EPHESUS(トルコ)/ EFES ORENYERI [トルコ観光旅行 DAY 3 1300]
ヴァリウスのローマ様式の浴場
エフェス(ギリシャ語ではエフェソス)は紀元前10世紀頃に興り、紀元8世紀に東ローマ帝国が放棄するまで続いた都市であり、その遺跡は2015年に世界遺産に登録されたとのことである。
エフェス遺跡は広大なエリアの中にあり、そこには多くの見所があった。 概略図(出典:地球の歩き方 E03)
私達はエフェス遺跡の南側の入口から入場し、クレテス通、マーブル通、アルカディアン通を経て北口まで歩いた。
その間いずれも素晴らしい光景に出会ったが、詳しくは専門書の解説に委ねることとして、印象に残った景色を掲載することとしたい。
まず、南側の入口を入って直ぐに「ヴァリウスのローマ様式の浴場」が現れた。
いきなり引きこまれる姿の建物であった。 市公会堂の列柱
二ケ、人と比べると存外に小さい
クレテス通を進むと「二ケ」のレリーフがあった。
ガイドさんの説明によると、ナイキ(NIKE)の社名の由来はニケ(nike、勝利の女神)であり、ここのニケの形がロゴマークに反映されたということであったが、ネット見ると異なるエピソードが書かれていた。
NHKのチコちゃんが言うように諸説がいろいろあるようである。 クレテス通の途中 (坂道になっている)
クレテス通は約1kmの下り坂となっていて、両サイドに石柱や建物が並んでいた。 クレテス通の坂道からケルスス図書館が見える
クレテス通の中間地点に至ると、その先に「ケルスス図書館」の威容が見えてきた。 トラヤヌスの泉
更にクレテス通に沿って「トラヤヌスの泉」や、現代で例えるとニューヨークの5番街や東京の銀座に相当するであろうという高級ショッピングゾーンがあった。 高級ショッピングゾーン、手前の舗道はカラータイルのモザイクで飾られている
ハドリアヌス神殿
また、「ハドリアヌス神殿」では、エントランスには「女神ティケ」が、その奥の門には「メドゥーサ」のレリーフがあった。 女神ティケ
メドゥーサ
ケルスス図書館、正面1階に4人の女神像(知恵、運命、学問、美徳)が見える
クレテス通の坂道を降り切るとその先に巨大かつ荘厳な「ケルスス図書館」が聳えていた。
時間の都合で中には入らなかったが、少し残念な気分であった。 マーブル通
マーブル通は南北に延びる通であり、沿道に大きな構造物が無く青い空が冴えわたっていた。 娼館の広告(マーブル通)
マーブル通の中程に、足形をした「娼館の広告」があったが、この足形よりも小さな足の男は入れてもらえなかったということであった。 大劇場の観客席
マーブル通の北端に至ると「大劇場」があり、中に入ってみた。
HO氏は観客席の上段辺りにまで登っていた。 大劇場のステージ
大劇場(アルカディアン通より)
なお、写真から大劇場は山の斜面を削ってできていることが分かる。 アルカディアン通(大劇場より)
「アルカディアン通」はガイドさんによると別名クレオパトラ通と称されていて、アントニウスとクレオパトラが新婚旅行で滞在した際に通ったことから名付けられたということであった。 5色キャンディ
最後に私達のグループの集合場所である北口付近には数々の土産物店があったが、その一つにすごくカラフルな5色のキャンディを売っている店があった。
かなり粘るキャンディのようで、店のお嬢さんが巧みに棒に巻いていた。
このお嬢さんは私にもイカガデスカ?と薦めてくれたが、余り食指が動かず、莞爾とほほ笑んで丁重にお断りした次第であった。
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コメント
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ここもすごかった。圧倒されましたね。我々の国は、まさに極東のちっぽけな国だというのを思い知らされました。でもちっぽけな国だけど、いとおしいですな。このように、海外、特にヨーロッパ(いちおうトルコの、今回廻った地域もヨーロッパに入れときましょう)をみると、歴史の奥行・広さに感じ入ります。たぶん中国やインドを見てもそのように思うのでしょう。ヨーロッパは、これらトルコの遺産を引き継いでいるともいえるのですが、EU諸国は、ビザンツ帝国の後、アナトリア半島がイスラム化されたので、認めたくないのでしょうかね。その心情や、微妙です。トルコのEU加盟も、早く認めてやればいいのにね。域内の多様化、極右に走るガードにはなりませんかね^^。
投稿: kincyan | 2018年11月17日 (土) 06時34分
Kinvyanさん
EFESの遺跡は凄かったですねェ。
建物も綺麗に残っていたものが多く、都市遺跡というものに心を奪われましたです。
昔々一緒に仕事をしていたドイツ人と毎晩のように飲み歩いたことがありましたが、彼らがポロリと言ったことにギリシャ人はヨーロッパ人にとって理想の美系(男も女も)ということでした。
今回のトルコ旅行ではギリシャ人もトルコ人もエリアによっては同様の血を引く人達のようでしたから、ある意味では西欧の人達にとってトルコという国も憧れの国なのではないかと思えるようになった次第です。って、脈絡のない話ですみませんでした。
投稿: JFK | 2018年11月17日 (土) 14時52分