西安/ 秦始皇帝兵馬俑博物館 秦兵馬俑二号坑蹟址 (戦車騎兵混合部隊、戦車歩兵部隊、戦車部隊、弓兵部隊) [始皇帝ツアー DAY 2 10:20]
秦兵馬俑二号坑蹟址 入口
「秦兵馬俑一号坑蹟址」に続いて訪れたのは「秦兵馬俑二号坑蹟址」でした。 兵馬俑坑配置図(出典:始皇帝の知られざる姿を説く 秦の始皇帝 天下統一の旅 期間:2019年10月18日(金)~22日(火)4泊5日 資料集、 同行講師:鶴間和幸教授(学習院大学)、日中平和観光株式会社)
秦兵馬俑二号坑 兵馬俑配置図
「秦兵馬俑二号坑」は発掘調査実施済みということで、その全容は戦車騎兵混合部隊、戦車歩兵部隊、戦車部隊、弓兵部隊のものということです。
発掘調査が行われたとはいうものの1号坑とはイメージが異なっていて、波打つ部分は深く掘り下げられてはいないような印象でした。
また、目立った坑は見当たらず、かつ俑も置かれてはおらず、1号坑とは異なる様相に少し困惑したのでした。 見学者デッキ
兵馬俑は崩れた状態
とはいえ、左手に進んで行きますと波打つ面から掘り下げられた坑があり、そこには兵馬俑が散乱しているように見えました。
後日、日本に持ち帰りました「The Qin Dynasty Terra-Cotta Army of Dreamas,Zhang Lin, Xi'an Press, March 2015」によりますと、波打つ面は坑の天蓋部分を支持した木材であり、その下に兵馬俑が埋もれているという説明がなされていましたが、上掲の写真からはそのことが明確に分かりました。
思いますと、ここでは鶴間先生の解説をちゃんと聞けていなかったことが先述のような印象を持った原因であると思っています。
また、2号坑は1号坑と違ってフロアには発掘された俑が陳列されていて、真近に俑を見ることができました。
これらの陳列によって、俑は表情がそれぞれ異なっていたり、あるいは細かい細工が施されていたりと、俑を近くで見ることのメリットを堪能できました。
なお、鶴間先生の解説で、兵馬俑は黄土を成形・焼成した後に黒色の漆を塗布し、そこに着色したということでした。
俑はなかなか手間暇とコストのかかる作品だったようです。 跪射俑(正面)
跪射俑(背側)
跪射俑(履物の底)
将軍俑
中級官吏俑
立射俑
馬俑の腹部の穴があるのは焼成時のガス抜きのため
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コメント
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そろそろPC交換されますか。ブログがとても見にくいですものね。
投稿: kincyan | 2019年11月 9日 (土) 08時45分
画面が見づらいでしょう!
ココログの仕様が変更されてからこの状態が続いています。
そろそろ・・・、ですな。
投稿: JFK | 2019年11月 9日 (土) 11時07分