は3分ほど経過した熱燗でいただきました。
私には、やはり熱燗の方が宜しい味わいでした。

1dscn8230 徳利:黒龍酒造

久しぶりに外でいただく熱燗は格別な味わいです。
口蓋の上下を酒精が程良く痺れさせると同時に芳香が口腔内に広がり、次いで喉元を通過する際に鼻腔奥にそこはかとなく含み香が満ち、食道を下り降りて胃の腑に落ち付く、という一連の流れが得も言えぬものでした。

1dscn8231 徳利:黒龍

4カ月ぶりの外で飲む熱燗をのんびりのんびりと楽しんで、徳利に半分ほど進んだところで、天国名物のかき揚が天丼になって供されました。

1dscn8232 天国名物かき揚の天丼

かき揚の天丼には、味噌汁、ヒジキの炊いたの、そして香のもの、がセットになっていました。

1dscn8234

かき揚の天丼は、小柱、芝海老、三つ葉で構成された贅沢な一品で、そこにしいたけのてんぷらと大ぶりの隠元豆のてんぷらが添えられていました。
かき揚は丼つゆを潜ってきたことからシットリとした口当たりに仕上げられ、これを箸で程良い大きさにして熱燗で清澄に整った口に運びました。
そして、軽く咀嚼を行いますと、熱が加わった良質の素材から出る旨味と香りが広がりました。
そこに天ぷらの衣に由来する良質の小麦粉が油で揚げられた淡い甘味を纏った旨味、そして丼つゆから来る収斂性を帯びた甘辛味、それぞれが独立しつつもバランス良く混ざりあって、落頬・落涙・垂涎・垂鼻の境地に誘われるのでした。
そして、全てを飲み込んでから追いかけるがごとく熱燗を一口含みますと、口腔内がかき揚げの余韻を保ちながら清澄な状態へと変わっていくのでした。
かき揚げの半分ほどまでこれを繰り返し、熱燗が尽きたところでご飯とともにいただきました。

なお、隠元豆の天ぷらは、淡い葉緑素系の苦みが加熱で程良く甘くなった鞘の味わいと実に好い感じ相乗していて、熱燗と実に相性の良い一品としてその存在感を誇っていました。

1dscn8235

セットになっていた味噌汁は白味噌に極僅かな量の赤みそを合わせたような味わいで、かき揚げ天丼の合間にいただくとそのリフレッシュ効果は抜群でした。
また、ここでは見えませんが、中には浅蜊が2個はいっていました。

なお、一つ気になったことがありました。
それは、フロア担当のお姉さんが二人居られたのですが、どちらのお姉さんからも「ご飯とお味噌汁はおかわりできます。」と数度にわたって告げられたことです。
味噌汁に関しては良しとしましても、天丼でご飯のおかわりは生まれて初めて聞いたコンセプトでした。天国ではそのようなサービス(?)をされているのでしょうか・・・。それとも、昔々に銀座の天国でご飯の大盛をリクエストしていたことが何かの記録に残っているのでしょうか・・・。それなら、「大盛もできます」の一言で良いはずですか・・・。

1dscn8238

香の物には京都でいう「べったら漬け」が二切れありましたが、その皮側に飾り包丁が入れてあり、食感が柔和になっていました。
これは良い感じの工夫だとの印象が強かったですが、できれば更に半分づつにカットして一口サイズの大きさにしてあるともっと良かったように思った次第でした。

   

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コメント

これまた上品な食事でしたね。ボリュームも少なめ、お酒もちょっとと良い感じ。私も先日初めて、中華料理屋に入りましたが、20分ほどの滞在、隣に人が座る。例のコロナ検知アプリの検出条件を満たしますね。Androidに例のソフト入れられましたか?

Kincyanさん
4か月ぶりの外食というのは些か緊張気味に推移しました。
かき揚が大きくて満腹になり、夕食はいつもの半分で十分でした。
劉は自転車で行けるからいいですねェ。
あのアプリですか?ほとんど人混みには出掛けないので要らんかもです。
とはいえ、朝の中央線は過密状態で高齢者には実に危険ですから、次回の出陣に際してはインストールしましょうかねェ。

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