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2019年6月24日 (月)

堺(堺東)/ まるは (かつ丼、玉子追加、みそ汁)

1img_3098_1 まるは

昨年のことであるが、堺東のディープな飲食店街の中を歩いている際に見付けたのがこのかつ丼専門店「まるは」であった。
その時以降、堺東に行くたびに気になって仕方がなかったが、今年の4月になってやっとその想いが叶ったのであった。

この日は、夕食を摂るべく堺東に向かったのであったが、気分は最初からカツ丼に集中していた。
19時過ぎに細い通路に面した側の暖簾を潜り、長い方のカウンター席の右側に着かせていただいた。
改めて店内に目を遣ると、当店はカウンター席のみ8席ほど(細い通路側に5席、直角側に3席と推察)の設えとなっていて、3席と長さの短い方のカウンターに二人の爽やか系若者が先客として着座されていた。

入店に際には、ご夫婦であろうか、お二人がそれぞれに「いらっしゃいませ。」と小気味の良い声で迎え入れてくださった。
また、注文の際に店主殿と一瞬目が合ったが、その眼差しには料理に真摯に向かわれるプロフェッショナルの光芒が湛えられていた
さらに、客に愛想をする訳でもないのに、接客の言葉や仕草が実に丁寧で、客を迎えるにあたっての心に温かいものがあるように感じられた
その一方で、注文を受けてからのご夫婦の動きに無駄な動作や会話はなく、実に硬派な店であった

1img_3090_1 壁のお品書(「てんこ盛」はご飯が大盛のこと)

さて、注文であるが、壁のお品書は実に簡単明瞭であって、「かつ丼」一本とそのアレンジのみで構成されており、私は「かつ丼」に「玉子追加」と「味噌汁」をお願いした。

1img_3091_1 沢庵

「かつ丼」が造られるのをカウンター越しに見ていると、先ず豚肉が塊からカットされ、そこに衣が付けられ、更にそれが揚げられるのを目の当たりにすることができたのであった。
これらは全てご主人の動作であったが、最初の肉の扱い方からして丁寧なもので、後は推して知るべしであるが、衣の付け方、かつを揚げる手つきや頃合いなどなど、積極的な丁寧さと熟練の技が随所に見ることができたのであった。

また、夫婦の息の合い方も絶妙で、ご主人が敢えて告げられずとも、女将さんがドンピシャのタイミングでみそ汁を仕上げていかれたのであった。

1img_3093_1 かつ丼(玉子追加)

そして、出来上がった「かつ丼(玉子追加)」と「みそ汁」がカウンター越しに渡され、その姿を暫し眺めてからやおら食べ始めた。
何せ揚げたてのかつを丼つゆと玉子で綴じたばかりのものであるから、全体にアツアツの仕上がりとなっていて、先ずはフ~フ~してから口に玉子を纏ったかつを口に運んだ。
かつは優に1cm以上の肉厚である。
それを包む衣には丼つゆが染み込むとともに玉子がフワリと絡んでいて、衣から滲み出る脂を含んだ醤油ベースの丼つゆの収斂味、玉子の甘味、咀嚼によって広がる肉の旨味、がそれぞれ個別のクラスターを維持しながら味蕾を複層的に刺激してくるのであった。
「まるは」の「かつ丼」は、実に美味しいカツ丼であった。
ただ、正直なところ、丼つゆは私には若干醤油の尖ったアクセントが強く感じられるものがあったが、これはこれで当店の個性というものであろうと納得した次第であった。

1img_3094_1 

なお、当店の飲み物は缶ビールのみで、清酒はない。
したがって、熱燗もない、のであった。
私的には、『かつ丼の頭』で熱燗を飲りたいと思うところである。
とはいえ、残念ではあるが当店は居酒屋ではない。
生粋のかつ丼専門店である。
改めて思えば、「サクっと食べて長居はしない。」というのが当店におけるマナーというものであろうし、これで良いのだと思料するところである。

1img_3095_1 薬味

   

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