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2017年6月23日 (金)

京都/ La Tour (Menu Suggestion)

1img_6732 京都大学正門前の楠と時計台

先週の土曜日は朝から京都に向かった。
JR東海道線と京都市バスを乗り継いで京都大学の正門前に着いたのは11時半に数分前のことであった。
土曜日ということと日差しが強く暑かったということもあってか殆ど人通りはなく、正門付近は静かな佇まいを見せていた。

この日は昼食を摂ることが京都における最初の課題であり、そのために京都大学の時計台にあるレストラン「ラ・トゥール」を目指したのであった。

1img_6768 ラ・トゥール

実は、前日に「ラ・トゥール」に電話をして予約をしようとしたが、既に満席であると断られていた。
しかしながら、先ずは行ってみて運が良ければ一人客でも一席を宛がわれるのではなかろうかと思いながらエントランスを通り、案内を請うたのであった。
すると、何ら滞りなく二人用のテーブルに案内されたのであった。

1img_6737 店内(部分)

因みに、この日は11時半頃から13時頃まで店内に居た。
その間カジュアルないでたちの方々が何組も席に着かれたが、それでもテーブルの三分の一は空いたままであった。
また、支払い時に尋ねると、かなりの数のテーブルは当日客のために空けてあるということであった。
したがって、テーブルを確保するということにおいては予約して訪れるのが最も安全ではあるが、予約がなくても問題無さそうであり、臆せずに行ってみれば良いということが分かったのであった。

1img_6767 東側の壁にはフランスの街かどの風景画

案内されたのは店内東側のエリアで、銀座の某所で見かけたのと好く似た景色が描かれた油彩画が背後にあり、店内の様子が良く見える佳い席であった。

1img_6735 隣のテーブルの傍にはアップライト型ピアノ

隣のテーブルは予約席となっていて、三人の妙齢のマダムが着かれたのであった。
会話の内容は聞こえてはこなかったが、マダム達の会話の声やトーンがとても品の佳いもので、土曜の昼のフランス料理というシチュエーションの中で心地よいものであった。

1img_6734 メニュ

席に着くとメニュが手渡された。
Dejeunerは3種類あっったが、私は事前にネットで調べて決めていた「Menu Saggestion」をいただく旨伝えた。
また、併せて白ワインをいただくことにし、二種類あるグラスワインの中から「Ch.Haut Pelletam」(2015)をお願いした。

1img_6739 Menu Saggestionのセッティング

1img_6744 Hors-d’oeuvre、ワインはCh.Haut Pelletam 2015

1img_6742 タスマニア産サーモンのマリネと夏野菜のプレッセ プチリーフのサラダ添え(プチトマトが転落しているのはご愛嬌)

オードブルのサーモンは鮭固有の脂分が舌に広がるとともにそれが歯に程良い接触感をもたらしており、佳い食感であった。
更には余分な味が付けられていなくて、鮭そのものの風味が口腔内に広がり、白ワインと好い相性であった。
また、夏野菜を使ったプレッセは野菜がレアに近い状態で供されていたことから、野菜そのものの口当たりが感じられるのであった。
加えて、野菜の爽やかな風味がダイレクトに伝わることから、少量ではあるが野菜をいただいたということを実感できる一品であった。
簡単そうに見える料理であるが、野菜を茹でたシェフの実力が垣間見える一品であった。
ただ、欲を言えば、付け合せのソースが茫洋としていて、シェフの個性を表現したいのか、はたまた野菜にアクセントを与えたいのか良く分からなかった。

1img_6747 Crème Vichyssoise Glacée

スープはヴィシソワーズであった。
この日の京都は30℃を越えるとの天気予報がなされており、その通りとなった。
事前に暑くなるということを考慮をした料理長の判断宜しく、冷製のスープが美味であった。

