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2018年3月24日 (土)

新宿/ 永坂更科 布屋太兵衛 (親子南蛮蕎麦)

1img_7005 永坂更科 布屋太兵衛

1998年の頃であったであろうか。
まだこの頃は霞ヶ関ビルにオフィスがあって、昼食は近くにある官公庁の食堂、あるいは虎ノ門や新橋方面にあるサラリーマン御用達の店に出向くことが多かった。
とはいえ、極偶にではあったが霞ヶ関ビルの1階にある飲食店に食べに行くこともあった。

当時の霞ヶ関ビルの飲食店エリアはリノベーション前のものであって、記憶が正しければ「永坂更科 布屋太兵衛」はエントランスに近い場所で営業されていたのであった。
オフィスにはこの店のファンも多く、初めてこの店に誘ってくださった先輩のMK氏もその一人であった。

MK氏は数ある蕎麦の中から「親子蕎麦」がお好みであって、私も薦められるままに「親子蕎麦」を注文したのであった。
この当時の私は食欲が旺盛であって消化の良すぎる麺類はごご3時には空腹を感じるようになるので昼食の対象にはしていなかったのであり、また実のところ蕎麦という食べ物には余り期待してはいなかったのであった。
ところがである。
供された「親子蕎麦」はその名の通り鶏肉を主体とした具材が玉子で綴じられたものであったが、鶏肉以外には甘く煮られた椎茸、蒲鉾、葱など数種類の具材が入れられていて、蕎麦とはいえ味のヴァラエティに富んでいて大変美味なのであった。
また量も多く、満足度の高い蕎麦なのであった。
それ以来霞ヶ関ビルでは「永坂更科 布屋太兵衛」で「親子蕎麦」をいただくことが多くなったのであった。

あれから20年近くの月日が経ったある日、新宿のクリニックの帰りにJR新宿駅の近くにある「永坂更科 布屋太兵衛」に立ち寄ったのであったが、その際に「親子南蛮」というのがあることに気付いたのであった。
そして、この「親子南蛮」は霞ヶ関ビルで食べたあの「親子蕎麦」であると確信したのであった。
しかしながら、この日は既に「カレー南蛮」を注文した後であったので「親子南蛮」は後日の機会に譲ることとしていたのであった。

1img_6999 永坂更科 布屋太兵衛のお手拭きと割箸

先日、新宿に出る機会があったので想い出の「親子南蛮」をいただきに「永坂更科 布屋太兵衛」の暖簾を潜ったのであった。

1img_7001 親子南蛮蕎麦

そして、席に着くとほぼ同時にお姉さんに「親子南蛮蕎麦」を告げたのであった。
待つこと暫時、我が期待の詰まった「親子南蛮蕎麦」が目の前に置かれた。
先ずは蕎麦を持ち上げて啜り上げた。
上品な蕎麦であり、上品なおつゆが絡んでいた。
次いでフワフワの玉子を一口含んだ。
おつゆが玉子に取りこまれ、これがに実に佳い味わいであった。
そして具材であるが、鶏肉と長葱であった。
想い出のあの「親子蕎麦」とは異なっていたが、美味しくいただいた次第であった。
なお、若干期待が外れたことで、念願であった芋粥を食べないという選択をしたことが書かれている芥川龍之介の小説を思い出したのであった。

   

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