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2017年11月21日 (火)

庄和町(埼玉県北葛飾郡)/ 国土交通省 首都圏外郭放水路 特別見学会 (調圧水槽(地下神殿))

1img_3499 調圧水槽(地下神殿)

先日は朋友のHO氏に誘われて「国土交通省 首都圏外郭放水路 特別見学会」に行った。

1img_3449 

「国土交通省 首都圏外郭放水路 特別見学会」では年に一回だけであるが地下神殿と称される「調圧水槽」内に立ち入ることが許される。
そして、そのためには事前に申し込んで抽選に当選しておかなければならないとのことである。
HO氏はこの申し込みを行い、みごと当選を果たしたことから私にも同行する機会を分けてくれたのであった。

1img_3472 南桜井駅北口前

特別見学会が開催された11月18日は、柏で集合して昼食を摂り、東武野田線で南桜井駅に向かったのであった。
南桜井駅からは庄和排水機場までシャトルバスが30分毎に運行されているということであったが、大勢の人が見学参加されたようで20分毎のピストン輸送に変更となっていた。
私達は長蛇の列に並び始めて2巡目のバスの最後の乗客となったのであったが、乗車口付近で10分間ほど揺れに対する微妙なバランスを保つことを余儀なくされたのであった。
なお、帰りのバスでも同様に最後の乗車となり、大そう不自然な姿勢を取ることとなった。
後少しのところで次のバスではあるが着席できるというタイミングであったが、まあこれも我々の持って生まれた運というものであろうか。

1img_3483 庄和排水機場の建物

庄和排水機場ではグルリと建物を一回りした後、調圧水槽(地下神殿)へ歩を進めた。
調圧水槽(地下神殿)への入口ではバスと異なって行列もなく、スムーズに地上の入口から中に入ることができた。

1img_3488 調圧水槽底に繋がる階段

入口を入ると直ぐに階段が幾重にも折重なっていて、下を覗くと遥か下方に人が見えたのであった。
老いた身には急な階段であり、注意しながら地下22mの位置にあるという調圧水槽の底を目指したのであった。

1img_3496 調圧水槽入口付近

1img_3522 調圧水槽内

「調圧水槽」は地下22mの位置にあり、長さ177m、幅78m、高さ18mの巨大水槽である。
が、水の溜められていない時は巨大な空間であって、林立する柱の景色や照明の効果もあって地下神殿を彷彿とさせられるのであった。

1img_3526 調圧水槽内

また、柱(長さ17m、幅2m、高さ18m)が59本あるとのことで、これらが天井(グラウンドの地面)を支えているということであった。

1img_3531 調圧水槽内

1img_3547 第1立坑

1img_3550 出口に至る階段

1img_3555 調圧水槽内

1img_3482 この広いグラウンドの下に調圧水槽がある

[参考資料(出典:首都圏外郭放水路 平成26年改訂版)](当ブログで記載した図の番号は元の資料とは関係ありません)

1img_0002 図1 中川流域とその断面

図1) 中川流域は水が溜まりやすい皿のような地形で(緑の線で囲まれたエリア)、大雨の際には危険な状態が続いていた。
その断面図(赤線の部分)は下図のようになっていて、水の溜まりやすい皿状の部分がピンク色で示されている。

1img 図2 首都圏外郭放水路イメージ図

図2) 首都圏外郭放水路のイメージ。首都圏外郭放水路は国道16号線の地下50mを6.3kmに亘って伸びている巨大トンネル(内径10.6~10.9m)である。

1img_0001 図3 首都圏外郭放水路全体構成図

図3) 立坑は深さ約70m、内径約30mである。

1img_0003 図4 流入施設

各河川が増水の際には、河川の水位が「越流堤」の高さを越えると自然に施設に流入する仕組みとなっている。

1img_0005 図5 排水

図5) 排水は5.4mX4.2mの排水樋管6門を通って江戸川に流される。

   

1img_3512 インペラ(羽根車)

インペラ(羽根車)は調圧水槽に溜まった水を排出するために使われるもので、直径3.7m、重さ35トンだそうである。
合計で4基あり、1秒間の排水能力が25mプール一杯分(4基合計)に相当するとのことである。

1img_3508 インペラ(羽根車)

1img_3567 シードルマシンの掘削機(屋外展示)

   

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防災(河川管理)」カテゴリの記事

コメント

いやぁ、これを待ってました。
「地下神殿」の名にふさわしい迫力ですね。写真で拝見するだけでも圧倒されますが、実際に自分の足で上り下り
(正確には下り上りでしょうか)し、この場に身を置いてみるのは、大変な経験ですね。地下宮殿の空気のにおい、
かいでみたいですなぁ。中国古代の禹は黄河の氾濫を治めて帝となりましたが、現代においても治水は政治の要
だということが実感できますね。こういった施設は別の地域や他国にもあるのでしょうか。日本の土木建築技術の
粋を見る思いです。貴重なご経験をわけていただき、ありがとうございます。
ところでビル1階分の高さはおおよそ3mだとか。22mというと7~8階分を上り下りされたことになりますね。
まことにおつかれさまでした。

埼玉県とは また随分遠出をされましたね。
小金井市からですと どのくらいかかったのでしょうか。
でも素晴らしいです。
地下神殿、まるでパルテノン神殿を思わせるようでとても神秘的ですね。埼玉県にお住まいの方々は防災への備えとして体感するのはいいですね。ちょっとググリましたら全ての見学会で地下神殿見学を行うようですから此方に伺ってみたくなりましたよ。小中学生の社会科の授業で訪れるのもいいと思います。
今回は大人の社会科見学でしたね。

Kabochanさん
文章を纏めるのに少し時間がかかり、掲載が遅くなってしまいました。
ご容赦ください。
見学した調圧水槽はテレビで見たことがありましたが、実際に入ってみると大変な迫力がありました。
治水というのはどの国でも重要なことですね。
古代エジプトも、古代中国も、大河を治めることができないと国は治まらなかったようですが、現代でも同じことですね。
そういえば、昨年氾濫した鬼怒川という名前の川はその昔には鬼が怒ったような凄い氾濫をしたのでしょうかねェ。

治水に限らず全ての防災においては想定外などという言い訳をするよりも事前にちゃんと想定することが大切なように皆が思っていると思います。

FORTNUM & MASONさん
埼玉県までは行き先にもよりますが、南桜井駅までは約2時間ほどかかります。
帰りは栗橋駅から乗りましたが、ここからですと1時間半というところでした。
調圧水槽には初めて入りましたが、予想していた以上に巨大な空間でした。
防災ということではありますが、その構想の大きさに甚だ感心した次第でした。
機会がおありでしたら是非訪ねられることをお薦めいたします。
ただし、階段の下り上りは結構しんどいことですので、履物にはご留意ください。

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