小平/ Pâtisserie DOUNEL (ペッシュメルバ、紅茶)
Pâtisserie DOUNEL
先日、自宅を出てから小金井街道に沿ってJR武蔵小金井駅を経由して花小金井駅まで行き、そこからJR武蔵小金井駅まで同じ道を歩いた。
小金井に住み始めてから20数年になるが、花小金井まで歩いたのは初めてのことであった。
歩数は約12,000歩と思ったほどではなかったし、実際に歩いてみると小金井公園から花小金井までは左程の距離でないことが分かったのであった。
この散策の途中では、予ねてから噂を聞いていた洋菓子店の「Pâtisserie DOUNEL」に立ち寄る機会を得たのであった。
店内に入ると、そこにはケーキのみならず多くの種類の洋菓子が並べられていて、見ているだけでも楽しいものが満載であった。 ペッシュメルバ、紅茶
そして店内奥にあるケーキのショウケースに歩み寄り、若い女性パティシエさんに尋ねると店内でケーキをいただくことができるとのことであった。
そこで、いずれもが煌びやかな光彩を放っているケーキを前に熟考を重ねた結果、「ペッシュメルバ」という桃をまるまる1個使ったケーキを選択し、紅茶と一緒にいただくことにした。
注文を終えて、「ペッシュメルバ」と「紅茶」が供されるまでの間に店内右側にあるスペースに移動し、先客が誰も居られないことを良いことに唯一設えてある丸テーブルとカウチに着いた。 ペッシュメルバ
さて、「ペッシュメルバ」というのは先述の通り桃を丸ごと1個使ったもので、種が抜かれた処にカスタードクリームが満たされたものであった。
フォークを桃の実に入れて下側に移動させると、熟れた桃の実をカットしていく軽い手ごたえが得も言えぬ心地よさであった。
カスタードクリームは淡くヴァニラの風味が付けられていたようであり、また味わいも桃の風味を損なわないように抑制されたものとなっていた。
この「ペッシュメルバ」はデリケートな味わいの逸品であって、桃が主役であるが単に桃を桃として味わうものではなく、桃の上質な風味を活かしながら人の手によって桃以上の品に変貌させられた一品であった。
なお、こういう繊細な洋菓子には紅茶がマッチするように思うところである。 店内右奥の丸テーブルとカウチ
窓の傍の飾り
« 新宿/ TORAYA CAFE ・ AN STAND (あんペースト抹茶オレ、グラノーラ[あずきの皮&ナッツ]とヨーグルト) | トップページ | 横田基地/ 日米友好祭 2018 (F-16 コクピット) »
「小平(カフェ)」カテゴリの記事
- 小平/ Pâtisserie DOUNEL (ペッシュメルバ、紅茶)(2018.09.16)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/594928/67163442
この記事へのトラックバック一覧です: 小平/ Pâtisserie DOUNEL (ペッシュメルバ、紅茶):
« 新宿/ TORAYA CAFE ・ AN STAND (あんペースト抹茶オレ、グラノーラ[あずきの皮&ナッツ]とヨーグルト) | トップページ | 横田基地/ 日米友好祭 2018 (F-16 コクピット) »
桃の持つ上品なお味を活かしながら更にもうひとつの美味しさ、お洒落で贅沢なスイーツですね。 桃を丸ごと一個頂きますとお腹がいっぱいになりそうです。
お紅茶はダージリンを頂かれたのでしょうか?
このスイーツにお紅茶を? さすがJ氏さんですね。
桃も お紅茶もお互いに邪魔をされることなく楽しむことができますもの
投稿: FORTNUM&MASON | 2018年9月18日 (火) 23時32分
FORTNUM & MASONさん
桃の本来の美味しさを保ちつつ、そこに人の手でプラス要素を重ねることで、ケーキという作品ができているということが実感できるペッシュメルバでした。
桃が丸ごと1個使われていますが、散策した後の胃袋には丁度良いサイズでした。
紅茶の種類ですか?
う~む、分かりませんでした。
投稿: JFK | 2018年9月19日 (水) 16時46分