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2019年7月16日 (火)

堺(堺東)/ とんかつKYK 堺高島屋店(堺高島屋店の特別メニュー かつ鍋膳、熱燗)

1img_3657 とんかつKYK 堺高島屋店

「とんかつKYK」は大阪エリアでは知らない人は居ないと思っている。
その知名度は、蓬莱の豚まんや北極のアイスキャンデーなどに引けを取らないもので、私やHO氏の世代の人であれば高校生の頃には既に頭の中に存在する店名の一つである。

「とんかつKYK」のお品書にはその名称の由来が記されていて、それを要約すると次のようになる。
すなわち、1946年に創業した「喫茶KYK」は創業の地である大阪市阿倍野区にあった「瓦町洋裁研究所」の頭文字を引き継いでKYKとしたもので、現在では「Keep You Kindly」を真意としている。とんかつ専門店としては1965年に開業して現在にいたる。」とのことである。
最近、ミュージシャンのD氏が頭文字で表現することを流行らせておられるが、KYKは既に73年前に摂り入れられた表現なのであった。
なお、全くの余談ではあるが、1979年にM社に入社した際の社内における安全教育でKYKという言葉が出てきた。
その意味するところは「危険予知訓練」の頭文字を並べたもので、関西出身の者は豚カツを思い出したものであった。

1img_3639 熱燗

さて、この日は母を病院に見舞った後、夕食を摂るべく「とんかつKYK」に直行したのであった。
それは、豚カツの名店である「とんかつKYK」でカツ丼をいただこうという明確な目的があったからであった。
しかし、ことは左程容易には進まなかったのであった。
即ち「とんかつKYK」ではカツ丼なるものは供されていなかったのであった。
ここからは私の推察であるが、一般的には豚カツの専門店というものは豚カツそのもので勝負しておられるようであって、百歩譲ってもかつ鍋までなのであるということであるようであった。

そこで、先ずは熱燗をグビリと飲りつつお品書を見ていくと「堺高島屋店の特別メニュー かつ鍋膳」という料理があった。
「かつ鍋」あるいは「かつ煮」といえば、築地では「カツ丼の頭」のことである。
そこで、この当時「カツ丼」の上に載せられた食材を調べていたのであったこともあって「これ幸い!」と膝を打ち、この「堺高島屋店の特別メニュー かつ鍋膳」をいただくことにしたのであった。

1img_3644 堺高島屋店の特別メニュー かつ鍋膳

熱燗をチビリチビチビと飲りつついると、「堺高島屋店の特別メニュー かつ鍋膳」が供された。
真っ先に見たのはカツの上の食材で、それは『三つ葉』であった。
仮に「とんかつKYK」でカツ丼が供される日が訪れるとすると、カツ丼の上には三つ葉がに載せられるであろうことが想像できたのであった。

「堺高島屋店の特別メニュー かつ鍋膳」は、サイドに付けられたキャベツが甘くて美味であったが、それ以上に「かつ鍋」自体が特別メニューと称されるだけのことがある美味な料理であった。

1img_3646 かつ鍋

先ず、かつ自体のクオリティが高く、程良い噛みごたえと肉の旨味が群を抜いて上質であった。
また、おつゆも出汁のバランスのとれた甘辛さが玉子の旨味を高めていて、それがカツの衣に絡んでいて、落頬、落涎、落涙、落鼻水の境地であった。
また、後追いで入れられた玉子が半熟状態で、その黄身を絡めていただくカツも好い味わいであった。

熱燗でいただく「かつ鍋」はタマラヌ美味さであって、熱燗をもう一本注文しようかと迷ったが、ここはご飯でいただくことにしたのであった。
これがまた得も言えぬ美味さであって、ご飯のふっくらした食感とカツの程良い歯応え、ご飯の淡い甘味とかつ鍋の収斂性のある極上の旨味は他ではなかなか味わえないもので、組合せとしてお酒も良いしご飯も実に良いのであった。

   

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