1img_6750 Plat de poisson

1img_6751  鮮魚のポワレ焼茄子のクーリとタプナードソース

Plat de poissonの魚の名は聴いたが忘れてしまった。
その身の締まり具合と味わいから鱸と推察するところである。
魚自体は新鮮で、白身魚に固有の香りもしていて、ソースとともに美味しくいただいた。
ただ一点だけであるが、皮をクリスピーに仕上げて欲しかった。
魚の旨味は皮部分にも在ることは衆人の知るところであるが、それは程良い焼加減が命というものである。
メニュでは焼茄子が強調されていたが、ズッキーニ、エンドウ豆、カリフラワー、コーン、のいずれもが瑞々しくかつそれぞれが良い味を出していた。

1img_6755 Plat de viende

1img_6754 牛フィレ肉のポワレ 丹波の地野菜と共に ポワヴラードソース

Plat de poissonの皿が下げられたタイミングでグラスの赤ワインをお願いした。
これも二種類の中から「Ch.Des Trois Tour」(2015)を選択した。
このワインは店名に因んで用意されたものと推察したが、ソムリエ氏に尋ねるとタマタマという返事が返ってきた。

フィレ肉はソースとの相性が良く、付け合せの野菜とも良い塩梅であった。

料理長は茄子がお好きなようで、魚料理に続いて肉料理でも茄子が添えられていた。
茄子という食材は存外に固有の味が感じられるものである。
その昔、NYのBouleyでテリーヌの一素材として茄子が使われたことがあったが、直ぐにそれと分かるほど茄子は個性のある材料であった。
その茄子が魚料理と肉料理で連続して供されたことは、個人的な感性の問題ではあるが、味わいに茄子の存在が強く出ていていささか倦感を否めなかったのであった。
茄子の連続を除けば実に佳いコースであった。

1img_6758 Assortiment de desserts

デザートは、シャーベット、コーヒーゼリーの冷たい系が爽やかであった。

1img_6763 Espresso

食後の飲み物は、メニュではコーヒーまたは紅茶と記されていた。
そこで、エスプレッソに変更できるかを訪ねたところ、快諾を得た。

   

1img_6741 

メニュにはコースが三種類記されているが、それ以外に軽食として、カレー、パスタ、オムレツがいただけるようであった。
これらは価格が約千円ということもあり、予約せずに訪れて、さっと食べて出て行かれる方々も多かった。
次回はカジュアルな服装で軽食というのも良いように思う次第である。
なお、京都大学のすぐ傍に日仏会館があり、機会があれば今度はこちらに行ってみたくもある。
その昔、研究室のOBが来られた時やあるいは偶に研究室のメンバーだけでということもあったが、澤本さんや他のメンバーと共に日仏会館で昼食をいただくということが何度かあった。
日仏会館は懐かしい場所でもある。

   

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コメント

まあ、広々として落ち着いた感じと ちょっとレトロな感じがあり もう高級レストランですね。
お料理が素晴らしいです。
お料理とワインの組み合わせ、素晴らしいマリアージュですね。
美しいご婦人とご一緒でしたら もっと素敵ですよ。

いいですね。京大構内でフランス料理とは。私の快気祝いは、フランス料理も悪くないですね。日本の風味に合わせてあるところがよいです。量もあまり食べられませんから、これくらいが良いですね。ワインはしばらくおあずけです^^。
(むさくるしい男二人で行きましょう.........。家人はよほどのことがない限り誘いには乗ってきませんしね)

FORTNUM & MASONさん
場所といい、店内の設えといい、高級レストランでした。
また、料理も佳くて、その割には価格が手ごろという嬉しいレストランでした。
惜しむらくはサービスにおいて一部残念なところが見られましたが、今後に期待したいところです。
美しいご婦人と一緒ですか・・・。
良いですねェ。

Kincyanさん
快気祝いにフランス料理とは、洒落てますねェ。
ゆっくり食事を楽しみましょう。
なお、快気祝いですからお酒の方もリカバリーしておいてください。
楽しみにしています。

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